反マスク

反マスクとは、新興宗教、陰謀論者、活動家などが主張する、人々がマスク（病気を防ぐためのマスク）を付けることに反対する思想のことである。

なお、２０２５年４月ごろからは反イーロン・マスクのことも反マスクと言われだした。

概要

風邪、インフルエンザ、花粉症その他の感染症や病気の対策として、外出時にマスクをしたり、マスクをしたまま接客することに反対する立場のこと。

理由

もともとマスクをする文化がない

日本以外の国では、もともとマスクをするということが一般的ではなく、「病気であるとアピールしている」「男らしくない」「大袈裟である」という捉え方をする国、地域も存在している。そのような国においてはマスクをすることはむしろ恥ずかしいことであり、マスクの着用を強制することは個人の自由の侵害であるということ。

また、「マスクをして顔を隠す＝何か犯罪を企んでいる」とみなす国や地域も存在し、そのような地域ではマスクをすることに心理的な抵抗がある。

マナー違反である

マスクをして接客をすることはマナー違反であると考える人もいる。「お客様をバイキン扱いするな」「笑顔を見せろ」ということ。

マスクでは感染を防げないから

ウイルスはマスクの隙間や穴よりも小さく、すり抜けてしまうから、感染を防ぐ効果がなく、それならばする必要がないということ。

ウイルスがマスクをすり抜けてしまうということは事実であり、しばしば「テニスラケットで砂糖を打ち返すようなもの」と揶揄されるが、実際にはマスクによって喉を乾燥から守ったり、ウイルスは無理でも飛沫を防いだりできるので、万全ではなくてもある程度感染を防ぐことはできるとされている。

新興宗教・陰謀論的な物

「コロナウイルスは存在しない」「マスクをすると健康被害がある」「マスクをしている人がいると子供の成長に悪影響を与える」「キリストに縋ればマスクをしなくてもコロナに感染しない」など。

その他

「単純に息しづらいし暑苦しい」「活動家みたいで気持ち悪い」「マスクをしている女性で性癖が歪む」など。

問題点

こういったことで、トラブルに発展することがある。特に２０１９年末から始まったコロナ禍の頃には、マスクの着用をめぐって店側と客がトラブルになったり、乗り物に乗る時に反マスクの乗客と他の乗客、客室乗務員が揉めたり、試験会場で反マスクの受験生が退場させられたりということがあった。

反イーロン・マスク

イーロン・マスク氏がドナルド・トランプ氏の盟友であることから、反トランプ派からはイーロン・マスクも敵視されテスラ社製の車が襲撃されるなどという事件も起こった。

関連動画

関連リンク

• テスラ車の「反マスク」ステッカー人気　米でマスク氏への抗議強まる中(2025年3月11日)

関連項目

• マスク
• コロナ禍
• 反ワクチン
• 陰謀論
• 新興宗教
• 左翼
• 活動家
• 新型コロナウイルス
• インフルエンザ
• イーロン・マスク