召集令状とは、兵役にある在郷者を召集する命令書である。主に戦時中に発令されたものを指す。
通称赤紙。
大東亜戦争も終盤に差し掛かり、兵力不足が露呈し始めた帝國陸海軍は在郷軍人を徴兵する事を決定。その徴兵を本人に伝える命令書が召集令状である。淡い赤色の紙を用いたため、赤紙と呼ばれる。赤紙が送られる対象は在郷軍人、つまり一度徴兵されて兵役に就いた事がある元兵士を指す。徴兵前の男子や、徴兵時に疾患や障害で落とされた者は対象外だった。
海軍は鎮守府管区司令部が、陸軍は連隊区司令部が発行し、警察署を通じて役所へ渡す。そこで初めて開封され、誰が召集されるのかが明らかになる。兵事係が台帳を参考にして氏名や住所に誤りが無いか確認し、役人が各々の家まで送り届ける。真夜中だろうと、本人が出てくるまで強く戸を叩いたとか。手渡す時、役人は「召集令状を持って参りました。おめでとうございます」という決まり文句を言う。書面には入隊日、配属先の部隊などが書かれており、入営した時に赤紙を返却する。もし応じなかった場合は脱走兵扱いになったり、重罪に問われる。
各省庁や公立学校に務める公務員は天皇陛下の大命を受けて直接国に雇われているため、徴兵の対象にならなかった。有力者の息子、軍のOB、軍に強力なコネクションがある人物、満州在住の人も免除されたという。
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最終更新:2025/04/11(金) 01:00
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