吉幾三とは、青森県出身の、今日の日本歌謡曲シーンを代表する演歌歌手、もしくはシンガーソングライターである。青森県北津軽郡金木町(現・五所川原市)出身。本名は鎌田 善人(かまた よしひと)。血液型はB型。
1977年、「吉幾三」としてのデビュー曲「俺はぜったい!プレスリー」で一躍有名となり、当初はコミックソング路線で立身出世を果たした。
続けて、1984年に発表した「俺ら東京さ行ぐだ」が大ヒット。田舎では見慣れた消防団のハッピにねじり鉢巻、強い津軽訛りで歌われるその曲は、「何もねェ」田舎の不便さ・滑稽さを自嘲気味に歌いながら、また一方では高度経済成長華やかなりし時代に東京という大都会に心細さを感じていた東北の寒村出身者を強く励ました。
氏はその後も徹底して「北国」の情景を歌い続け、経済大国への道をひた走る日本国の中に消え残る、古き良き時代の田舎の風情を歌い続けた。こうした努力は徐々に実を結び、氏の楽曲は世代を問わず多くの人々の心を捉えることとなった。
また、1986年から2001年まで、16年連続で紅白歌合戦に出場した輝かしい実績を持つ。
氏の代表的な大ヒット曲となった『雪國』をはじめ、『津軽平野』や『酒よ』などの名曲を立て続けに発表し、現在ではコミックソング歌手としてではなく演歌歌手として広く認知されている。
ちなみに、彼の「(演歌)シンガーソングライター」という肩書きであるが、そもそも演歌界では歌唱者が自らが作詞作曲するという行為は希である。彼の場合はさらに編曲まで手がけている楽曲まであり、演歌界の中では極めて希有な存在である。
2013年2月に不整脈を患ったが手術には成功、復帰を果たした。
2021年4月23日、カプコンのバイオハザードシリーズの新作『バイオハザード ヴィレッジ』の公式イメージソングとして氏が熱唱する「俺らこんな村いやだLv.100」が公開された。
タイトルからもわかる通り「俺ら東京さ行ぐだ」のアレンジ曲なのだがギャグ染みた歌詞にもかかわらず妙にマッチしている名(迷?)曲となっている。
詳細が気になる方は単語記事「俺らこんな村いやだLv.100」を参照の事。
演歌調の曲が多いため、もっぱら年配の方々がファン層の中心であったが、2008年の前半頃に往年の大ヒット曲である「俺ら東京さ行ぐだ」と他の楽曲のマッシュアップがニコニコで人気となり、やや変則的ながら若い世代へのリバイバルヒットを飛ばす形となる。このヒットを受けた吉幾三側はこの一連の流れに感銘を受け、遂にはニコニコ動画と吉幾三のコラボレーション企画が動き出すまでになった。
2008年7月28日、ご本人登場の模様
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最終更新:2023/10/01(日) 12:00
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