吉良一成とは (ザンネンオウジとは) [単語記事]

吉良一成とは、アニメ『ファンタジスタドール』の登場人物である。
CVは松岡禎丞。

概要

「希望相互扶助委員会」からの指示に従ってカードを集めている青年。
カードを集めることで代わりに貰える希望ポイントによって願いを叶え、愛する女性マリナの思い出が詰まった金庫（鍵は失くした）を伝説の鍵師に開けてもらっており、最終目標はマリナと再び恋人になることらしい。

ドールのことを単なるデータ・道具としか思っておらず、ドールを犠牲にするような戦術も平気で行う。
その上ヒステリー気味であり、動機のマリナについても「フラれただけ」らしいので単に元カノとの思い出に縋ってるだけっぽい、悪役というよりただのダメ男。
鵜野うずめ達からはいつの間にか「残念王子」の渾名を付けられていた。

「吉良一成」という名前は作中ではEDクレジットでしか描写されておらず、本編中で呼ばれたことは一切ない。
なお、読み方は「きらかずなり」とのこと（Twitter公式アカウントより）。
ちなみに、同期のアニメ『ロウきゅーぶ！SS』でも松岡は「上原一成（かずなり）」という役を演じてたりする。

うずめとの２度目の戦いの際に、言動が行きすぎてドール達から伝説の不採用通知を突きつけられてしまい、挙句ダイレクトアタックをお見舞いされるが、そんな自分を見捨てなかったアロエの言葉を受けてあるいは頭でも打ったのか改心し、手持ちのカードをうずめに託して去っていった。

その後は４話の次回予告でさりげなくドール３人と一緒にいたり（右上）、６話でマドレーヌに「『変態』は残念王子のような人のことで、『変人』はラフレシアの君みたいな人のこと」と中傷引き合いに出されたりしている。
最終回でも他の委員会マスターと共に駆けつけ、力を貸した。相変わらず頭の中はハッピーなままだった。

戦闘では電撃系のカードを多用している。

所有ドール

アロエ - CV：南里侑香
 和風メイドなドール。うずめのドールの一人・しめじとは以前同じマスターに仕えていた。
吉良の言動には辟易しているが、一方でマスターを失った自分を拾ってくれた吉良のことを大切に思っており、一度はチャンパ・バジルと共に伝説の不採用通知を突きつけたものの、結局彼の下に残ることを選んでしまった選んだ。
（なお、作中で羽月まないを操ったりしていたため、先のきれいな残念王子はどさくさまぎれに洗脳したんじゃないかという説も……）
「きっとこの人は、私がいないとダメだから」
チャンパ - CV：照井春佳
 ファミレスメイドなドール。
「そんなので突かれたら空気が漏れるでしょー！」
バジル - CV：大亀あすか
 執事メイドなドール。若干の矛盾を感じる。
「フラれただけのくせに……」

残念語録

「所詮はデータの分際で生意気なんだよ！」
「『申し訳ありません』じゃねぇんだよ！俺を不快にさせるなよ！
俺は！お前たちと違って！タンパク質も鉄分も！愛も持ってるんだ！！
道具なら道具らしく、ちゃんと持ち主の役に立てよ。俺をハッピーにさせろよ！」
「さすが伝説の鍵師！」
「なにっ！？な……ぁっ！」
「そうだ、今が最終奥義の時！食らわせろ、ザ・ゴッド・オブ・サンダー」
「ハハハハッ！おいおい、お前ら何深刻ぶってんだよ？所詮データが一つ消えただけだろ？」
「全ては、自分の愛の未熟さゆえの過ちだ……」
「愛とは、罪深きもの……！」
「委員長……貴女の愛に、協力させてほしい」