同志社大学とは (ドウシシャダイガクとは) [単語記事]

　同志社大学とは、関西の私立大学である。

概要

「関関同立」の「同」であり、関西の名門私立大学の一つとして人気。

キリスト教との関わりが深く、重要文化財に指定されるような教会をキャンパス内に有しているほどだが、いわゆるミッションスクールには正確には含まれない（キリスト教の伝道を主目的としなくなって久しいため）。
英学校がベースになっているためか、全国的にも珍しく、校歌が全て英語歌詞となっている。

新島とその妻「八重」を主人公に据えたNHK 大河ドラマ「八重の桜」が2013年度に放送された。
襄と八重とのエピソードはドラマの項を参照。　

　「我が校の門をくぐりたるものは、政治家になるもよし、宗教家になるもよし、実業家になるもよし、教育家になるもよし、文学家になるもよし、且つ少々角あるも可、気骨あるも可。ただかの優柔不断にして安逸を貪り、苟も姑息の計をなすが如き軟骨漢には決してならぬこと、これ予の切に望み、ひとえに希うところである。」　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　- 片鱗集

校地

同志社大学には主に2つ、合計では4つの校地が存在する。
といっても東大の本郷と駒場のような綺麗な分かれ方ではなく、市内とサテライト校地なので違いが大きい。
ちなみに、同志社大学ではキャンパスではなく「校地」と呼んでいる。

今出川校地（文系学部）
同校本部。願書や大学案内で大々的に映される、威厳ある西洋建築の校舎はこちら。
礼拝堂やクラーク記念館など、5棟が重要文化財に指定されている、非常に歴史ある校舎。
一方、文系学部の学生が最初からここに通うようになった（かつてはその多くが、前半の2年間を京田辺校地で過ごしていた）ことからキャパシティの拡大も図られており、清潔で大きな校舎も新たに建造されている。
南に京都御所、北に相国寺のある、京都では最高の立地。京都市営地下鉄烏丸線今出川駅とも地下で直結しており、遠方から通う学生にとっても非常にアクセスしやすい。
京田辺校地（理系学部）
サテライト校地。立命館大学の「BKC」と並ぶ二大がっかりキャンパスとして関西では知られる。
京都市内ではなく、むしろ奈良にほど近い京田辺市にある。
同志社女子大学・同志社国際高等および中学校もこの校地内に併設されているためかなりの敷地面積がある。
また、南に1kmほど離れた場所に多々羅キャンパスがあるがここも京田辺校地の一部である。
1986年に新築されたため、施設は清潔で設備も充実しているが、京都市にも大阪市にも奈良市にも30分以上かかるという立地の悪さなどから学生に敬遠されがちな校地。
とはいうものの、最寄り駅である同志社前駅が所属する片町線はJR東西線を経由して尼崎駅以遠まで乗り入れており、JR神戸線（東海道本線・山陽本線）やJR宝塚線（福知山線）から簡単にアクセスが可能である。また、京都市内からは近鉄京都線（興戸駅）が利用可能であり、遠方から通学するにはむしろ便利な部類の立地である。