名探偵コナン異次元の狙撃手とは (メイタンテイコナンイジゲンノスナイパーとは) [単語記事]

この記事は、映画のネタバレ（主に犯人の正体）を含んでいます。
閲覧は自己責任でお願いします。

『名探偵コナン異次元の狙撃手』（いじげんのスナイパー）とは、劇場版名探偵コナンの第十八作にあたる映画である。

概要

2014年 4月19日公開。興行収入は40億9000万円。

あらすじ

園子の招待でベルツリータワーの見学にやってきたコナンたち。
ところが、目の前で男が狙撃され射殺されてしまい周囲はパニックと化してしまう。
コナンは狙撃地点と思われる場所へ向かう途中、偶然居合わせた世良と合流し、犯人を追う。
犯人の罠にかかり窮地に陥った二人を助けたのはジョディたちFBIだった。
アメリカで起きた狙撃事件の容疑者を追っていたFBIと共に捜査を開始するコナンたち。
しかし、狙撃事件の影響で東京はパニックと化してしまう。果たしてコナンは犯人の計画を阻止できるのだろうか……。

登場人物（ドラッグ反転でネタバレ表示）

ティモシー・ハンター
- 元NEVY SEALS所属の狙撃手。
  その腕前で勇敢な兵士に贈られるシルバースター勲章を授与されるほどの英雄だった。
  しかし、ある仕官から民間人射殺を訴えられてしまい、それが元でシルバースターも剥奪。
  その後、戦場で敵の銃弾を受けて一命は取り留めたものの除隊。後遺症に悩まされることとなった。
  さらに妻が薬物過剰摂取で死亡。妹も婚約を破棄されたショックで自殺してしまう。
  彼の交戦規定違反を執拗に追及していた記者が狙撃されたことで最重要容疑者となる。
  実のところ、戦場で受けた傷の後遺症で狙撃が出来る体ではなくなっていたが、
  自分の命が長くないと悟って復讐を決意。ケビンに自分の全てを仕込んで最期はケビンの手で射殺された。
  赤井のことを知っていた模様。
マーク・スペンサー
- 元横須賀基地司令官で現在は米軍の相談役。
  ハンターとは面識がないものの、米軍の名誉に関わるとして自分らで事件を解決しようとしている。
  ハンターを止めるためなら射殺も止むなしと考えている。
  ジャックのやっていた事を知っており、ケリを付けるようにとカルロスを通じて狙撃銃を渡す。
カルロス・リー
- 元海兵隊の狙撃手で現在はスペンサーの運転手。
  ハンターと競い合うほどの腕前を持っており、スペンサーの信頼も篤い模様。
スコット・グリーン
- SEALSの元海軍兵曹長。狙撃スクールでハンターの教官を勤めていた。
  現在は日本でバイク店を経営しており、ハンターと接触していた。
  ケビンと同時刻に行方をくらませる。
ケビン・ヨシノ
- 元海兵隊2等軍曹。日系人。現在は日本でミリタリーショップを経営している。
  ハンターのことを尊敬しており、絶対に犯人ではないと擁護する。グリーンと同時刻に行方をくらませる。
  何度も戦場でハンターに命を救われており、その恩返しのため今回の計画に参加した。実行犯。
  ハンターに狙撃技術を仕込まれ、仕上げとしてハンター自身を殺すという試練を乗り越え、
  冷酷非情なスナイパーとして計画を完遂しようと最後まであがいた。
ジャック・ウォルツ
- 元陸軍特殊部隊大尉。ハンターの標的の一人と目される人物。
  現在はサンディエゴで軍装備品の製造会社を経営しているが、家族と日本へ旅行中に事件に巻き込まれる。
  ハンターを陥れた人物であり、事件の原因を作り上げた人物。
  ケビンを狙撃しようとカルロスから狙撃銃を受け取るが、全てはケビンとハンターの掌の上だった。
ビル・マーフィー
- 元陸軍3等軍曹で現在はジャックの秘書をしている黒人男性。
  ハンターの影に怯えており、宿泊先に引きこもっている。
  ジャックがハンターを陥れるのに加担しており、共犯関係にあった模様。
森山仁
- 個人輸入ビジネスを行っている商社マン。ハンターの妹の元婚約者。
  車で家を出ようとしたところを狙撃されてしまう。
藤波宏明
- 不動産会社社長だが、非常に悪徳な人物。外人に不良物件を売りつけており、
  ハンターもそのせいで破産してしまった。ベルツリータワーで不良物件を売りつけようとしていたところを狙撃される。
ブライアン・ウッズ
- シアトルの新聞記者。ハンターの交戦規定違反を追求していた。物語開始前に殺害されている。

備考など

TV シリーズから世良真純、アンドレ・キャメル、沖矢昴、赤井秀一が初登場。また、この時点ではアニメ未登場だったが、領域外の妹らしき人物が世良の横で布団に包まっているシーンが存在する。
同年、ジェイムズ・ブラック役の家弓家正氏が亡くなったため、劇場版で家弓氏がジェイムズを演じた最後の作品となった。
ネット上で不安が拡散されるというシーンがあり、2ちゃんねる風の掲示板が表示された他、なんとニコニコ動画のコメントを再現したシーンが用意されている。
昨年歴代最高を記録した興行収入を40億9000万円で更新。2014年現在、シリーズ歴代最高となった。
昴「了解（赤井の声）」
2016年に開催された歴代映画人気投票で、19作品中第6位となった。