1970年(昭和45年)8月1日、名護町・羽地村・久志村・屋部村・屋我地村の5町村が合体(新設合併)し、沖縄県下9番目の市としてが発足した。
沖縄県の総面積の約9%を占め、本島にある市町村の中で一番広い面積を有している。
沖縄北部の玄関口とも言われ、やんばる[1]の中心都市となっている。
暖温帯の気候が特徴で、熱帯地方の珍しい動植物が数多く生息する。
数多くの美しいビーチがあり、水中公園などの施設も充実しているため観光客が途絶えることはない。中央部に沖縄自動車道が通り、美しい海岸線も見どころ。
主な産業は商業と観光業だが、果物や野菜の栽培、カツオ漁やタイ・エビの養殖をはじめとする漁業も盛ん。
市内にはキャンプ・シュワブと辺野古弾薬庫などの米軍基地が存在し、さらに辺野古では宜野湾市の普天間飛行場の代替施設として、辺野古沖合に各1600mのV字型の2本の滑走路を建設するための埋め立てが行われており、環境破壊が懸念されている。現在、市内のおよそ一割が米軍基地。
沖縄県は盛り上がったサンゴ礁で形成されていることから、サンゴ礁でできる岩石でセメントやコンクリートの原材料となる石灰岩が豊富に採れるため、それらを生産する窯業が活発に行われている。中でも名護市の安和鉱山では年間250万トンもの石灰石[2]が採掘されるなどその中心地となっている。
古代遺跡のような外観の名護市役所やジュゴンの見える丘をはじめたくさんの観光スポットを有する。
ここから更に北に進むとスーパーやガソリンスタンドが一気になくなるため、最北端へ進もうという人はここで買い物や給油を済ませておこう。
2月に北海道日本ハムファイターズのプロ野球春季キャンプがある時は一時的に人口が増加するらしい。
沖縄を代表する地ビールとして全国的な知名度を誇るオリオンビールの工場がある。事前予約を取れば工場見学も可能。
特産品はシークヮーサー、オリオンビール、泡盛、琉球ガラス、古我知焼、とうふよう、琉球ガラス、古酒、アロエ、琉球藍染めなど。
郷土料理は「ソーキそば」が有名。明治時代に那覇市の中国料理店が中国そばを作り始め、昭和に入って名護市の店がソーキ[3]を乗せるようになったといわれている。
「名護親方」という、マスコットキャラクターがいる。読みは「なぐうぇーかた」。
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最終更新:2024/12/06(金) 11:00
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