吹き出しとは (フキダシとは) [単語記事]

「吹き出し」とは以下の意味を指します。

漫画・イラスト等における、言葉や気持ちの情報を表示する表現技法。
液体やガス、笑いなどが出てくること。また、出てくるものを指す。
息などを吹いて出すこと。

本稿では（１）について解説していきたいと思います！

吹き出し（ふきだし）とは、
漫画やイラスト・参考書などで、キャラクターにセリフ（台詞）を
喋らせたい時に使用する記号です！
文字だけ独立させることで、背景状況に関わらず
区別および一定の見やすさを与える事ができます！

声に出すものだけでなく、頭の中で思っている事や一部の効果音や
「！？」「・・・」など記号だけを表示する際にも使用されます！

文字だけでなく、似顔絵など絵自体が含まれる事もあり
説明中など、コマの中にそのキャラがいない場合にも有効です！

アニメでは声優さんが声を当てているため吹き出しはお休みですが、
演出や想像の一環として、漫符のように浮かぶ場合も稀にありますね！

吹き出しに入っていないが主要なセリフが浮いてるものは「字幕」と分類されます。

英語では「スピーチバルーン」と呼ばれます。文化の違いが垣間見れて面白いですね！

吹き出し内のセリフは、漫画を読み進める方向や言語などにより
縦書きか横書きかが変わります！
この記事の吹き出しは横書きです！

日本の漫画は基本的に縦書きが多いですが、外国人の場面で
「外国語を喋っている」という区別で横書きされる場合もあります！

吹き出し内のセリフは綺麗な文字で描かれてる場合が多いのですが

漫画家が鉛筆でセリフを書いておき
文字やサイズを指定して印刷所で入れてもらう方法（写植）
（編集者に任せておけば適切な文字サイズ等を選んでくれる場合もある）
セリフ文字を印刷して、切り取ったものを貼り付ける方法

といった方法が取られています。

別に手書きをしてはいけないルールはないので、「え？」「ふぃ～」「あ～！」程度の簡素なセリフだと、そのまま漫画家さんの手書きで描かれている場合もありますね！

写植で適切なフォントがない場合や、混乱や発狂など文字自体をメチャクチャに置きたい場合にも手書き文字が使われる場合があります！

アナログではなく、近年はPC等で描くデジタルイラスト（デジタル作画、CG イラストとも）では、そのまま範囲を指定して文字入力する方法も取られています！

稀に誤植などでネタにされることも…　見直し確認は大事ですね！

枠の色や形、背景色にもバリエーションがあります！

吹き出しの形はモクモクとした雲形や楕円が基本ですが
無線機や電話・機械音声では角や直線的なもの、歪んだ脱力系、
悲鳴や大声を示すギザギザ、小声の点線なものなど。

背景色は白色の他、模様だったり、恐怖や危険な存在は赤色や黒色だったりします。
白黒以外はカラー印刷部分限定ですが。

遠くで何か喋っている場合、ほぼ吹き出しのみが描かれる場合もありますね！
使用されるシチュエーションによって使い分けるのが奥が深いです！

会話、議論、意見提案、主張、宣言、予告、説明、助言、感想、気持ち、ツッコミ、質問、疑問、確認、命令、応答（返事・賛否・真偽）、評価、合図、案内、翻訳、文句、反論、口論（口喧嘩）、警告、作戦会議、状況報告、各種コミュニケーションの意思疎通から独り言、感謝、謝罪、悲鳴や歓声や驚きといった感情表現、鼻歌まで様々な…

…おっと失礼、このように欠点として