吾

吾とは、以下のことを表す。

• 吾（われ） - 一人称

人名

中国語圏の姓である。以下に著名な人物、記事のある人物を挙げる。

• 吾粲（? - 245年） - 三国時代の呉の武将
• 吾彦（? - ?） - 国三国時代から西晋の武将

漢字として

吾

Unicode

U+543E

JIS X 0213

1-24-67

部首

口部

画数

7画

意味

われ、われわれ、わが、防ぐ、という意味がある。

〔説文解字・巻二〕に「我、自稱なり」とある。

字形

五＋口の会意説、五声の形声説がある。会意説では、語の初文で五は錯綜を口は言葉を表すとする説（〔古籀篇〕）、五は防ぐ道具で口は祝器でもともと守る意とする説（白川静）、敔の省略字とする説（呉大）などがある。

一人称の人称代名詞として使われるのは仮借義とされる。

音訓

音読みはゴ（漢音、呉音）、訓読みは、われ、わが、あ。

規格・区分

人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。1951年に人名用漢字に採用された。

声符

吾を声符とする漢字には、圄、𡨂、悟、浯、䓊、郚、梧、敔、晤、啎、衙、寤、語、𣬕などがある。

語彙

吾子・吾人・吾曹

異体字

𠮣

Unicode

U+20BA3

部首

口部

画数

5画

𢓲

Unicode

U+224F2

部首

彳部

画数

10画

𨖍

Unicode

U+2858D

部首

辶部

画数

14画

• 𠮣は、〔集韻〕にある古文。
• 𢓲は、〔正字通〕に吾と同じとある異体字。〔康熙字典〕に〔秦惠王詛楚文〕で吾の代わりに使われているとある。
• 𨖍は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔正字通〕に我字とある。〔石鼓文〕に使われている。

関連項目

• 海外の姓名の一覧
• 代名詞の一覧