咲夜さんがちっこいとは (サクヤサンガチッコイとは) [単語記事]

咲夜さんがちっこいとは、リーチャ氏による東方二次創作作品である。
氏の代名詞とも言えるちっこい咲夜さんを含むちっさくシリーズの長編作品第３弾であり、最新作である。
2011年から続く長期連載であるが、2015年 12月の8話以降投稿速度がメイド・イン・ヘブンしており、20話を超えるシリーズ最長作品となっている。
2016年 6月の23話をもって一区切りとしつつも、短編の投稿が行われている。

概要

あらすじ

誇り高き紅魔館のメイド長十六夜咲夜は、ある夜目覚めるとちっこくなっていた。
時止めも飛行能力まなくなっており、皆に見つかるまいと慌てて紅魔館を飛び出し、医者に見てもらおうと竹林へと向かう昨夜。しかし、道すがらばけばけに襲われてしまう。得意のナイフ投げで対抗しようも、ちっこくなったからか明後日の方向へと飛んで行く。
そんな中、やけっぱちに投げたアイスソードが偶然通りかかった氷精チルノの脳天に突き刺さった！

特徴

本作は上記の通りちっさくシリーズの長編第３弾であり、第１作であるちっこい咲夜さんの直接の続編である。第２弾である紅魔妖精もちっこい咲夜さんの続編であるため、同一の過去を持つ平行世界、あるいはリブート作品となっている。そのため登場キャラクターの設定はこれまでのリーチャ氏の作品を踏襲するものになっており、過去作を視聴済みならばニヤリとする場面が多い。ただし前述のとおり紅魔妖精以降の話は一旦リセットされているため、あのキャラクターたちの新たな出会いが描かれている。
今までにない特徴として、原作である東方projectの元ネタ、特に日本神話におけるエピソードを強く反映している点が挙げられる。これらの要素に東方原作・過去作ネタを織り交ぜ、センスのいい選曲とともに描かれるテンポの良いストーリーが魅力である。

主な登場キャラクター

十六夜咲夜
本作の主人公で、彼女が突然ちっこくなってしまった事から話が始まる。ちっこくなることで精神も幼児退行気味である。
チルノ（チル姉）
ちっこくなって路頭に迷う咲夜を保護した氷精、我らがチル姉である。咲夜を永遠亭に連れて行き受診させるが、何故か自身も診てもらうことになってしまう。いつも通り咲夜さんよりも主役している。
レミリア・スカーレット
 メイド長が居ないと汚化け屋敷と化してしまう紅魔館の当主。咲夜ロスで上の空のまま西洋妖怪会議に参加するが、目ざとい神綺に声をかけられ協力を要請するのであった。今回は平行世界よりもデレが強め。
小悪魔
 小悪魔系小悪魔。面白そうなので咲夜の行方不明を巫女に伝えてみるが、相手にされないまま何故か幻想郷中を歩きまわる羽目になる。
八意永琳
 オモイカネな月の頭脳。今回の事件の全容を理解している様子。
サリエル（Sariel）
青茄子新☆魔界神堕天使な元熾天使。西洋妖怪会議に妖怪でもないのに参加していたところ、咲夜がいなくなって動揺しているレミリアに声をかける。
明羅
 いつものように霊夢と痴話喧嘩の所にハクレイの力 ()を奪いに来ていたところ、小悪魔から咲夜行方不明の報を聞き、居てもたってもいられなくなって捜索を開始する。これは霊夢もメロメロである。
黒谷ヤマメ
相変わらずヤマーメなチルノの相棒。地底に迷い込んだ小悪魔を送り返すため、満を持して地上へと赴く。
秋静葉
 終焉を司るお姉ちゃん神である。地上に出てきたヤマメとばったり出会い、成り行きでついていくことになった。
易者（東方project）
地獄へ向かったチルノが蕎麦屋で出会った元人間。なんやかんやあってチルノ一行についていくことになったが、その中で人間を捨てた自分のあり方に向き合うことになる。