喧嘩商売とは、週刊ヤングマガジンにて連載の漫画作品である。作者は木多康昭。
現在は陰陽トーナメントを描いた第二部「喧嘩稼業」が休載を挟みながら連載中。
この漫画は東京から栃木・宇都宮の学校に転校してきた高校生「佐藤十兵衛」が巻き起こす喧嘩とギャグの漫画である。木多テイスト溢れる下ネタと時事ネタを中心にしたギャグパート。バトルパートは他の格闘技漫画より肉体的、技術的な強さだけでなく、試合内外でうごめく知略や駆け引きといった心理描写を重視した所が特徴。
本作の主人公。明るくエロに興味津々な健康優良高校生(ただし童貞、細木数子を見ると勃起してしまう)。しかし極めて自己中心的なナルシストのため、自分の都合で他人を巻き込むことも少なくない。
身長180cm以上体重100kg越えの大柄な身体。中学から学んだ富田流の使い手であり喧嘩も強く、東大に合格可能なレベルの学力を持つ。母は栃木県知事、父は官僚、妹は美少女という恵まれた家庭で育つ。
中学生の頃は気弱ないじめられっ子であり、進道塾の天才と呼ばれた高野照久に助けられたのを期にいじめられっ子から脱却することを決意。入江文学に喧嘩を教わったのち、ヤクザ相手に喧嘩と修行に明け暮れる毎日を送っていた。そんな折、彼を制裁できない事に苛立ったヤクザが喧嘩師「工藤優作」を雇い嗾ける。命乞いをするほど完膚なきまでに叩きのめされ、リベンジを誓う。その後入江文学に正式に弟子入りし、金剛・無極・高山の奥義を取得、工藤の居場所を聞き出す為に元柔道金メダリスト「金田保」と大晦日の「デスバトル」の試合を行い、勝利。しかし、工藤は陰陽トーナメント出場の為、対戦機会を得ようとWBO1位の石橋強とアンダーグラウンドで激突する。
東大に合格可能なレベルの学力を持つだけあって、様々な知識・雑学を用いて策を張り巡らし敵を仕掛けた罠に追い込む戦いを得意とする。リング外では裏工作やサクラを置き、会場の空気をコントロールするなど勝つ為なら手段を選ばない。
古流武術である富田流の継承者であり、十兵衛の師匠(38歳)。先祖から受け継いだ不動産で得た家賃収入だけで生きており、職にも就かず職歴も無い(童貞、免許はAT限定)。十兵衛が中学生の頃からの付き合いであり、工藤に完敗した十兵衛の懇願に心を打たれ、自分に見合う練習相手に育てる為正式に弟子とした。過去に父の無一が総合格闘家・田島彬によって不意打ちを喰らい、昏睡状態に追いやられこの世を去った。それ以来、田島彬を倒すために修行に明け暮れている。
1回百万円で喧嘩を請け負う喧嘩師の男。赤ん坊のままゴミ箱に捨てられるという壮絶な経験から、神経伝達物質や脳内麻薬を自在に操れるという特異体質を得た(例えると火事場の馬鹿力を好きなときに出せる)。鉄板入りの安全靴を履いた空手家のハイキックを頭で受けても、屋上から落とされても立っていられる程の驚異的なタフネスを持ち、格闘家の腕をへし折るほどの握力を持つ。作中で唯一十兵衛を喧嘩で負かした男であり、彼自身も十兵衛を喧嘩師として認めている。
梶原柳剛流の使い手である武術家。ファンからの愛称は「梶原さん」。ポニーテールに金の煙管を咥えた隻腕の男。父・隼人が入江文学の父無一に敗北し自殺したのを期に様々な研究・鍛錬を重ねてきた。文学との死合後は勝敗に関わらず自殺するつもりだったが、左手を切り落とされ敗北。敗戦の屈辱を受け入れることができず、打倒文学を新たに誓って再び鍛錬を積む決意を固めた。工藤優作で自らの力を確かめる為、暴力団「板垣組」の食客となった。文学の出場を条件に陰陽トーナメントへの出場要請を受諾する。
フルコンタクト空手「進道塾」の高弟で、「捌き」の達人。義侠心が強く、取り調べで暴行を受けた同門の仇を討つために警察に殴り込みに行ったこともある。塾生の極一部にしか伝授されない奥義「煉獄」の継承者であり、どのパターンでも打ち込むことができる唯一の人物である(技を盗んだ十兵衛と文学は肝臓への左鉤突きからのパターンのみ)。過去に文学の父・無一と決闘し煉獄を打ち込んだが文学によって邪魔され、煉獄を見られたのを理由に破門される。その後塾から陰陽トーナメントの出場要請を受け、正式に復帰した。
アンダーグラウンドのS級格闘士で、シラットの使い手。かつて中東の「円形闘技場」に出場しており、あまりの強さから対戦相手が見つからず、棒きれ一本でライオンを倒すレベルの強さを誇る。前向性健忘を患っており、記憶は72時間しか保たない障害を抱えている。最重要事項を記したメモを常に持ち歩いており、自分以外の言葉は信じない。自分が最強という消えない記憶を得るため、アンダーグラウンドで戦い続けていた。田島彬の弟子・アリの説得とウォーカー戦で見た田島の強さから陰陽トーナメントへの参加を決めた。その後セコンドのヨシフとともにアンダーグラウンドを脱走した。
日本拳法の使い手であるイケメン天才格闘家。運動センスの塊であり、野球の初心者にも関わらず、プロからホームランを奪い、代役で受けたボクシングのプロテストでも煉獄の練習をしながら戦っていた。父の過酷な指導とその死によって精神が崩壊した、以後常に父が側に存在している幻覚を見ている。読唇術も得ており、観察力も鋭く嘘を見抜くのも得意。兄弟仲は非常に悪く、内心で兄・睦夫を見下している。
佐川徳夫の兄である傭兵で、日本拳法をベースとした軍隊式格闘術の使い手。勉学も遊びも捨て、全てを父に捧げてきたが、中学生の頃、田島彬に完敗し、拳法家としての才能を見限られてしまった。父に見捨てられたと感じた彼は、父の死以降、精神は完全に破綻し、外国の戦場に身を投じるようになった。帰国後は無関係で見ず知らずの人間を拉致監禁し父に仕立てる。自分と徳夫を衝突させようとした十兵衛を真の徳夫と思い込むなど、明らかに精神を病んでいる(十兵衛曰く「こいつマジモンじゃねーか」)。
突っ張りや張手などをを禁じ手としながらも、843勝0敗0休という記録を残す、史上最強の横綱。ミオスタチン関連筋肉肥大という先天的な特異体質で、筋肉量は常人の2倍を大きく上回り、闘牛の突進を受け止め倒すという超人。なお土俵では一度も全力を出していない。
キックボクサーであり、打撃系格闘技トーナメント「立技」のヘビー級チャンピオン。丸太のような脚から繰り出されるキックは防御不可能(受ければ即骨折)であり、金隆山と同様に全力を出すことも無くキックボクシングの頂点に上り詰めた。義父はキックボクシングブームを巻き起こした川口拳治。血の繋がりはないが確かな絆で結ばれている。
合気道家。トーナメント出場者の中で最年長。形のあるものなら真球でも倒すことができると豪語する程の猛者で、田島彬が挙げる倒すべき格闘家の一人として数えられている。田島が入江無一を襲撃後、田島を出し抜き立ち合いを避けた。末期ガンを患っており、余命1年と診断された。息子の佑に技を全て伝授した後、武道や格闘技に理解のある後藤を主治医に迎え、田島との決着をつけるために陰陽トーナメント出場要請を受諾した。余命幾ばくも無い為、トーナメント優勝直後に田島と立ち会う約束をしている。
「仁王」の異名を持つ日本最強の柔道家。四大会連続の金メダリストであり国民栄誉賞も受賞している。
全日本柔道選手権において十兵衛を苦しめた金田保をわずか六秒の三角絞めで落としている。参加者の文学からは姿勢が甘いと指摘されているが、試合を勝ち進み、ここでの戦い方を知ってしまえば一気に優勝候補になると警戒されている。高専柔道にも造詣が深い。
召琳寺拳法家。段位は六段。幼い頃死んだ父と同じ心臓病にかかったが回復。その後、祖父の元で召琳寺拳法を学んでいたが、同級生に冷やかされたのを期に止めてしまい、部屋に引きこもるようになる。しかし、中学3年生の時に祖父が癌で逝去、葬儀後に読んだ祖父の日記から、心臓病回復の願掛けとして今後一切薬を飲まないと誓ったことを知り、奮起。祖父の知り合いの召琳寺拳法家を尋ね、以来15年間修業を続けてきた。二重人格者であり、般若心経を唱えることで「清太」という人格になる。その実力は同門を一蹴するほど。
実家のアパートに引きこもり、母親の年金で生活しながら、トレーニングをしている元・総合格闘家。元は大和プロレス所属のレスラー。ヨーロッパのプロレスでヘビー級チャンピオンになるが、ブックを持ちかけられ引退、ブラジリアン柔術全盛期に唯一柔術に勝ち続けるなどスター選手として活躍していたが、生野からブックありの試合を持ちかけられたことに嫌気がさし、総合格闘技も引退。その後、大和プロレスへ道場破りを行い、スター選手の生野勘助の首を折り全身麻痺にし、メディアから姿を消した。陰陽トーナメントへの出場が決定した時は全く参加する気もなかったが、ライバルのカブトが出所・参戦を聞くと一転、喜んで出場を決意した。
中国拳法家。元進道塾の塾生であり当時は「拳聖」と呼ばれた実力者だったが、師である山本陸に完敗し、同じ空手では勝てないことを悟る。その後中国で拳法を学び「玉拳」という独自の拳法を創始した。帰国後は、山本陸の次男・空と対峙、空の放つ煉獄を破り弟子にしている。
大和プロレス所属の覆面スターレスラー。本名は阿南優太。生野も認める最強のプロレスラーだったが、妻を強姦殺害した中学生を素手で殺害し、無期懲役判決を受けて刑務所に収監された。生きる気力を失っていたが、生野や刑務所まで出迎えにきた多数のファンの姿や薩摩の説得に心を動かされ、涙ながらにプロレスへの復帰を決意した。その後陰陽トーナメントへの出場が決定する。中学生を殺害した際に顔面を濃硫酸で浴びせられたため、左半分が焼けただれている。
東洋のフランケンシュタインの異名を持つヘビー級ボクサー。WBO世界ランキング一位。日本人離れした分厚い筋肉と一本肋を持つ太い骨格を持ち、車に撥ねられても立っていられる程の耐久力を誇る。それでいて軽量級にも負けないスピードを兼ね備えている。攻撃的な性格からサディストに見えるが、本性はドが付くほどのマゾヒストで、痛みは性的興奮になり勃起、最終的にはトランス状態となり集中力が極端に増加、相手の行動を正確に予測できるようになる。継母に叩かれたことでマゾに目覚め、元相撲取りの父にそのことを知られ、継母との性行為を強要されたという異常な家庭環境で育った。第二部「喧嘩稼業」ではトーナメント参加権強奪を目論む十兵衛とアンダーグラウンドの戦いで激突するのだが…
陰陽トーナメント主催者である総合格闘家。様々な格闘技の経験を持ち、ヘビー級王者をボクシングでKOする実力を持つ。格闘家としての技量だけでなく勝つためなら相手の人間関係も利用する狡猾さも併せ持ち、圧倒的な実力差があるにも関わらずWBC王者ウォーレンをKOで下して2億ドルのファイトマネーを獲得し引退。陰陽トーナメントを開催する。トーナメント出場者と多くの因縁を持ち、進道塾の伝説・山本陸を不意打ちで倒し(山本はその後失踪)、山本均との戦いでボロボロの文学の父、無一を襲撃して昏睡状態にして死の要因を作った。中東の円形闘技場やアメリカのアンダーグラウンドといった裏社会の戦いの経験もある上、殺人の経験もあるらしく、田島らしき人物が対戦相手を殺害した動画がインターネット上に出回っていた。
掲示板
82 ななしのよっしん
2024/02/24(土) 22:30:31 ID: gEGXRcOB13
嫁さんに暴力を振るってた菅野が睦夫から逆に暴力を振るわれてるのを見るに、カブトの嫁さんを殺した中坊3匹や親友を騙した挙げ句に嫁さんを脅して肉体関係を持ってた金田が無残な最期を遂げてる辺り、この漫画は割と因果応報な部分があるなと思うわ。
83 ななしのよっしん
2024/09/14(土) 18:22:48 ID: kGuOPhTUyT
おチンチンが破裂してしまう!!!!!!!!を先に読んだせいで
陰茎トーナメントに空目してしまった
84 ななしのよっしん
2024/10/04(金) 20:43:10 ID: 4Ox7T0Zcke
再開ってマジなん・・・?
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最終更新:2024/10/08(火) 18:00
最終更新:2024/10/08(火) 18:00
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