四魔貴族とは、SFC版ゲーム「ロマンシングサガ3」に登場するボスキャラである。
アビスの魔物達の頂点に立つ、魔物4人の総称。
読みは河津秋敏ら開発スタッフによると「よんまきぞく」「しまきぞく」どちらでも構わないとの事であったが、2019年のリマスター版発売時に「よんまきぞく」が公式な読み方となった。
魔戦士公アラケス、魔龍公ビューネイ、魔海侯フォルネウス、魔炎長アウナスの4人からなる。
600年前の死食の際には魔王によってアビスゲートが開かれ、その後魔王の配下となる。その魔王が姿を消すと独自に行動を開始し、次の死食の後に聖王によってアビスに撃退されるまで実に300年間もの間世界中で暴れ回ったと言われている。
ゲーム本編では15年前に発生した3回目の死食の後にアビスゲートが不完全ながら再び開いているが、本体は強力過ぎる故に完全に開ききっていないアビスゲート(現世とアビスを繋ぐ入り口)を通り抜けることができず、各人の願望を具現化した幻影を世界へ送り込んで活動を行っている。
幻影との戦闘では敗北してもゲームオーバーとはならず、ダンジョンの入り口に送り返されるだけなので(対ビューネイのグゥエイン共闘時は除く)技の閃きや見切りに利用する事も可能。(通称「道場」とも)
アビスにいる本体達との戦闘は任意であり、倒したか否かによってラスボス「破壊するもの」の形態が変化する。
伊藤賢治作曲による、戦闘時のBGM「四魔貴族バトル1・2」は大変人気が高い。
血を流せ....
幻影は魔王殿のアビスゲートを守る、双頭の獣に跨った巨人。戦闘開幕時にはスキップしながら姿を現す。
ピドナの工房に飾られていた「聖王の槍」は、元は彼の持っていた魔槍であった。そのため新しく作ったと思われる槍にはまだ熱が残っているようだ。本編では特に目立った活動をしていないように見えるが、一応ファルス対スタンレーの戦争を裏で引いているという設定がある。
戦闘では剣や斧をはじめ様々な武器を用いた力押しの戦いが特徴で、大震撃、最強打、やきごて、大回転等の直接攻撃が主体であるため、対策は比較的容易である。(各種見切り技や、鳳天舞の陣orデザートランス+カウンター、等)だが、双頭獣の繰り出す「テラーボイス」で混乱状態にされると戦列をガタガタにされてしまうのが地味に痛い。
本体は筋骨隆々とした男性。流す物は血だけじゃ足りなくなったようである。
幻影以上に攻撃パターンが多彩だが、基本的には上記に同じでカウンター技で対応が可能なものや見切り可能な攻撃も少なくないので、四魔貴族のボスでは苦労が少ない方。
血と汗となみだを流せ!
あわれなムシけらども
魔貴族の紅一点で、幻影は三つの首を持つドラゴンを纏った女性の姿をしている。タフターン山を拠点に三匹の使い魔を従えて大空を支配しており、本編の主人公とシナリオによっては配下の軍団をロアーヌへと送り込む。
ビューネイとの戦闘中には使い魔達と合体を果たして強化を重ねていき、そして最終形態となったビューネイは合体した使い魔と共に連続攻撃(トリニティブラスターによる3回攻撃)や強力な連携攻撃・超高速ナブラなどを繰り出すようになる。
ビューネイとの戦いでは、タフターン山のビューネイの巣へ直接乗り込む以外にも、かつての聖王と同じように巨竜グゥエインと共に協力してビューネイに戦いを挑むことも可能で、この場合主人公はグゥエインの背中に乗って2対1での空中戦となる。この共闘イベントは、空中戦での演出とグゥエインの援護による、相対的な難易度低下もあって人気のイベントの一つでもある。
本体は和服(ドレス?)を着た妖艶美女風の容姿に、使い魔のような幻影をスタンドのように背後に現した姿となり、台詞に悲観的な雰囲気が漂う。
やはり幻影と同様で連続攻撃や超高速ナブラなどを繰り出す。幻影にも同じ事が言えるが、女性型モンスターにつき小剣技「スクリュードライバー」が有効打になるので、小剣使いがいるパーティはこの技を習得させて挑むといい。
私はムシけらに倒されるさだめなのか・・・
アビスの力を知れ!
幻影は醜悪な巨大魚。現世においては深海に沈む海底宮に居を構え、大洋を支配し数多くの船を撃沈している。さらに自らの居城の場所を知る、最果ての島にいるロブスター達を口封じに始末するべく、島へ水龍を送り込んだ他、バンガードでは新婚夫婦殺害事件を起こすなど、本編でも比較的目立った活動を行っている。
幻影のドット絵をぱっと見ると、牙を歪に生やした一つ目の怪魚に見えるが、よく見ると顔上部の2本の管の向こう側に左目が隠れているのが分かる。2本の管が鼻だとわかると想像しやすい。こう見ると牙も歪に生えてはおらず、左右対称だとわかる。尚、怪魚ではなく実は鯨である。
後述の本体にも同じ事が言えるが、各種パラメーターや四魔貴族中最高のHP、地相による自動回復、全体への即死判定+ダメージの得意技「メイルシュトローム」と厄介な要素が揃っているため、四魔貴族最強の声も多い。一応、メイルシュトロームの即死効果は水耐性がある防具を装備していれば免れる(ダメージは受けるが)。魚族の敵なので、体術使いがいれば投げ技「ナイアガラバスター」が有効打になる事を覚えておくといい。
財宝の洞窟を案内してくれた、フォルネウスへの復讐心を燻らせる元海賊の老人・ハーマンを連れてフォルネウスを倒すと・・・?
ちなみに、最果ての島・滝の洞窟にいる水龍をほったらかしたまま海底宮のフォルネウスを倒すと、最果ての島は水龍に壊滅されてしまう(ボストンが2度と仲間にできなくなり、洞窟にも入れない。)
本体は美青年という謎の願望の持ち主。アビスの力には絶対の自信を持っているようだ。
こちらも幻影と同じ攻撃パターンに加え各種槍技も操る上、やはりメイルシュトロームが厄介である。女性キャラの多いパーティは、誘惑攻撃にも注意したい。槍技「大車輪」は「ブレードロール」の見切りがあれば回避可能。「マイティサイクロン」は1人をジャイアントスイングのように投げ飛ばし大ダメージを与える技で、投げ技耐性がある白虎の鎧を装備していればノーダメージで済む。
定めじゃ....
「ロマサガ3」が誇る初見殺し。幻影は、ジャングルの火術要塞を守る、ゲーム中では特に活動の形跡は見られない。
体を炎で包まれ大鎌を携えた魔戦士の姿をしており、戦闘では鎌を使った斬撃技や、キャラ1人を即死させる「死神のカマ」を繰り出す。さらにアウナスの一番の特徴として、常時炎に包まれている為に素手や剣・斧などの直接攻撃を仕掛けると炎熱によるカウンターダメージを受けてしまう。
そのため、反撃を受けない攻撃でダメージを与えていく必要があるのだが、朱鳥術「セルフバーニング」をかけた状態ならば炎属性のダメージを受けなくなるのでカウンターを気にせず戦えるようになる。
幻影との戦闘時にゆきだるま一人を残して、他のメンバー全員が倒れてしまうと、ゆきだるまは自身の体内にある永久氷晶を使用してアウナスの幻影と相討ちすることになる。雪だるまは二度と仲間にできなくなるが、アウナスの残りHPに関係なく決着し、アビスゲートを閉じることが出来る。
本体は、全身を炎につつまれた老人である。老いるのは定めということか。
やはり常時カウンター状態であり、幻影以上に攻撃パターンも強化されているため、直接攻撃がメインのパーティにとっては他の3人以上に文字通り「手を焼く」ボスとなるだろう。
(「死神のカマ」の見切りがあるのが理想だが、使う敵が少ないので見切りを得る機会が少ない・・・)
定めには逆らえんぞ!
スクエアエニックスのアーケードカードゲーム、ロード・オブ・ヴァーミリオンに登場したことがある。
カード化された四魔貴族は、その裏面には「ソロモン72柱」の序列と魔王と出会ったときのエピソードが書かれている。
掲示板
129 ななしのよっしん
2024/11/29(金) 23:12:23 ID: OZrKm4eN5B
しちえいゆう からの よんまきぞく
てな具合に読んでいたように思う
つまり湯桶読みが続いていて
ひらがなに直すと6文字で
それはそうとリメイクの暁には四魔貴族ももう少し
キャラを掘り下げると面白いかもね
アビスに行って立坑を作ろう
130 ななしのよっしん
2025/01/15(水) 23:10:29 ID: EMnofP9WOs
自分から人間辞めた七英雄はドンドン人間性も失っていったのに
四魔貴族は人間じゃないのに本体は外見も含めて妙に人間臭いと言う
131 ななしのよっしん
2025/01/17(金) 23:27:34 ID: OZrKm4eN5B
ソロモン72柱の悪魔たちの多くに人間態があって
人に知識や使い魔を授けたりする者も多数いて…
四魔貴族の元ネタが人との関係性深いからかな
ゲーム内の設定としてはアビスの支配者ゆえに
ヒトのような姿の魔族であるってところか
陰陽五行説の方角とも関連していて
洋の東西のイメージを結び合わせた造形をしている
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最終更新:2025/02/18(火) 16:00
最終更新:2025/02/18(火) 16:00
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