回し車 単語

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回し車とは、ハムスターなどねずみ小動物ペットとして飼育する際に用いられる遊具である。

概要

ハムスターホイールともよばれ、1949年には既に存在していたと思われる。

近年流なのはプラスチック製の回し車であるが、製のものも存在する。
製の回し車は耐久性が高く網状になっているものが多いため、衛生上のメリット(使用中の尿が排出されやすいなど)があるが、網にひっかけるなどペットのケガにもつながりやすい。また、排物が金網をすり抜けて回転とともにあちらこちらに吹っ飛んだり、尿錆びてしまうこともあるため掃除の手間もかかる。そのような事情からか、プラスチック製のものが較的人気になっていると思われる。

もともとハムスターなどの動物は1日に数10km走ると言われるほど運動量が多い生き物である。しかしペットとして飼育されている個体は狭いケージの中で過ごすことを余儀なくされているため、本を抑えざるを得ず、常に運動に飢えている。ハムスターストレス耐性が低いため、抑圧された環境下で過ごさせ続けることは最悪寿命を縮める原因にもなりうる。そのようなストレスを発散するために回し車の設置は必須ともいえるだろう。

ただし、とりあえずつけとけばいいんだろ?的な発想で適当な回し車を適当な場所につけるのはよくない。ペットの種類や大きさに合わせて適切な回し車というものがあるので、大きすぎず、小さすぎず、安全性の高いものを選ばなければならない。例えば、走っているときに背中が反っているようだと小さすぎるし、よく吹っ飛ぶようだと大きすぎる。

また、設置の仕方については、ケージと回し車の隙間にペットが入れないくらい可な限り狭く(ケガの防止)、かつ高すぎない場所に取り付ける(吹っ飛び時の衝撃軽減、回し車への入りやすさ向上)よう心掛けたい。

しかしながら夜行性の個体は飼いの眠る深夜帯に回し車で遊びだすので、回し車の種類によっては騒音で飼いはもちろん、近隣住民への迷惑にもなりかねない。そのため、較的音の静かな回し車を選んだり、軸の部分にを差す(誤飲リスクがあるので必ず食用のを!)など工夫をすることも飼い責任と言えるだろう。

余談だが、回し車にそっくりな人間用の装置として「踏み」というものがある。一言で言えばの代わりに人力で回す水車であり、ロープの巻き上げなどの動を生み出したり、み上げたりするのに用いられる。

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最終更新:2024/09/21(土) 01:00

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