固定代替とは、携帯電話のネットワークを固定回線の代わりに使う機器および契約形態である。
その名のとおり、携帯電話のネットワークを固定回線(ADSL・CATV・FTTH等)の代替手段として用いることである。工事不要で導入が可能というメリットがある。
固定代替というワードは元々はau内部での用語で、auひかりの対象外エリアでもauスマートバリューが適用出来るように、auひかりが進出するまでの間au/UQのWiMAXルーターを特別割引で提供する特別契約のことであるが、他社でも携帯電話のネットワークを使用したホームルーターを提供するようになったのでその総称として自然と広まるようになった。
固定代替用のホームルーターでは、バッテリーを搭載せず外部から電源アダプターで供給する方式が主流となっている。
以下のケースが挙げられる。
※参入時系列順
2009年からWiMAXで事実上の固定代替である「Wi-Fiゲートウェイ」を発売し、真っ先に固定代替事業に参入。それ以来、U-Road Homeやnovas Home、Speed Wi-Fi Home、WiMAX Home等のシリーズを展開し今に至る。
5G契約の場合、登録した使用地以外での通信は不可能で変更する際はサポートセンターに要連絡。4G契約は連絡不要で継続して使用可能。
端末 | 下り | 上り |
5G | 2.7Gbps | 183Mbps |
4G(WiMAX2+) | 1Gbps 758Mbps 440Mbps 220Mbps |
75Mbps 30Mbps 15.4Mbps |
プラン名 | 対応端末 | 月額料金 | 縛り |
ギガ放題プラス | 5G | 4818円 | 2年 |
ギガ放題 | 4G(WiMAX2+) | 4268円 | 2年 |
なお、auのプラチナバンドを使用する「プラスエリアモード」使用時はそれを使用した月に限り別途1100円の課金が発生する。
プラン名 | 月額料金 | 縛り |
ホームルーター5G | 5170円 | 2年 |
ホームルータープラン(4G用) | 4908円 | 2年 |
au契約の場合、5G契約のみプラスエリアモードの1100円課金は発生しない。
auの携帯電話では「auスマートバリュー」という割引を適用出来、2021年9月時点で新規加入出来るプランでは1台につき最大1100円を割り引く。
UQモバイルの場合は「自宅セット割」となり、くりこしプラン+5Gのユーザーは1台につき最大780円を割り引く。
povoは割引対象外。
初期モード(5Gはスタンダードモード、4Gはハイスピードモード)のみを使用する場合は月間の総量規制は設けられていないが、短期規制・プラスエリアモード使用時には規制が存在する。
短期規制はUQと同一だが、プラスエリアモード時の規制が異なる。
プラスエリアモードは5G契約は30GBまで、4G契約は7GBまで使用可能。ただし4G契約でもauの固定代替契約の場合はポータブル機で12GB、ホームルーターで30GBまで使用可能。
それを超えると128kbpsに規制されるが、4G契約は初期モードも規制対象となる(5G契約は初期モードは規制対象外)。
「ソフトバンクエア」(Softbank Air)という名称で2014年からホームルーター事業に参入。サービス開始当初から登録した使用地以外での通信は不可能なところは変わりない。
登場当初のホームルーター(ソフトバンクでは「Airターミナル」と呼ぶ)は2.5GHz帯にのみ対応していなかったため提供可能エリアが非常に狭かったが、現行機種では5G通信に加えソフトバンク主力の2.1GHz帯に対応しているので少しはマシになった。流石に900MHzのプラチナバンドは使わせてくれないか…。
Airターミナルの形状は初代はウサギのように大型のアンテナが2本飛び出して非常に目立ったが、2代目からは白いタワー状になり、本体の底に「おうちの電話」という固定電話番号を付与してもらえるソフトバンクの回線を使用した電話のアダプターをドッキングすることが可能。
※上りは公式未発表。
機種 | 下り |
Airターミナル1 | 110Mbps |
Airターミナル2 | 261Mbps |
Airターミナル3 | 350Mbps |
Airターミナル4 | 962Mbps |
Airターミナル4Next | 612Mbps |
Airターミナル5 | 2.1Gbps |
2021年9月の新プラン発表で年間縛りが廃止された。4G/5G共通の料金体系で、月額5368円。しかし端末代金の分割が基本3年間なので事実上3年縛りであることは相変わらず。4G端末(4Nextまで)のみ月額539円でレンタル可能。
ソフトバンク・ワイモバイルの携帯電話の場合、「おうち割」という割引を適用出来、ソフトバンクでは毎月1100円、ワイモバイルでは1188円を割り引く。
LINEMO・LINEモバイルは割引対象外。
ソフトバンクは表向きには「総量規制無し」を謳っている。ならばガンガン使えるかというと世の中そんなに甘くない。利用の集中する時間帯をガッツリ、それどころかネットの口コミ(Twitterや価格.com等)がひどいことで有名で、あまり混雑しない早朝ですら数Mbpsしか出ないという報告が多い。通信の多いゴールデンタイムは地獄で、運が良ければ1Mbps出るか出ないかと言われる。そのため、口コミまとめサイト等では「危険」だとか「契約してはいけない」、「後悔した」などのワードが飛び交うほどである。
NTTドコモもようやく2021年8月に「Home 5G」という名称でサービス提供開始。その名とおり、最初から4G/5G両方に対応した端末からスタートしたのが特徴。これも当初から登録した使用地以外での通信は不可能で、毎月1回だけ使用する住所を変更可能。
ネット上の評判は今のところ良く、1日に1TB通信しても規制がかからなかった等の声があり、auやソフトバンクのような露骨な規制が無いとの報告が多い。また、プラチナバンドを利用すると特別料金がかかったり、端末自体がプラチナバンドに対応していない等の嫌がらせも無いため、光の無い田舎民・転勤族の待望の回線だとも言われている。
通信エリア | 下り | 上り |
5G | 4.2Gbps | 218Mbps |
4G | 1.7Gbps | 131.3Mbps |
「Home 5gセット割」という割引が適用出来、プラン名に「ギガホ」あるいは「ギガライト」と付く契約に対して毎月1100円(ギガライトのみステップ1は割引無し、ステップ2は550円、ステップ3以上は1100円)を割り引く。
ドコモ公式HP上では「当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまと比べて通信が遅くなることがあります。」とあり、規制のしきい値は公式未発表。ただしauやソフトバンクに対抗する目的や、ドコモ自慢の堅牢なネットワーク体制によりソフトバンクより露骨でひどい規制は無くてもへっちゃらと言われている。
今の所無し
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2023/03/27(月) 17:00
最終更新:2023/03/27(月) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。