固定代替単語

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固定代替とは、携帯電話ネットワークを固定回線の代わりに使う機器および契約形態である。

概要

その名のとおり、携帯電話ネットワークを固定回線(ADSLCATV・FTTH等)の代替手段として用いることである。工事不要で導入が可というメリットがある。
固定代替というワードは元々はau内部での用で、auひかりの対エリアでもauスマートバリューが適用出来るように、auひかりが進出するまでの間au/UQWiMAXルーターを特別割引で提供する特別契約のことであるが、他社でも携帯電話ネットワークを使用したホームルーターを提供するようになったのでその総称として自然と広まるようになった。

固定代替用のホームルーターでは、バッテリーを搭載せず外部から電アダプターで供給する方式が流となっている。

何故携帯電話のネットワークを用いるのか

以下のケースが挙げられる。

  • 固定回線事業者の提供エリア
  • 大家から固定回線の導入が許可されない物件
  • を開けたくない場合
  • 急遽固定回線相当の通信手段を用意する場合
  • 顔見知り以外の他人をに上げたくない女性
  • 短期で引っ越しを繰り返す転勤族が用いる

各社の事情

※参入時系列

KDDIグループ(au/UQ)

2009年からWiMAX事実上の固定代替である「Wi-Fiゲートウェイ」を発売し、っ先に固定代替事業に参入。それ以来、U-Road Homeやnovas HomeSpeed Wi-Fi HomeWiMAX Home等のシリーズを展開し今に至る。

5G契約の場合、登録した使用地以外での通信は不可能で変更する際はサポートセンターに要連絡。4G契約は連絡不要で継続して使用可

通信最大速度

端末 下り 上り
5G 2.7Gbps 183Mbps
4G(WiMAX2+) 1Gbps
758Mbps
440Mbps
220Mbps
75Mbps
30Mbps
15.4Mbps

プラン(2021年9月現在) 税込表示。期間限定割引等は除外する。

UQ直契約
プラン 対応端末 額料 縛り
ギガ放題プラス 5G 4818円 2年
ギガ放題 4G(WiMAX2+) 4268円 2年

なお、auプラチナバンドを使用する「プラスエリアモード」使用時はそれを使用したに限り別途1100円の課金が発生する。

au契約
プラン 額料 縛り
ホームルーター5G 5170 2年
ホームルータープラン(4G用) 4908円 2年

au契約の場合、5G契約のみプラスエリアモード1100円課金は発生しない。

携帯電話とのセット割引

au携帯電話では「auスマートバリュー」という割引を適用出来、2021年9月時点で新規加入出来るプランでは1台につき最大1100円を割り引く。
UQモバイルの場合は「自宅セット割」となり、くりこしプラン+5Gユーザーは1台につき最大780円を割り引く。
povoは割引対外。

通信規制ルール

UQ直契約の場合

初期モード(5Gスタンダードモード4Gハイスピードモード)のみを使用する場合は間の総量規制は設けられていないが、短期規制プラスエリアモード使用時には規制が存在する。

au契約の場合

短期規制UQと同一だが、プラスエリアモード時の規制が異なる。

プラスエリアモード5G契約は30GBまで、4G契約は7GBまで使用可。ただし4G契約でもauの固定代替契約の場合はポータブル機で12GB、ホームルーターで30GBまで使用可
それをえると128kbps規制されるが、4G契約は初期モード規制となる(5G契約は初期モード規制外)。

ソフトバンク

「ソフトバンクエア」(Softbank Air)という名称で2014年からホームルーター事業に参入。サービス開始当初から登録した使用地以外での通信は不可能なところは変わりない。
登場当初のホームルーター(ソフトバンクでは「Airターミナル」と呼ぶ)は2.5GHz帯にのみ対応していなかったため提供エリアが非常に狭かったが、現行機種では5G通信に加えソフトバンクの2.1GHz帯に対応しているので少しはマシになった。流石に900MHzのプラチナバンドは使わせてくれないか…。
Airターミナルの形状は初代はウサギのように大アンテナが2本飛び出して非常に立ったが、2代目からはタワー状になり、本体の底に「おうちの電話」という固定電話番号を付与してもらえるソフトバンクの回線を使用した電話のアダプターをドッキングすることが可

通信最大速度

※上りは公式未発表。

機種 下り
Airターミナル1 110Mbps
Airターミナル2 261Mbps
Airターミナル3 350Mbps
Airターミナル4 962Mbps
Airターミナル4Next 612Mbps
Airターミナル5 2.1Gbps

プラン(2021年9月現在) 税込表示。期間限定割引等は除外する。

2021年9月の新プラン発表で年間縛り止された。4G/5G共通の料体系で、額5368円。しかし端末代分割が基本3年間なので事実上3年縛りであることは相変わらず。4G端末(4Nextまで)のみ額539円でレンタル

携帯電話とのセット割引

ソフトバンクワイモバイル携帯電話の場合、「おうち割」という割引を適用出来、ソフトバンクでは毎1100円、ワイモバイルでは1188円を割り引く。
LINEMOLINEモバイルは割引対外。

通信規制ルール

ソフトバンクは表向きには「総量規制し」を謳っている。ならばガンガン使えるかというと世の中そんなに甘くない。利用の集中する時間帯をガッツリ、それどころかネットの口コミ(Twitter価格.com等)がひどいことで有名で、あまり混雑しないですら数Mbpsしか出ないという報告が多い。通信の多いゴールデンタイム地獄で、運が良ければ1Mbps出るか出ないかと言われる。そのため、口コミまとめサイト等では「危険」だとか「契約してはいけない」、「後悔した」などのワードが飛び交うほどである。

NTTドコモ

NTTドコモもようやく2021年8月に「Home 5G」という名称でサービス提供開始。その名とおり、最初から4G/5G両方に対応した端末からスタートしたのが特徴。これも当初から登録した使用地以外での通信は不可能で、毎1回だけ使用する住所を変更可

ネット上の評判は今のところ良く、1日に1TB通信しても規制がかからなかった等のがあり、auソフトバンクのような露規制いとの報告が多い。また、プラチナバンドを利用すると特別料がかかったり、端末自体がプラチナバンドに対応していない等の嫌がらせいため、田舎民・転勤族の待望の回線だとも言われている。

通信最大速度

通信エリア 下り 上り
5G 4.2Gbps 218Mbps
4G 1.7Gbps 131.3Mbps

プラン(2021年9月現在) 税込表示。期間限定割引等は除外する。

年間縛りしで額4950円ワンプラン

携帯電話とのセット割引

「Home 5gセット割」という割引が適用出来、プラン名に「ギガホ」あるいは「ギガライト」と付く契約に対して毎1100円(ギガライトのみステップ1は割引し、ステップ2は550円、ステップ3以上は1100円)を割り引く。

通信規制ルール

ドコモ公式HP上では「当日を含む直近3日間のデータ利用量が特に多いお客さまは、それ以外のお客さまとべて通信が遅くなることがあります。」とあり、規制のしきい値は公式未発表。ただしauソフトバンクに対抗する的や、ドコモ自慢の堅ネットワーク体制によりソフトバンクより露でひどい規制くてもへっちゃらと言われている。

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