国府高校(こうこうこう)とは、愛知県豊川市国府町(こうちょう)にある高校である。
正式には「愛知県立国府高等学校」。
なお、熊本市にある熊本国府高校(くまもとこくふこうこう)とは別の高校である。
略称は「国府高(こうこう)」になりそうだが、「高校」と紛らわしいのでフルネームの「国府高校」、または「国府」と呼ばれることが多い。生徒は「国府高生(こうこうせい)」になる。ちなみに校長先生は「国府高校校長(こうこうこうこうちょう)」、校歌は「国府高校校歌(こうこうこうこうか)」とも呼べる。さらに言えば国府高校の野球部が後攻になった場合、「こうこうがこうこうこう」になる。
2020年に創立100周年を迎える歴史ある高校である。最寄駅は名鉄の国府駅。もともと国府の町は宝飯郡(ほいぐん)の中心で、郡役所も置かれていた。1943年に豊川町などの近隣の町と合併し、豊川市の一部となった。しかし、現在でも名鉄の特急が停まるように、国府は、小坂井や御津・御油・赤坂などを含む周辺地域の中心地としての役割を担ってきた。
このような経緯もあって、1920年に国府に「宝飯郡高等女学校」が置かれた。その3年後には愛知県国府高等女学校に改称。そして1948年に学校教育法が施行され、「女学校」という区分が無くなり、「愛知県立国府高等学校」、国府高校になった。
現在は普通科と総合ビジネス科(旧:商業科)を持つ高校となっている。卒業後の進路は大学進学が多いが、短大や専門学校への進学や就職をする生徒もいる。週のうち火・木は50分授業だが、月・水・金は55分授業となる。また、1975年には野球部が全国高等学校野球選手権(甲子園)に出場しており、現在でも野球では愛知県内の強豪校である。
「国府」で「こう」と読む理由は、「国府」→「こくふ」→「こふ」→「こう」である。「こふ」を歴史的仮名遣いとみなすと、「こう」と読むことになる。千葉県市川市国府台(こうのだい)、神奈川県小田原市国府津(こうづ)、愛知県稲沢市国府宮(こうのみや)など他の場所でも「国府」を「こう」と読む例が多い。
名前がネタにされることもあるが、「国府」は飛鳥時代に三河国の国府が置かれた場所であることが由来となっており、非常に由緒正しい名前である。ちなみに国府跡は白鳥町上郷中・下郷中にあり、国府高校から国道1号と名鉄の線路を渡った向こうにある。
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最終更新:2024/04/25(木) 13:00
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