コクドウゴジュウニゴウ
国道52号とは、静岡県静岡市清水区と山梨県甲府市を結ぶ一般国道。
古くから甲駿往還として2つの県を結び、現在は「富士川街道」もしくは「みのぶ道」とも呼ばれる。
静岡県と山梨県を結ぶ交通網の中では最も静岡市側に近いルート。
ほぼ南北に一直線に走る形で、沿線を並走する高速道路が現在建設中の為重要性は高い。
夜間の交通量は少ないが、大型トラックの物流が大半を占める。
この記事では3段階に分けて解説する。
国道1号線の興津インター付近、バイパスと旧道の分岐付近から北に伸びる。
起点付近は市街地然とした沿線だが、僅か数kmでいきなり勾配とカーブの多い山間部の様相を呈する。
まあ起点の時点で山がすぐそこまで迫っているし…
10km少々進むと巨大な橋脚と共に、新東名高速道路の新清水インターチェンジに接続。
インターこそ開通したものの、接続路線としては整備状況が心許ないのが現状である。
山梨県側に比べて全体的に快走区間が少ないので改良して欲しい地域ではあるが、今後の予定は未定。
さらに北上すると富士宮市(旧芝川町)をかすめ、山梨県の最南端で県境を越える。
山梨県に入るとほどなく富士川の西岸に達し、対岸を走る県道とJR身延線と並走する形になる。
急峻な地形に沿ったラインではあるが、線形が悪いのは南部町と身延町の境界付近くらいで
富河・南部・身延・西嶋などバイパスが整備された区間が多く、山間部の割には比較的走行しやすい。
富士川に直接貼りついて並走する区間も多く、落石よけの洞門が目立つのも特徴。
沿線には道の駅とみざわや身延山久遠寺といった観光に立ち寄りたいスポットもいくつか存在する。
また、52km付近の富士川と早川が合流する地点周辺は工業施設が数件存在するため、
沿線人口の割に朝夕の渋滞が地味に激しい区間だったりするので注意が必要。
富士川町の鰍沢地区に入り、視界が開けてくる地点で新道と旧道に分かれ、甲府盆地に入る。
新道の方は甲西道路と呼ばれ、中部横断道の増穂インターチェンジから
釜無川(富士川の甲府盆地以北での名称)の手前までは立ち並ぶ高速道路の橋脚と並走する
山梨県内では数少ない高規格整備路線となる。ただし片道1車線。←↑→の付いた信号機も山梨じゃ貴重品。
一方の旧道は富士川町や南アルプス市の市街地を貫く形で韮崎市へと向かう。
どちらも釜無川を渡ったところで国道20号線にぶつかり、新道は東方面へ20号線と重複。
旧道は終点となる(新道の開通に伴い重複扱いの区間が短くなった)。
甲斐市に入り、JR中央本線の竜王駅付近で20号線と別れ、甲府市の中心部へ向かう。
沿線の県立美術館にちなみ美術館通りと呼ばれるが、県央への通勤ルートとなるため終日渋滞が激しい。
甲府駅の南側で国道411号線と接続する地点で終点となる。
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最終更新:2021/04/13(火) 08:00
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