土地家屋調査士とは (トチカオクチョウサシとは) [単語記事]

土地家屋調査士とは、日本の国家資格の一つである。

概要

主に建物（家）や土地が買われる際に依頼者の代わりに不動産の登記を行うのが仕事である。登記とはその人の財産についての情報を法務局に登録して証明することで、土地家屋調査士は個人の不動産の形状や面積などの情報を法務局に登録するのが主な仕事である。

ただし、不動産の権利については司法書士の仕事になっているため、土地家屋調査士の業務範囲に含まれない。

法律系の職業であるが建物や土地の測量も行うため、理系の知識と体力も必要である。

土地家屋調査士の資格を取るためには国家試験に合格しなければならない。学歴関係なく誰でも受けられるが、難関国家資格の一つである。

筆記試験と口述試験の両方に合格しなければならない。筆記試験は午前と午後の2科目に分かれており、午前は主に測量や建築の知識が、午後は主に民法や登記などの法律系の知識が問われる。

口述試験は筆記試験の合格者に対してのみ行われる。土地家屋調査士の業務に関する法律系の知識について口頭で説明しなければならない。

一級建築士、二級建築士、測量士、測量士補のいずれかの資格を持っている人は、土地家屋調査士試験の午前科目が免除される。
- ちなみにこの中で一番簡単なのは測量士補である。
口述試験に不合格だった人は、翌年に再受験する場合に限り筆記試験が免除される。