土鍋とは、土製の鍋である。
その歴史は古く、日本に登場したのは縄文時代だといわれている。
土鍋という名前で呼ばれるようになったのは平安時代のことである。
その頃から鉄製の鍋が普及しだし、それと区別するために土製の鍋を土鍋と呼ぶようになったとのこと。
その後、1950年代にリチウム鉱物のペタライトを用いたリチア系耐熱陶器製の土鍋が開発され、
一般家庭にも普及したしていった。
土鍋は鍋料理を作ったり、ごはんを炊いたりするイメージが強いが、煮物や蒸し料理を作る際に使われることも。
ガスバーナーや炭火などで加熱して使うが、最近ではIH対応の土鍋も製造されている。
「土鍋で調理するとおいしい」とよく言われるが、これは遠赤外線効果によるもの。
土鍋は火にかけると熱を蓄え、遠赤外線を発するという特性がある。
そのおかげで食材の芯にまでじんわりと火を通すことができ、食材の旨味を引き立てることができるのだ。
また、保湿効果が高いという特徴もあり、余熱でも調理が可能である。
取り扱いには多少注意が必要で、金属の鍋と同じように使っていたらすぐに割れてしまうこともある。
よくあるのが鍋底が濡れたまま火にかけること。土鍋は急激な温度変化に弱いので、
外側が濡れたまま火にかけると割れてしまうのである。
また同様に、空炊きすると割れてしまうことも多い。
他にも、土鍋は水分がしみこみやすいので、残った料理を入れっぱなしにしておくと匂いがしみついたり、
カビがはえたりすることもある。
土鍋は新品であっても、目に見えないひびや穴が存在しているという。
そのため新しい土鍋をおろすときは、まずおかゆを炊くべきだとされており、
おかゆのでんぷんでひびや穴をふさぐことができるのだといわれている。
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最終更新:2024/04/19(金) 06:00
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