坂井悠二とは、灼眼のシャナに登場するキャラクターである。声優はCDでは森田成一、アニメでは日野聡。
『灼眼のシャナ』のもう一人の主人公。物語の中ではシャナと並んで中心に位置する。
しかし関連商品など作品外ではシャナに比べて出番が少なく非常に影の薄い扱い。ドンマイ。
“存在の力(この世に存在するための根源的エネルギー)”に変換されて死んだ人間から作られる代替物「トーチ」であり、トーチの中でも宝具を宿した特別なトーチ「ミステス」。
本物の『人間であった坂井悠二』は、当人もその代替物も気付かない間に既に死んでいた。登場してすぐに異世界人"紅世の徒"の襲撃に巻き込まれ、謎の少女に助けられたと思っていたら――
「お前はもう死んでいる」
「今いるのは代替物」
「しかもそのうち記憶や痕跡も消えて無くなる」
――的な宣告をされるという、北斗の拳の雑魚モヒカンより酷い境遇に陥る。
しかし、ミステスであったことを始めとする様々な偶然や必然、
悠二がシャナと名付けることになる名前のなかったフレイムヘイズの少女を始めとする出会いや戦い、
交流や鍛錬を通して、それらの境遇と向き合い、変化や成長を重ねていく。
アニメ版では「UG」とファンから呼ばれることもある。が、アニメ版ではかなり性格に変更がされており、作品そのものも原作と良い意味でも悪い意味でも離れていることから、この呼称を嫌う(一緒にするな的な意味で)原作ファンも多い。
人間の代替物であるトーチは存在の力で構成され、残された“存在の力”を動力にして動いたり意志を働かせ、
残された力の減少とともに意志や存在感を失っていき、いずれ力が燃え尽き消える。
代替物であっても普通の人間のように代謝もあるし、傷を負って血を流したりもする。
だが本質はやはり人間でない力の塊であるため、致命傷を負えばその時点で『人間の代替物』としての機能を失って消滅し、組成に干渉すれば、分解や変形、精神への干渉なども可能。
シャナとの出会いの際に真っ二つに斬られても消滅しなかったのは、シャナが刀にトーチ変形の術をあらかじめかけていたので、『斬られた形のトーチ』に変形しただけで済んだためである。
ミステスはこのような力の塊であるトーチに、灼眼のシャナ世界に存在する不思議物体『宝具』を宿したトーチのことで、
ミステスが消滅または燃え尽きると同時に、ミステスに宿っていた宝具はこの世のどこかのトーチにランダムで転移する。
悠二にも偶然宝具が転移してミステスになっており、宿っている宝具は宿主の力を毎晩零時に記録された初期値へと戻す『零時迷子』。
これによりいずれ燃え尽きるというトーチの宿命からは逃れられたが、否応なしに“紅世の徒”や異能者フレイムヘイズの戦いへと関わることになる。
本質が感情の面にない、特殊な人格の持ち主。
物事に真剣に取り組めば取り組むほど冷静になり、頭が冴え渡る。
また、感情ではなく理屈で物を考え易い面があり、理屈が通っていれば感情をすぐに切り替えることが出来る場面も多い。
その反面、平時には平時で同じように対処をしているため、理屈がどうこうでない場面や、自分自身の感情(特に恋愛面)には非常に鈍く疎い。
それまでの平和な生活では「微妙に要領が良い」と称される程度にしか現れていなかったが、
紅世に関わる非日常の中で、周りの人間を助けるために自分の残された時間をすり減らすことを「捨てるんじゃない。生かすんだ」と言い切ったり、
街を消滅させる『都喰らい』を企む敵から街を守るために、自分の同類であり、感情的には「人間」と思っているトーチを消費する作戦を自ら立てるなどその特異的な人格が浮き彫りになっていき、
悠二自身もそういった人格があるからこそ生き残れていると自分で分かっているため、その面を伸ばしていくことになる。
もっとも、特異な人格であるとはいっても、元々が平凡な生活を送っていたこともあって、感情や倫理などは人並みにはあり、
シャナがアメ玉をくれなかったことで子どもっぽい些細な喧嘩をしたり、自分よりはるかに強いシュドナイに対してハッタリをかました際、内心では物凄いビビっているなど、感情の機敏はそれなりにある。
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最終更新:2025/04/14(月) 22:00
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