均衡財政論 単語

キンコウザイセイロン

  • twitter
  • facebook
  • はてな
  • LINE

均衡財政論Balanced finance theory)とは財政学の用語で、中央政府の財政政策に関する理論である。

健全財政論(Sound finance theory)ともいう。反対語は機能的財政論である。

概要

定義

均衡財政論とは、「財政政策を決める標としてプライマリーバランスが最も適切である」と考え、プライマリーバランス黒字化させて政府累積債務を減少させたりプライマリーバランスを均衡状態にして政府累積債務の増加を食い止めたりする的で財政政策を実行することをいう。

性質

均衡財政論ではプライマリーバランス黒字化させることを最優先の標とする。このためどうしても緊縮財政になりがちである。

経済学との不一致

経済学教科書において財政政策のを語るとき、実質利子率実質為替レートを語ることが多いのだが、プライマリーバランスを語ることが非常に少ない。N・グレゴリー・マンキューの『マンキュー マクロ経済学入門編 第3版(東洋経済新報社)』はその典である。

経済学教科書からは「財政政策を決める標としてプライマリーバランスが最も適切である」という考えが伝わってこない。

ゆえに「均衡財政論は経済学に一致しない考え方である」と評価することができる。

支持する学者

均衡財政論を支持する学者として代表的なものはジェームズ・マギル・ブキャナン・ジュニアである。

関連項目

この記事を編集する

掲示板

掲示板に書き込みがありません。

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
Yasuke Simulator[単語]

提供: ぷでお

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/04/07(月) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2025/04/07(月) 13:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。