声優の盾 単語

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セイユウノタテ

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声優の盾とは、アニメ・ゲーム関連のイベントなどでごく稀に用いられてしまう、催者(あるいは製作スタッフ側)の炎上回避策である。
もともとはアイドルマスターシリーズにおける9・18事件す単であったのだが、その後も複数の事例が発生している。

概要

アニメゲーム関連などのイベントでは、出演してる声優さんを交えたトークショー告知が行われることが多い。
中にはファンの意見を取り入れた企画があったりなど、その形態は様々である。
しかし、そういったイベントにあって、不祥事を起こした催者側が、声優さんを矢面に立たせることで非難を避けようとしたり、運営批判声優へのヘイト行為に摩り替えて自粛を呼び掛けたりすることがごく稀に発生する。

まるで声優にするような行為であることからこの単は生まれた。
この単は、大人ゲームであるアイドルマスターシリーズにおける某イベントが発端となり生まれたものである。(詳しくは下記を参照)

2010年9月18日TGS

後に9・18事件と呼ばれる惨劇の舞台において、それは使用された。

(後に誤解とわかるものも含め)各種のネガティブ情報ドン引きした決起大会の舞台において、坂上陽三氏は最後に竜宮小町律子プロデュース不可を告げると、アイマスガールズのみを残して舞台から去った。

残されたPの中には、あまりの誰得ぶりに怒りを覚えていた者さえいたが、しかしブーイングや罵をぶつけようにも、すでに坂上氏はそこにはおらず、もしそのような行為を行うと、結果としてアイマスガールズに罵をぶつけることになってしまうため、どうすることもできず言で会場をあとにするしかなかった。

この件を「人間」になぞらえ、「声優の盾」と表現する人が現れるようになった。この日の発表方法のまずさをる際の要素の一つとなっている。

声優に関する付随した発表

その後、ネットを媒介してPたちが怒りを爆発させたのに対して、公式ブログがこう発表する。

最後に、大切なお願いがございます。

一部の方による、出演声優様への「誹謗中傷の書き込み」等が、ネット上にて見受けられます。
出演者の皆様に、ご迷惑をお掛けするような行為は止めて頂けます様、何卒、お願い致します。

声優の皆様はプロとして、その演じるキャラクターに、情と熱意をもって命を吹き込んで
頂いております。何よりその点をご理解いただき、誹謗中傷行為を慎んでいただきますよう、
何卒お願い致します。

この発表について、前述のTGS当日の対応と併せて「公式声優にして作品への批判を抑えつけようとしているのでは」という推測もなされ、一部では反発が起きた。しかしこの時2ch等では声優スレッドが荒らされていたのは事実であり、この公式による発表は他意のない摯なお願いだったと捉える向きもある。この公式の発表も含んで「声優の盾」と呼ぶかどうかは個々人の考え方次第である。

第二例

2012年に起きたココロコネクトドッキリ事件の際、公式が初めて出したコメントは「スタッフ一同」という責任所在が曖昧な名義であり、スタッフ名前かった。にも関わらず声優ブログ等に個人名義でコメントを発表。「この状況でどうして声優だけが個人名義なのか」と、その対応を新しい声優の盾だとする非難がでた。
なお本件に関しては原作者に一切責任はなく、企画を行ったキングレコードスタッフ山中隆弘)等に責任があるので、怒りの矛先を間違えないようにしよう。(詳しくは該当項目を参照) 

第三例

2015年に起きたテイルズオブゼスティリア炎上騒動の際、責任者である馬場英雄Pはテイフェスを欠席。一方、巻き込まれた声優が「土下座せんばかりで陳謝」するという状況が発生し、新たな声優の盾と言う非難が出た。

第四例

2017年9月27日ニコニコ生放送「第13回けものフレンズアワー」は二日前の9月25日たつき監督が「カドカワの意向でけものフレンズを退した」というツイートが行われ、炎上した最中の放送であった(詳細は「9.25けもフレ事件」の記事を参照)。
そんな状況だったこともあり、何かしらの形で触れられるのでは?と予測するが挙がっていたが、開幕たつき監督の降騒動に対して出演声優による言及が行われた。KFPの関係者からの説明はなく、これだけ非難された「声優を矢面に立てて非難を回避する」という悪手を再発させたと言われても止むしの事態が起きてしまったのである。
よりにもよって声優を差し置いてたつき監督が所属するヤオヨロズ下の事務所であるジャストプロの所属声優に件の発言をさせた点が一層きな臭さを際立たせている。

ただし事情を説明していないのはヤオヨロズ側も同様であり、KFPが言わせたのか、ヤオヨロズが言わせたのかはわかっていない。
 ツイッターでもこの一件の直後に「声優の盾」がトレンド入りしており、今回の一連の騒動の大きさをめて再認識させる出来事だったといえよう。

なおツイッターでは「声優さんを謝罪させた」として広まっているが、謝罪はしていないので気をつけよう。

関係者が出ずに声優のみを出させたという点で問題はあるが、それはそれとしてデマを広めることは、フレンズ民度を疑われることになるので自重するべきである。

第五例

『ラブライブ!』シリーズ原作とするソーシャルゲームスクスタこと『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』におけるメインストーリー炎上において(詳細は「スクスタメインストーリー炎上問題」の記事を参照)数カ続く炎上にも関わらず責任者が一切表舞台に出て来ずに、声優ばかりが生放送という形で矢面に立たされているという状態が続いている

シナリオは、たくいえばイジメ行為ではないかと呼ばれる展開等が原因で炎上しており、それに対する批判自体は起きて当然である。にも関わらず、出演声優に「〇〇(イジメを行ったキャラクター)は悪くない」等の擁護させるような発言をさせており、声優の盾を行使するなと批判が上がることとなった。

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