多々買いとは (タタカイとは) [単語記事]

すべてはあの日から始まった──。

ライダースレ民たち、購買者の多々買いは熾烈を極めた。
予約瞬殺、転売厨、発売延期、konozama、デコマス詐欺……数々の運命のフィギュアが彼らに配られた。
幾つかの出会いがあった。それを上回る数え切れない争いがあった。
そういった試練を全て乗り越えて、しかし今、彼らは信じていた。
多々買いの終わりは近い。残る１体のフィギュアを買えばシリーズはコンプリートされる──。

だが、彼らの知らないところで最大の試練が目覚めつつあった。
限定ver.はどこだ？再販決定は誰だ？この財布はやはり滅びに向かうのか？
多々買いは終わらない……経済のうねりは今、クライマックスへと加速していく！

概要

ある作品、またはジャンルにおけるファングッズを多量かつ継続的に購入することを『戦い』に引っ掛けたネット用語。
多くの場合、元作品にバトル要素が含まれているものや、商品展開がえげつないものに対して使われる。

千円～二万円台の、単品購入ではさほどの痛手ではないものを複数種類に渡って購入し、財布への打撃が蓄積していくようなニュアンスが含まれている。
そのため、非常に高価な商品を奮発して購入する場合や、商品の価格帯が数百円程度と低額である場合には、あまり使われない（→　大人買い）。
（ただし、低価格帯であっても、数十～数百単位での購入を前提としている場合はこの限りではない）