多数決ドラマとは (タスウケツドラマとは) [単語記事]

多数決ドラマとは、電撃文庫とniconicoがタッグを組み、ニコニコ生放送とその機能を使用して贈る新しいメディアミックスプロジェクトのことである。

第一弾は2015年 11月28日の第一回放送を皮切りに、全５回を予定しており、また既に第二弾の放送も2016年 2月5日（金）に予定されている。

概要

多数決ドラマの起点は「ゲームブック」（ストーリーが読者の選択で分岐する読み物）であり、電撃文庫が提供する各作品のオリジナルストーリーをニコニコ生放送で配信。
ストーリーの途中で分岐が発生、ニコニコ生放送のアンケート機能で視聴者が投票、それを集計し、もっとも支持を得た分岐でストーリーを進行、これを繰り返すマルチエンディング型の展開となっている。

放送の関係上、一度の放送で流せるのは基本的にルート分岐を含めて一つのストーリーのみであり、視聴者の選択次第では次回の放送も同じルートを辿ることもある。
全5回の放送に対し、ルート分岐は多岐にわたるので、多くのルートを見るには視聴者の「談合」が重要となる。

ニコニコ生放送での配信は、ゲストや関係者などがプロジェクトの趣旨やストーリーの感想などを話すパートと、ストーリーを実際に進めるパートに分かれている。

呼ばれるのは高坂桐乃、黒猫、新垣あやせの３人。

あやせルートではＬＰ（ライフポイント）が設定され、視聴者の選択だけでなく、ストーリの流れでＬＰは減少していく。これが０になると即座にゲームオーバーになるが、ほとんどの選択肢にコンテニューが付いてるからか、視聴者はゲームオーバーを先に回収する傾向がある。
また、他のキャラクターでも本人が望んでいない選択肢（その時はほぼ３択になっている）を選んだ場合は再選択となる。

　と、３回の放送に対してきれいに３人のルートに分かれている。
３人のルートを見たから言えるが、分岐はあれどだいたいのストーリーの流れは共通しているようだ。

　モデルを用いたかわいいイラスト（非エロ）で対象の警戒心を解く→衣装チェンジ（分岐ありちょいエロ）→胸をいじる（分岐あり）→更にエロくする→サプライズエンド

　そして３人のルートを一通り見た視聴者が選んだ第四回目のルートは

であった。そして更に、あやせルート１回目の過ちを、全く回避しない視聴者。まったく反省していない。

1月23日の放送では「紗霧と桐乃どっちが変態か」というアンケで投票数が少数点を含め完全に一致し、運営を困らせる奇跡が発生した。しかもある意味間違っていないという。

ちなみに、この奇跡を筆者は「完全一致奇跡」と呼んでいる。

「青春ブタ野郎」シリーズの舞台となっている、峰ヶ原高校の文化祭がこのドラマの舞台。

いつものように妹のかえでに起こされる咲太。文化祭が開催中の学校に着くやいなや、親友の佑真から突然の頼みごとが。なんと、文化祭名物のミスコンにエントリーしていた女子が全員辞退という緊急事態。その理由が咲太の彼女である麻衣が出場するという噂によるものらしいようで…。そして、「さくら荘のペットな彼女」のヒロイン、椎名ましろもフラッと文化祭に参戦…？！