多重質問の誤謬とは、詭弁の一つである。
国民的な尺度や定まりが無い事を前提とした質問によって起こされる誤謬のことである。はったりのひとつであり、回答者を追い込むために巧く質問するやり方として使われることもある
ただしたまに誤解されるが、回答者が非難されたり追い詰められる事を含まなくても多重尋問には該当する(「なぜ人を殺してはいけないのか?」など)
多重質問は問い方や問題のミスであるとの言い方もできる。取らぬ狸の皮算用という日本のことわざにも似ており、「どうやってたぬきを取るのか?」とたぬきの存在が確認できない土地で聞くことも多重質問にあたる。
(たぬきがいるかどうかも定まってないのに、質問ではいることが前提になってしまっている)
で、結局あなたは何がしたいんだ?
たとえば日常生活でもよく見られるこの質問も多重質問の誤謬に陥っている
上記質問は何がしたいかという目的を聞く質問であるが、何が目的だろうが目的がなかろうが自由であり、そこに統一的な尺度はない。だから回答者に目的は無いという可能性も存在する。にもかかわらず、目的があるという事を上記質問は前提にしており、詭弁になっている。
「別に何がしたくても何もしたいことがなくても問題はない」という人それぞれな側面を無視し誤った前提を持って投げかけられる質問とそれによって起こる誤謬、それが多重質問の誤謬である
なぜ人を殺してはいけないのか
要するにここでも「人殺しが許されてない」という誤りが前提となっており多重質問である。
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最終更新:2025/12/07(日) 21:00
最終更新:2025/12/07(日) 21:00
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