夜明けまであと3秒とは (ヨアケマデアトサンビョウとは) [単語記事]

夜明けまであと3秒とは、バンダイナムコゲームスの音楽ゲーム「シンクロニカ」などに収録されている楽曲である。

概要

初出はシンクロニカ。第2回天下一音ゲ祭シンクロニカ部門店舗予選曲であり、2015年 10月15日よりAOU加盟店舗のシンクロニカ筐体に先行配信された。作曲はTaku Inoueこと井上拓。シンクロニカではSynchronicityに続き2曲目の収録となる。
ちなみにTaku Inoueはシンクロニカの初代サウンドディレクターも担当していた。(2018年 6月まで担当)

後に第2回天下一音ゲ祭ブロック決勝大会では同社の音楽ゲーム「太鼓の達人」の予選課題曲と相互移植するとの事前告知の通り、同年11月26日に「太鼓の達人」へと交換移植された。（シンクロニカには太鼓の達人より「朱の旋律」が交換移植された）

時は流れて第3回天下一音ゲ祭では交換楽曲としてくじ引きの結果、maimaiへ移植された。2016年 12月15日より先行配信対象店舗で先行配信され、2017年 2月14日に全ての店舗でプレイ可能になった。

さらに時は流れて2018年、6月17日に公開されたシンクロニカTV(第四回)にてシンクロニカ3周年記念としてPANDORA 譜面実装告知がされ、翌日よりプレイ可能となった。

PANDORA 譜面実装の2ヶ月後の同年8月3日、今度はグルーヴコースターへの収録と「MSSP グルコスシンクロ祭」コラボが告知され、8月9日よりプレイ可能となった。コラボということで、楽曲移植のみならずシンクロニカをイメージしたスキン「Synchronica」が追加されたり、プロデューサーに挑戦！というスコアアタック企画が用意されていたり、と盛りだくさんの内容になっている。

肝心の譜面であるが、作曲者が「手数多めの殺人ビートになったのは、あのとき蚊に刺されたからかもしれません。」と語った通り、どの機種でも難易度は高め。もしも隅田川沿いを散歩中のTaku Inoue氏が蚊に刺されなかったらもっとゆったりとした曲になっていたのだろうか…。(天下一音ゲ祭公式ツイッターより)

難易度表

シンクロニカ

アーティスト名	Taku Inoue
BPM	177～182
難易度	NORMAL	ADVANCED	TECHNICAL	PANDORA
難易度	7	12	17	19

TECHNICAL譜面はLv17となっているが、開幕から12分が配置されてたり、トリル気味に配置された16分4連打配置や逆くの字(＞)に配置された16分連打配置があったりとかなり忙しめ。無理にタッチで拾いに行くよりはグリッサンド推奨。
かつては他のLv17ではあまり見かけない独特の配置が多めで、サビ終わりには片手拘束スワイプ配置があることから個人差はあるもののGod Ray(元Lv17)や朱の旋律と並びLv17詐称との声も大きかった。現在ではLv17～18の譜面数が充実してきたこともあり、だいたいLv17でも強い方という認識で落ち着いている。

PANDORA 譜面は2018年 6月18日より追加。シンクロニカ TV(第四回)でのキミズPの発言から譜面自体は曲ができたちょっとあとくらいから存在していたものの、当時は人類にはまだ早かろうということで自粛して実装を見送っていた様子。
このキミズPの発言通り、全体的にTECHNICALを一回り強化したような配置になっていてLv19の中でもかなり手ごわい譜面であり、生半可な実力では箱に食べられてしまうと思われる。実力に自信がないがそれでもプレイしてみたい場合、まずはセーフティを使用してのプレイをおすすめする。手持ちのシズクに余裕があればオートプレイで譜面を鑑賞したりするのもおすすめ。

太鼓の達人

収録作品	新筐体（ムラサキ～）
表譜面	かんたん	ふつう	むずかしい	おに
難易度	★x4	★x5	★x7	★x9
コンボ数	135	189	537	814

裏譜面こそ現時点では存在ないが、おに譜面では12分複合があったり、24分連打が配置されてたり、序盤に加速する場所があったり、3,2,1の声ネタに合わせて音符が飛んできたりとやはり手数多めの殺人ビートらしく忙しめ。全体的には総合力の問われる譜面となっている。

ちなみにこの曲を含むシンクロニカからの移植楽曲は「ナムコオリジナル」ではなく「ゲームミュージック」扱いなので探す際には注意しよう。シンクロニカでも太鼓の達人からの移植曲が「ゲーム」ジャンル扱いであることを考えると仕様である。

maimai

アーティスト	Taku Inoue
BPM	182
難易度	EASY	BASIC	ADVANCED	EXPERT	MASTER
	4	6	8	11	12+

前述の通り第三回天下一音ゲ祭開催前のくじ引きの結果maimai MURA SAKi PLUSにて移植され、それ以後のバージョンでも収録されている。特にMASTER 譜面はシンクロニカの配置を意識した配置が多い。
上の表のBPM 182は筐体上のBPM表記に倣ったものであり誤表記ではないことを明記しておく。
ちなみにムービーはシンクロニカのものやGot more raves?のようなシンクロニカのプレイ動画ではなくmaimai オリジナルのもの。

GROOVE COASTER

ジャンル	音楽ゲーム
アーティスト	Taku Inoue
BPM	177～182
DIFFICU LTY	SIMPLE	NORMAL	HARD	EXTRA
	4	8	11	13

GROOVE COASTER 4 STAR LIGHT ROADにて「MSSP グルコスシンクロ祭」が開催され「Libera Ray」と一緒に移植。夜明けまであと3秒にとっては初めての天下一音ゲ祭以外の移植でありこれで移植3機種目である。演出にこだわった2機種のコラボということもあり、グルコスのシンクロニカのビジュアルを再現した背景演出、ノーツの動き、ノーツの配色は必見。

コラボについて

今回は「MSSP グルコスシンクロ祭」の通り、MSSPことM.S.SProject、GROOVE COASTER、シンクロニカの三者間でのコラボであり、グルコスとシンクロニカで共通新曲「M.S.S.Phoenix」が収録された他、グルコス側では前述の通りスキン「Synchronica」が実装されたり、プロデューサーに挑戦！としてイベント開催期間中にグルコスの夜明けまであと3秒(NORMAL)でキミズPのスコア966,093を1点でも超えれば称号「キミズPを破りし者」の称号が獲得できたり、いつも通りオンライン対戦イベントが開催されていたりした。(2018年 8月9日～9月2日まで)
コラボスキン「Synchronica」はこの曲と「Libera Ray」のデフォルトスキンとしても採用されている。

シンクロニカにはグルコスよりGROOVE COASTER 2 HEAVENLY FE STI VALのプロモーションムービーでも使用されていた「VOLT」とまさかの「ouroboros -twin stroke of the end-」がシンクロニカに移植され、特にouroboros -twin stroke of the end-が1358ノーツとこれまでのシンクロニカ最高ノーツ数を大幅に塗り替えたことで話題となった。こちらでもVOLT(ADVANCED)でDJ87GTのスコア3,746を超えると「DJ87GTを破りし者」の称号が、ouroboros(TECHNICAL)でキミズPのスコア15,379を超えると「キミズPを破りし者」の称号が獲得できた。(同じく2018年 8月9日～9月2日まで)
キミズPのスコアはグルコスの966,093といい、シンクロニカでの15,379(Clear Rat e113.2%)といいこれを超えるのは生半可な実力では厳しかったと思われる。余談だがシンクロニカではスコア集計後にもさらにスコアを更新しており15,487（Clear Rat e114.0%）まで更新している。自分で自分を破りし者。

それぞれのプロデューサーのスコアアタックの様子はこちら。(グルコス/シンクロニカ)

ちなみにDJ87GT、キミズP両名へのインタビューによると今回のコラボはグルコスチームがシンクロニカチームにコラボやりませんかと声をかけたのがきっかけとのこと。DJ87GT 曰く「グルコスでシンクロニカの曲を遊びたい！というユーザーの声が多かったので今回のコラボに至った、好評であれば第二弾もやりたい」とのこと。詳しくはこちら。（前編/後編）