「大和撫子、咲き誇れ」とは、かぐらPが制作したミクオリジナル曲である。
作詞・作曲共にかぐらPが担当している。背景は流良氏。
かぐらPのVOCALOIDオリジナル曲の3作目。
時に強く、時に儚い女心をストレートな歌詞に乗せ、ロック調のメロディで構成されたVOCALOID和風曲。
今回は季節・時期は特に設定されていない。
日本女性の美称である「大和撫子」をキーワードに、恋に恋する少女の揺れる心を描いている。
かぐらPの曲調としては珍しい部類。また、女性の憂う心情を綴った歌詞が多い中、この曲の歌詞は非常に積極的あるいは自信に満ちた情動も感じさせる。
タイトルに含まれる撫子は初秋の季語。秋の七草のひとつで、「撫でし子」の転。女子供の象徴。花言葉は「無邪気」「大胆」「長く続く愛」など。
「大和撫子」は日本女性を賛美する表現の他に、中国種の石竹(唐撫子)と在来種を区別するための呼称として用いられることもある。
ちなみに、歌詞の中盤に登場する「狂い咲き」とは、本来ならば時季でないにも関わらず、植物が発芽・開花する現象のこと。冬の季語。秋口の台風や害虫の影響で葉が早くに落ちてしまうと、植物は発芽・開花を抑制する休眠物質を充分に作ることができず、秋になっても花芽の成長が止まらない。初秋はそれほど気温も下がらないため、低温による抑制も働かず、季節はずれの発芽・開花が起こることがある。
しばしば、各地で桜が狂い咲きして話題になる。木蓮は狂い咲きしやすいことでも有名。
なお、週刊VOCALOIDランキングでは、#100で初登場4位にランクインした。続く#101でも62位にランクインしている。
2009年12月11日に、「五月雨恋歌」と共にJOYSOUNDリアルタイムリクエストにエントリーされた。
2009年12月30日のコミックマーケット77(二日目)、サークル「DeZI:R」のスペースにて頒布されたCD『花鳥風月』に収録されている。
ジャケットイラストは水神流良。価格は1,000円也。
詳細は特設サイトを参照のこと。
2009年9月6日のTHE VOC@LOiD M@STER9にて頒布されたCD『凛として、』にも収録されているが、こちらの頒布は終了している。
あさきゆめみし こひによふはな
おもひこがれて いくとせこえて
みのりむかえず ちりゆくならば
せめてあなたに ちらされて
浅き夢見し 恋に酔う華 想ひ焦れて 幾年越へて 実り迎えず 散り逝くならば せめてあなたに 散らされて
あゝ 凜と鮮やかに 咲いて、咲いて、咲き誇る華
あゝ 泣くことなかれ 恋をする乙女は 強くあれ
好きよ、好きよ、大好きなひと
この唇に 彩添えて
いつかあなたを 振り向かせるわ
大和撫子、咲き誇れ
溢れる愛は、絶えることなく 風に吹かれど 倒ることなく 溢れる哀に 手折ることなく 愛の言葉を したためて
あゝ 愛は密やかに 胸を、強く 締め付けるけど
あゝ 凛として咲け 恋に酔う乙女は 強くあれ
好きよ、好きよ 大好きなひと
胸元に 魅惑の華添えて
いつもあなたの そばにいるから
大和撫子、狂い咲け
あゝ 凜と鮮やかに 咲いて、咲いて、咲き誇る華
あゝ 泣くことなかれ 恋をする乙女は 強くあれ
愁いし、あゝ、、、
好きよ、好きよ、大好きなひと
この唇に 彩添えて
いつかあなたを 振り向かせるわ
大和撫子、咲き誇れ
好きよ、好きよ、届かぬ想い
この唇に 彩添えて
色は匂えど 散り逝く運命
大和撫子、咲き誇れ
大和撫子、狂い咲け
大和撫子、凛と散れ
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最終更新:2024/04/18(木) 11:00
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