大塚周夫単語

オオツカチカオ

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大塚周夫とは、日本俳優男性声優である。青二プロダクション所属。
出演作などの詳細はwikipediaexitを参照してください。

概要

ニコニコ動画では「至高のツンデレ」でおなじみ海原雄山中の人である。

大塚明夫にして日本声優界における重鎮の一人。息子大塚明夫との子共演もしばしば見られる。
元々アテレコ業界に入ったのは、外画の吹き替え興味を持ったからである。
洋画ではチャールズ・ブロンソン等の吹き替えを担当することが多い。

とある番組に出演した際に「声優界最年長」とされたほど、80歳を越えてもなお現役で活躍していた。
(実際は他にもいるが、現役という意味でのテロップとも考えられる)
作品は問わないものの基本的にアニメはそれほど好きでなく、ナレーションは大の苦手らしい。
しかしそうは言いながら現在でも深夜アニメ・ゲームなどを問わず、様々な作品で出演している。

年のこともありテンションの高い役は「キツイ」とのこと。
が、それでテンションを落としてしまうとキャラクターらしさを損なうとして「なんとかっている」と述べている。

鬼太郎などで共演した野沢雅子、故・田の中勇とは劇団で一緒の仲だった。
そのため鬼太郎で共演した時も舞台ノリでお互いの芝居に意見したり逆にされたりして創り上げていった。

の場に姿を見せる時は、概ねスーツ姿で登場する。
私服姿を見せたのは墓場鬼太郎インタビューの時など、実に稀である。

2015年1月16日、所属事務所青二プロダクションから
1月15日に「虚血性心不全」のため亡くなった』と公式HP上で発表。享年85歳

息子とのエピソード

役者として頑固だったとされており、大塚明夫がかつて俳優という仕事を嫌い対立していたのはそのせいもある。
アニメ仕事悪役ねずみ男)をしていた周夫にかこつけてからかわれたなどの過去も関係しているとか。
しかし紆余曲折あって明夫が同じ仕事を始めてから、父親のそれまでの姿勢や態度が理解出来るようになったらしい。

例えば明夫が幼少期、周夫が台本読み暗記)をしている際、妻がいなかったことがあった。
そんな大変な時期に、明夫に大泣きされてしまった周夫は、困ったあげくに息子押入れに放り込んでしまったという、ちょっと(息子にとっては)可哀想なエピソードがある。
このことを息子の明夫は「そうなるのも理はい」と・周夫の行動を責めるどころか
「もし役者にならなかったらこの時の親父の気持ちが一生わからなかった」
と理解を示している。

役者に一番必要なのは人間観察であるとしており、その賜物は随所で多く見られる。
特に「ブラックジャック21」で医師会長役として息子と共演した時、会長息子撃されるシーンの脚本には
息子よ!
と記されていた、しかし周夫は「息子』なんて呼びかけるはいない」と、アドリブ
明夫!明夫!
と、今正に共演している息子名前を呼びかけた、というエピソードもあった。

そんなから明夫は「血を遺してもらった」とって、周夫をとても喜ばせたらしい。
2000年後半くらいから徐々に子関係を意識したキャスティングが増加している。 

また、BIG BOSS役で出演したPS3ゲームソフトメタルギアソリッド4」においても、
台本に「”息子よ”」と呼びかけるシーンがあったが(上記ブラックジャック同様に)
息子に、息子よと呼びかける父親は居ない」と小島秀夫監督に、セリフ変更を希望したエピソードもある。

ねずみ男

息子の明夫が「一番すごい仕事」としているのがこのねずみ男である。

ねずみ男半妖怪という立場上、人間にも妖怪にもお化けにも仲間に入れてもらえない存在である。
そんな孤独生活が続いたことで心が荒み性格が嫌になっていったのだろう、と周夫は分析している。
(他にも深い部分をっているがここでは書き切れないので割愛する)

明夫く「外画の吹き替えと違って漫画漫画、だから入れ込む人によって役の立体感が違う」としたうえで
ここまで作り上げられているキャラクターはなかなかいない
とまで賞賛していた。

本人もねずみ男のこととなると、どんな思いで演じていたかを詳細にるのはほとんどお決まりになっている。
また、そういった俗っぽい人間適当さを体現した性格に共感を覚える部分も多いとか。 

周夫のねずみ男はたまにオネエ言葉を交えることがあるが、これは
台詞をあまりキツく感じさせないための配慮である。
ちなみにこのオネエ言葉の芝居を教えたのは田の中勇だった。

しかし第三期ではねずみ男富山敬に交代する。
周夫は「ねずみ男の芝居に間違いはない」とまで断言出来るほどのお絶対的な自信を持っていたので、
この交代劇には驚き、疑問を抱いたという。

だが元祖ということに代わりはないため、その後も周夫はねずみ男を演じる機会には恵まれている。
実際周夫は1期から2期、そして数十年ぶりのTVアニメアフレコとなる墓場鬼太郎と演じてきており、
シリーズの中では一番長い間ねずみ男を演じている役者である。
また、それだけでなく、まんがビデオ水木しげる作品にゲスト出演した鬼太郎達の中で
初代のメンバーと一緒に参加するなど、様々な媒体でねずみ男を演じている。

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最終更新:2024/03/28(木) 22:00

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