大杉忠太とは (オオスギチュウタとは) [単語記事]

お前か、概要ってやつは

生徒を学園ヒエラルキーだけで判断して態度をコロコロ変える上、自分の気に入らない、もしくは目をつけた生徒をとことん目の敵にしている。弦太朗に対して「究極の問題児」と蔑む。学園で何かトラブルが発生すると「コラ、如月」である。

園田紗理奈に下心丸出しの好意を持っており、アプローチをかけて振り返ると誰もいないのはテンプレ。

園田先生がいなくなると露骨に落ち込み、誰にでも隔たりのない弦太朗に話し相手をもとめるようになった。(かなり無理やりな口実で絡むこともしばしば)

演じているのは「ジャンガジャンガ」でおなじみ、アンガールズの田中卓志。

劇中でも「気持ち悪い」と言われる、「高校時代に女の子と一度しか喋ったことがない」と発言するなど、何故か涙が出てくる。

2012年度の新学期が始まってからも問題児である弦太郎達を目の敵にしてきた彼だったが、新学期始まった早々発生したムスカ・ゾディアーツとの戦いの際に38番のネットスイッチを取りに急ぐ健吾を見かける。それからの彼はいつもの様に後ろ姿を付けていたのだが、追いつめたところで偶然ラビットハッチに入ってしまった。ラビットハッチに迷い込んでしまい困惑した彼は、事情説明により弦太郎達が月を拠点として仮面ライダー部として活動していることを知る。だが、仮面ライダー部はそもそも学校生活の裏で活動する部活動。校長非公認の部活を目の当たりにした彼は仮面ライダー部に解散命令を下すが、ムスカ・ゾディアーツに襲撃されたところを仮面ライダーフォーゼこと弦太郎に救われる。戦いの後は弦太郎に救われた恩返しのつもりなのか「仮面ライダー部に所属する生徒達を守る」という名目として仮面ライダー部の顧問に就任することになった。

彼は当初は主人公の邪魔者である単なる嫌味キャラではあったのだが、物語の進行でキャラとしての立場が変わっていき、最終的には登場が遅すぎた「おやっさん」ポジションのキャラクターとして位置づけられる様になったと言えよう。

なお、仮面ライダーフォーゼにおけるラビットハッチは恒例のたまり場ポジションとして位置づけられていたが、物語途中までは明確な「おやっさん」ポジションのキャラクターが存在しない。シリーズの中でも珍しい「主役ライダーに対応するおやっさんポジションのキャラクターが存在しない作品」として位置づけられようとしていた。しかし、彼が仮面ライダー部の顧問として就任するに当たり、その考えも過去の物になった。