大谷智久(おおたに ともひさ、1985年2月14日-)とは、兵庫県出身の元プロ野球選手(投手)である。現在は千葉ロッテマリーンズのコーチ。
千葉ロッテマリーンズ #85 二軍投手コーチ |
|
---|---|
大谷智久 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県 |
生年月日 | 1985年2月14日 |
身長 体重 |
176cm 82kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2009年ドラフト2位 |
引退 | 2020年 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
出身は兵庫県ということになっているが、出生地は岡山県新見市、野球を始めた小学校時は神奈川県横浜市在住で、その後中学から大阪に転居という経歴。
報徳学園では3年春のセンバツ(2002年)にエースとして出場、5試合すべてに完投して優勝を果たす。夏は甲子園1回戦で敗れた。高校卒業後は早稲田大学に進み、宮本賢と2枚看板として活躍。4年春には最優秀防御率を獲得し4度のリーグ優勝に貢献。2007年には全国優勝を果たす。
社会人のトヨタ自動車でも1年目から活躍し、社会人野球日本選手権大会に2年連続で優勝。MVPになった2年目にはドラフト候補に挙がったが指名漏れ。3年目の都市対抗でも優秀選手賞に選ばれ、2009年のドラフト2位で千葉ロッテマリーンズに指名され入団した。
2010年は4月23日の福岡ソフトバンクホークス戦でロングリリーフしプロ初勝利を挙げ、同年のルーキー勝利一番乗りとなるが、その後は11試合で防御率7.20と結果を残せなかった。
2011年は開幕一軍入り。敗戦処理のロングリリーフで好投して信頼を勝ち取り、5月末から先発ローテーション入り。しかしなかなか援護に恵まれず勝ち星が伸びなかった。8月後半から打たれ出し、9月以降はリリーフに戻った。最終的に34試合に登板(先発15試合)、3勝9敗5ホールド、防御率3.38。
2012年はまたビハインドのロングリリーフで起用され、7月からはその合間に谷間で先発するようになる。リリーフ登板して中1日で先発を2度やらされるという酷い起用法だったが、42試合に登板(先発6試合)して4勝6敗5ホールド、防御率3.20と前年よりいい成績を残した。
2013年は開幕直後に1試合先発で投げただけで炎上して二軍落ち。7月に復帰したあとは先発とリリーフで交互に投げるような起用法で、全体的に精彩を欠いた。この年は14試合(先発9試合)で2勝5敗、防御率6.99に終わる。
2014年は中継ぎとして開幕一軍入り。益田直也が不調に陥った後はセットアッパーとなり、チームトップタイの23ホールドを挙げた。
2015年も引き続きセットアッパーとして起用され、4月5日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦以外では決して相手チームに勝ち越しを許さない、安定した投球でチームを支える。8月31日に右内転筋の肉離れで登録を抹消されたが9月22日に復帰し、シーズン終了まで投げ抜いた。クライマックスシリーズではファーストステージでまさかの3失点で敗戦投手となったが、ファイナルステージでは無失点に抑えている。この年はリーグ2位の32ホールドを記録した。
2016年は開幕戦に登板した際、守備で腰を痛め早々に戦線離脱。5月に復帰したものの復帰を急いだばかりにコンディションが万全でなく、失点する試合も少なくなかった。8月には右膝内側側副靭帯損傷で全治6週間の診断を受け、二度目の離脱。最終盤の9月26日に復帰した。シーズントータルでは32試合登板で13ホールドと前年より成績を落とし、怪我に泣かされた一年となった。
2017年は離脱者が多かったリリーフ陣でフルシーズン一軍に帯同。中継ぎとして2015年に次ぐ55試合に登板して23ホールドをマークしブルペンを支えた。
2018年は左ふくらはぎ違和感で開幕二軍スタート。4月には一軍昇格するが、45試合に登板し防御率5.40とシーズンを通して不調で夏場からは勝ちパターンから外れた。5月にはFA権を取得するが行使せず残留。大隣憲司の引退に伴いチーム最年長投手となった。
2019年は開幕一軍を逃すと、そのままずるずると二軍暮らしが続いた。二軍では防御率1点台と結果を出していたが、一軍ではシーズン終盤の2試合の登板のみ、しかも2試合ともリリーフで黒星という結果に終わった。
2020年も二軍暮らしが続き、ついに一軍登板なしに終わり、オフに戦力外通告を受ける。現役続行を目指したがオファーはなく、現役を引退した。
そのままロッテに残り、2021年は育成投手コーチに就任。2022年からは二軍投手コーチを務める。
2013年から2017年までパ・リーグに同姓の大谷翔平がいたため、翔平と比較され「大谷じゃないほうの大谷」と呼ばれることも多かった(ひどいのには「偽大谷」「二流大谷」など)。彼の実力を知るマリーンズファンは高校・大学・社会人を名門で過ごしたのみならず、その全てで全国大会優勝を果たしていることに因み、「エリートのほうの大谷」と呼んでるとか。
さらに2020年の引退時には、スポーツニッポンの記事で「年内最後のコロナ対策連絡会議智久投手(35)」という謎の誤植をされ、ついに大谷ですらなくなってしまった。前日の「プロ野球&Jリーグ 年内最後のコロナ対策連絡会議」という記事のタイトルが紛れ込んだものと思われるが、なぜ大谷の苗字のところに入り込んだのかは不明。
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010年 | ロッテ | 11 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | .500 | 15.0 | 4 | 5 | 12 | 12 | 7.20 |
2011年 | 34 | 15 | 0 | 0 | 3 | 9 | 0 | 5 | .250 | 120.0 | 23 | 78 | 49 | 45 | 3.38 | |
2012年 | 42 | 6 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 5 | .400 | 81.2 | 19 | 44 | 30 | 29 | 3.20 | |
2013年 | 14 | 9 | 0 | 0 | 2 | 5 | 0 | 0 | .286 | 47.2 | 16 | 27 | 38 | 37 | 6.99 | |
2014年 | 49 | 1 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 23 | .500 | 60.1 | 10 | 40 | 13 | 13 | 1.94 | |
2015年 | 56 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 32 | .750 | 64.0 | 5 | 53 | 21 | 17 | 2.39 | |
2016年 | 32 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 13 | .250 | 31.1 | 11 | 15 | 14 | 12 | 3.45 | |
2017年 | 55 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 23 | .600 | 52 | 15 | 33 | 20 | 18 | 3.12 | |
2018年 | 45 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 0 | 18 | .250 | 41.2 | 18 | 36 | 25 | 25 | 5.40 | |
2019年 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | .000 | 1.2 | 2 | 1 | 3 | 2 | 10.80 | |
NPB:10年 | 339 | 31 | 0 | 0 | 20 | 34 | 0 | 120 | .370 | 515.1 | 123 | 231 | 225 | 210 | 3.67 |
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 投手 | 339 | 43 | 82 | 4 | 2 | .969 |
掲示板
提供: ひろりん___________
提供: ゆんなの
提供: ゲスト
提供: ら!!!
提供: elevensesmaster
急上昇ワード改
最終更新:2025/03/24(月) 17:00
最終更新:2025/03/24(月) 17:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。