大阪国際空港とは、兵庫県伊丹市・大阪府豊中市・大阪府池田市の3市にまたがるように設置されている空港である。
大阪空港や伊丹空港と呼ばれることもある。特に関西国際空港と識別するため時刻表等では大阪(伊丹)と表記する例も多い。
規格上は国際空港であるが、現在国際線は関西空港に全て移転しており、定期便が就航していない。国内線のみが発着する空港となっている。
年間の乗降者数は現在1400万人弱で、これは関西三空港の後2つ、神戸空港と関西国際空港の国内線の合計よりも倍近く大きい数字である。京阪神圏への空の玄関口(国内)としての機能を担っている。
大阪市の北に位置しており、都市部からのアクセスの良さが特徴。
直通バスを利用すると、梅田や難波までは30分弱、三宮までは40分、京都市でも1時間弱で到着できる。
このほか、大阪モノレールや阪急などの鉄道によるアクセスも出来、中国自動車道や阪神高速も近くを通っているため自家用車でのアクセスも容易である。
国内線については、航空会社からも乗客からも、関西国際空港に比べて人気が高い。これは、関西国際空港が、都市部から遠く、連絡橋を渡るのにも料金が要り、着陸料も世界トップクラスに高いなどかなり不便な点が多いため。
ちなみに都市部に近いため、大阪・梅田のあたりでは建築物の高さ制限が厳しくなっており、新宿などのような高層ビルを建てられない。
1937年1月17日に「大阪第二飛行場」として開設されたのが始まり。旧日本軍と民間協同の空港として開設された。
戦後、連合軍に接収され、「伊丹エアベース」として呼ばれたのが伊丹空港の俗称の始まりとされている。
1958年3月18日、日本政府に返還され「大阪空港」として開港された。
1959年7月3日に国際便の乗り入れ開始。
長年、大阪のみならず、京阪神都市圏の空の玄関口として活躍し、国内線・国際線共に活発に運用されていた。
しかし一方、ジェットエンジン黎明期(=飛行機の騒音が今とは段違いに大きい)ということもあって、周辺住民からの廃港要請の声も小さくないままであった。
結果、1970年代に移転(というより新空港を開港した上での廃港)が検討され、現在の関西国際空港の建設へと繋がった。
だがその開港が近づくと、大阪空港周辺から今度は、「廃港になると周辺自治体にとって致命的な経済的打撃となる」という主張が起こり、互いの空港の利権に絡む政治的なやり取りもあった末に、廃港は中止され当面の間供用することとなった。
1978年6月2日、羽田発の日本航空115便ボーイング747-SR100が本空港で着陸の際にしりもち事故を起こし、この時に破損した後部圧力隔壁の修理ミスが後に日本航空123便墜落事故を招く事になる。
1994年9月4日、関西国際空港が開港し、国際線全線が移された。これは、一般的には騒音問題の解決手段のひとつと言われている。
前述の通りの理由で、関西国際空港の人気はいまいち伸びず、国内線については現在もその状態が続いている。
2005年4月1日には、ボーイング747-400を除く3基以上のエンジンを持つ航空機の乗り入れが禁止された(各種トラブル等による緊急着陸や、政府要人を乗せた特別便の発着は除く。都市部に近いという理由から、エアフォース・ワンなどは大阪空港を利用していた)。
2006年2月16日には神戸空港が開港、関西三空港と通称される同地区に3つの空港が併存する時代が始まった。
2008年7月、大阪府知事の橋下徹は、大阪国際空港を廃港し、代替措置として大阪市街地と関西国際空港を結ぶリニアモーターカーを開通させる計画を発表しているが、周囲からは反発が起こっている。
掲示板
32 ななしのよっしん
2020/12/13(日) 03:41:39 ID: lw1KR7rDCt
33 ななしのよっしん
2020/12/31(木) 02:25:22 ID: oEKA4aOyjw
34 ななしのよっしん
2022/05/09(月) 14:48:58 ID: dANUcrqhHX
>>22
>>24
伊丹は距離の割にアクセス悪すぎ。関空はちょっと距離あるけど、大阪市内の中心部に行ける関空快速と関空急行が15分間隔であるのは強い。湾岸線は渋滞しにくいから道路アクセスも悪くない。伊丹で恩恵あるのはモノレール沿線とタクシー移動のVIPくらい。
羽田と成田に関しては、羽田は乗換なしで品川か浜松町まで行ける一方で成田は直通あるとはいえ関空よりも遠いし電車の本数も少ないから羽田のほうが便利だとは思う。
急上昇ワード改
最終更新:2023/06/05(月) 23:00
最終更新:2023/06/05(月) 23:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。