大阪市音楽団とは (オオサカシオンガクダンとは) [単語記事]

大阪市音楽Da hhhhn!団とは、大阪府に本拠地を置くプロの交響吹奏楽団である。略称は市音。現在の運営は一般社団法人大阪市音楽団が行っている。東京佼成ウインドオーケストラ、シエナ・ウインド・オーケストラと並ぶ日本の3大吹奏楽団の一つであり、最も歴史の古いバンド。

概要

前身は1923年(大正12年)に発足した大阪市音楽隊。もともとは大阪鎮台に配属された軍楽隊であったが、軍縮により解体された後に有志によって結成された。1934年に大阪市直営の吹奏楽団となり、楽団員は全員大阪市職員に所属、「音楽士」の肩書きを持つ地方公務員として職務に励んでいる。

現在の楽団名になったのは終戦直後の1946年。大阪市の公式行事での演奏や定期演奏会が主な活動。その他にも選抜高校野球大会での毎年の入場行進曲収録をはじめ、全日本吹奏楽コンクールの課題曲音源担当、団員それぞれも中学、高校の吹奏楽部での指導、ソロ、アンサンブルでの活動や自主制作 CDの製作など、様々な形で吹奏楽に貢献している。

2014年に一般社団法人に運営移管された他、2010年にはアーティスティックディレクターとして宮川彬良が就任。
宮川と市音は1997年に第52回国民体育大会”なみはや国体”での関係から交流が生まれており、2006年に彼のオリジナル楽曲、アレンジによるショーを開催。この取り組みがTV「題名のない音楽会」でも取り上げられ、佐渡裕が司会に就任してからは吹奏楽が取り上げられる回数も増えたことにより、度々番組に出演するようになった。