大鷲透とは、日本の元力士であり、現フリーのプロレスラー兼ちゃんこ鍋屋である。本名は伊藤透、力士時代の四股名は「朝伊藤」「朝鷲」。
長野県佐久市出身。父は「大鷲」の四股名で若松部屋所属で幕下優勝の経験もあり、最高位は西前頭3枚目の力士であった。
そんな父の後を追うように本人も若松部屋に入門し、朝伊藤の四股名で1993年3月場所で初土俵を踏み、翌94年の秋場所には序の口の優勝決定戦に出場するなど活躍したが、その後は膝の怪我が原因で番付外まで陥落してしまう。97年には四股名を朝鷲に改め前相撲から再出世を果たし、99年の初場所には自身の最高位である序二段の西42枚目まで出世するが、膝の怪我が原因でこの場所限りで力士を引退する。
その後一旦は調理師を目指すものの、もともと憧れであったプロレスラーを目指して闘龍門に入門し、7期生となる。この時の同期には吉野正人、ベーカリー八木、しゃちほこBOY(ここまで現DRAGONGATE)、‟brother‟YASSHI(現フリー)、大家健(現ユニオンプロレス)が居た。
入門後はT2Pの一員としてメキシコの渡り、この頃から既にヒールとして活動する。その後帰国し、日本でもヒールとして活躍。当初は一人でヒールとして活動していたが、その後同期の‟brother‟YASSHI、近藤修司と共にはぐれ軍団(仮)を結成。後に高木省吾を加え活動する。このユニットは更に望月成晃、菅原拓也を加えて悪冠一色を結成。望月は方向性の違いから追放されるものの、それでもヒールとしてDRAGONGATE内で大暴れしていたが、リング外での素行不良・職務怠慢を理由に悪冠一色全員が団体を解雇されてしまい、ユニットは強制的に解散となってしまう。
その後dragondoorや大阪プロレス等に参戦してやはりヒールとして活躍。が、DDTプロレスリングへの参戦が本人にとっての大きな分岐点になってしまう。本人は当然DDTでもヒールとしての活動を目指し、ユニット『ディザスターボックス』を結成。HARASHIMAや高木省吾と共にヒールユニットとして活動を開始するものの、ツッコミどころが満載のDDTにおいてヒールとは、当たり前のことを当たり前に指摘してくれるツッコミ役になってしまう。2006年には男色ディーノからKO-D無差別級のベルトを奪い、DDTの頂点に君臨するものの、その試合内容は(以下ネタバレにつき文字反転→)『男色ディーノに散々陵辱された後に新宿二丁目のゲイの方に「困ったらこれを開ける様に。」 と言われて頂いたピンク色の箱を開けると、中にはHG風の帽子とサングラスが入っており、それを装着するとゲイとして開眼し、男色ディーノを逆に男色殺法で葬り去る。』と言うハチャメチャなものであった。その後大鷲自身は徐々にDDTのバラエティー路線に馴染んでいき、フルーツ軍団の一員として『桃鷲透』となったりした末についたニックネームは「バラエティー班班長」であった。
また、DDT以外では2007年には曙とのタッグで全日本プロレスに参戦し、チャンピオンカーニバルへも出場を果たす。また、同2007年に地元佐久市で自主興行「大鷲プロレス」を開催。更に2009年にはヘラクレス千賀、ツトム・オースギと共に「紅白プロレス合戦」を開催する。この興行はその後新木場1stリングと新宿FACEで定期的に開催されている。
2010年10月には「今後もプロレスラーを続けていくための準備期間に入る。」として年内一杯でのプロレスラー無期限休養を宣言し、2011年1月から無期限の休養に入った。
しかしながら2012年5月の紅白プロレス合戦でプロレス復帰を果たす。この興行内では実家のちゃんこ屋「大鷲」で父の下で料理人として修行をしていたことと、第一子が生まれていたことが公表された。また、DDT内では同じく2012年5月の後楽園ホール大会で男色ディーノが鶴見亜門GMに対して「鷲関投入しようかと。」と宣言。翌月の後楽園ホール大会でDDT復帰を宣言し、8月の武道館ピーターパンで正式にDDT復帰を果たした。
その後は定期的にDDTのリングに上がっていたが、2013年1月27日のDDT後楽園大会で将来のちゃんこ屋東京店開店を目指して東京に移住し、更にプロレス完全復帰を宣言。DDTへのレギュラー参戦を希望する本人と鶴見亜門GMに対し、高木三四郎社長がこれを渋ったため、翌年2月に大鷲透対高木三四郎・中澤マイケル組でDDT復帰査定試合が行われ、試合には敗れたものの高木三四郎社長が結局レギュラー参戦を認めたため、この興行以降はレギュラーとしてDDTのリングに上がっている。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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