「対空射撃じゃありません!攻撃隊の発艦です!
天城航空隊発艦、始め!です!」
天城(あまぎ)とは、大日本帝国海軍所属の雲龍型航空母艦二番艦「天城」をモチーフとした、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘である。
CV:堀江由衣 キャラクターデザイン:くーろくろ。 図鑑No.202 →229(改造後)。
2015年2月に行われた冬イベント「迎撃!トラック泊地強襲」の最終面の突破報酬として実装された正規空母艦娘。あくまでも雲龍型航空母艦二番艦「天城」がモチーフであり、空母への改装中に関東大震災に被災・大破し解体された巡洋戦艦「天城」とは無関係である。
雲龍を改造すると、彼女の時報台詞(3時)にて「天城にもいつか会える気がします」という旨の発言をしており、晴れてこれが実現した形となった。
姉の「雲龍」が、三国○双にでも出てきそうな中華風衣装だったのに対し、妹の「天城」は楚々とした和服姿で登場し、提督達を驚かせた。巫女服や弓道着のような服装の艦娘は多いものの、ここまで見事に和服を着て登場となった艦娘は(2014年~2015年正月限定の服装を除けば)彼女が初。
また左目尻には泣きボクロがある。
改造レベルは50、さらに改造設計書が必要(これは「雲龍」と同じ)になる。改造すると一気に露出度があがり、雲龍と似たビキニアーマー的な衣装になり、その激しいギャップに提督達は二度驚かされることになる。
性能は「雲龍」、更に後に実装された妹の「葛城」とほぼ同じであり、低燃費な正規空母として運用するのが良いと思われる。
余談だが、姉の雲龍はイベント開始から6日でケッコンした提督がいた事が確認されているが、天城はイベント期間内にレベル150に到達した提督がいた。姉妹揃って愛されすぎである。
後述のように搭載機や燃料にも事欠いたため、燃料や艦上機を貰うことを喜ぶ台詞が目立つほか、六〇一航空隊のことに言及する台詞もある。また、戦争後期の就役艦として共通のことではあるが、戦果を上げる、戦闘に出るといったことを好むようだ。
放置ボイスで函館の話が出るのは、後述のように函館へ回航されて解体されたためと思われる。
他の艦娘では艦型のモデルになった先輩である飛龍、蒼龍に憧れる(ちなみに会ったことはないはずである)台詞があり、妹に当たる葛城のことも僅かながら話すことがある。
2015年の冬イベントで初登場を果たした艦娘と同様で、彼女もまた話題やネタには事欠かない状態を成している。
以下、それぞれ解説。
現状で意味が複数通り存在する為、それぞれ解説。
他の艦娘との違いを決定付ける要素として、改造前の天城は中破すると力が抜けたように横たわる。
これも後述するように彼女の最期が、空爆による浸水で横転してしまいそのまま終戦を迎えたことに由来していると考えられるのだが、この中破した姿が、AA(顔文字)の『_(:3」∠)_』で表されることがある。
艦これ界隈の掲示板でこのAAを見かけたら、おそらくは天城の事を指しているものだろう。
だがそれ以上に、上述したとおり未亡人のような雰囲気から「事後」にも見えると専らの評判。寝乱れた髪の毛や振袖、はだけた肩回り、通常の立ち絵ではわかり難かった妖しい腰付きなど、あらぬ想像を更に掻き立てる。
執務室に煎餅布団を敷くとさらに・・・
なお、彼女に限らず空母艦娘に対空カットイン用の装備を持たせる提督はあまりいないかもしれないが、中破した天城に対空カットインを発動させると彼女の清楚なイメージが吹き飛ぶであろう事必至。絶対やめておこう。
_(:3」∠)_-3-33
なお、2015年7月31日のメンテナンスにおいて、突如天城改の中破絵が差し替えられ、雲龍(改造前)と同じく前を向いたまっとうなものに変更された。姉ほどではないものの、他人の前ではなかなかはばかられる中破姿であるため、注意されたい。
史実の詳細については「天城(航空母艦)」を参照のこと。
雲龍型航空母艦については、雲龍(艦これ)の記事も参照されたし。
ミッドウェーの敗戦で正規空母を一気に4隻失った帝国海軍が代わりに慌てて量産した雲龍型航空母艦の二番艦として、いわゆる改マル五計画として建造されたのが<天城>である。(図鑑で天城は「マル急計画で~」と言っているが、正確に言うと、この計画で建造されたのは<雲龍>)。空母の大量生産で名前がネタ切れになることを見越して「瑞祥動物」とされていた空母の名称ルールが変更され、艦名は伊豆の天城山から取った<天城>となった。
<天城>は1944年8月に三菱長崎造船所にて竣工。ほぼ同時に横須賀で竣工した<雲龍>と共に、再編された栄光の一航戦の一員となる……が、既にその搭載機も搭乗員も払底していたため、結局機動部隊として活動する場を与えられず、まともに動ける空母は<天城>と<龍鳳>だけという状況にまで落ち込んだ。その後、10月に竣工した三番艦「葛城」と共に<天城>は瀬戸内海で六〇一空を擁して機動艦隊の再建を図ることになったが、1945年に入ると、そのための燃料さえも事欠くようになり、ついに4月、栄光の一航戦は解隊となってしまう。
そして、1945年7月、呉軍港空襲で、呉にいた仲間達[1]と共に対空戦闘で奮戦するも、執拗な爆撃を受けて大破、ダメコンもままならずに横転し、そのまま着底。無残な姿のまま終戦を迎えた(この横転した<天城>の姿は関連動画を参照)。
戦後の1947年7月に浮揚され同年12月に解体が完了したが、船体の一部を青函連絡船の整備用の浮き桟橋代わりに使おうという話が出、<天城>の船体を流用した浮き桟橋は翌年の1948年8月に函館に到着したが、函館船渠の機能回復により1年間だけ使用され、その役割を終え解体。建築用の鉄筋材としてリサイクルされた。時に1949年8月だった。
なお、「天城」の名を持つ艦としては3代目(初代は日清戦争期のスループ、2代目が前述した巡洋戦艦で<赤城>の姉にあたる)。戦後、海上自衛隊の護衛艦に<あまぎ>はいないが、海上保安庁の巡視船に<あまぎ>がいる。
※史実の「天城」の横転した姿。0:40あたりから。
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最終更新:2024/04/23(火) 15:00
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