太田愛とは、日本の女性脚本家・小説家である。現在はオリガミクスパートナーズ所属。
1964年9月2日生まれ、香川県高松市出身。血液型はB型。青山学院大学仏文学科卒業。
塾でアルバイトをしながら、小舞台で脚本を10年ほど執筆していた。
映像作品への参加を志望していた所、筑摩書房で実相寺昭雄の本を担当した先輩から円谷プロダクションへの参加を勧められる。円谷プロ所属プロデューサーの笈田雅人へ提出したプロットが採用され、『ウルトラマンティガ』の第21話「出番だデバン!」で脚本家デビュー。その後も長期に渡って円谷プロ作品に携わる。
『TRICK2』『相棒』『警視庁捜査一課9係』など、ミステリー・刑事ドラマも多く手掛けている。
2012年、サスペンス『犯罪者 クリミナル』で小説家デビュー。
2014年、『幻夏』が第67回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補にノミネート。
ウルトラシリーズでは、怪獣や宇宙人、またはそれらと関わった人間の心境を中心に描いたり、異形の存在が受け入れられた(怪獣が倒される必要が無い)環境が舞台になるなど、防衛隊に所属する主人公を中心に物語が発展してウルトラマンが怪獣を倒すという従来のフォーマットから外れたものが非常に多い。
一見抽象的にも思える要素を積み重ね、独特且つファンタジックな世界観を作り上げている。
ジュブナイルの描写に非常に長け、『ウルトラマンダイナ』の「少年宇宙人」、『ウルトラマンコスモス』の「雪の扉」などでは、少年の心境を情緒豊かに描き出した。また、日常シーンの描写にも定評がある。
そのため番外編担当という印象を持たれる事も多いが、極めて連続物のカラーが強い『ウルトラマンネクサス』において、シリーズ構成の長谷川圭一の要望で3クール目のメインライターを務めており、キャラクター同士の繋がりを軸に物語を見事牽引している。
『相棒』などのミステリー・サスペンス物では、トリックやアリバイなどの整合性についてよりも、登場人物の心情や事件の背景などがクローズアップされる事が多い。
サスペンス小説の『犯罪者 クリミナル』『幻夏』は、情景描写が非常に細かく場面転換も多いため、若干冗長に感じるかもしれないが、メッセージ性が強い内容でキャラクターの心情が入念に描かれている。
「色」については拘りが強いらしく、多くの作品でモチーフとして用いられている。
MBSの丸谷嘉彦プロデューサーは、太田の人柄について「太田愛さんが『こういう話やりたい』と言い出したら、それを方向転換するのは至難の業です。彼女は演劇少女ですからね。こういうお話を作る、自分の世界を作っていくと思ったら一途に書きます」と評している。
名コンビと称された映画監督の原田昌樹は「太田さんに一行直してもらうのに、一時間説得しなければいけないから」と語っている。
また、サブタイトルについても非常に粘るタイプであるとの事。
幼少の頃は非常に活発な子だった様子。家に居た事が無い程で、素潜りで貝を採りに行くなど自然の中で遊び回っていたとの事。小学校に入ってからは男の子とばかり話していて、女の子とは話した記憶が余りないと語っている。(知らない親父から「ボク」と呼ばれたこともあったとか)
氏子であり、実家の隣が神社の空き地だったため、サーカスやテント芝居、見世物小屋などがよく来ていたという。(これについては非常に印象的だったらしく、エッセイやインタビューにて何度も述べている)
かなりのヘビースモーカーらしい。
自身のホームページ上で、既発表の担当シナリオやエッセイの一部を公開しており、興味がある人は是非チェックしておこう。また、同ホームページ上に嗜好も含めた自身のプロフィールが掲載されているのでそちらも参照。
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最終更新:2025/03/29(土) 13:00
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