失策とは、
エラー(error)とも。守備側の失敗プレーにより出塁・進塁、あるいは得点を許してしまうことであり、安打(ヒット)とは別にカウントされる。
よくある失策の例としては、捕球ミスや悪送球がある。すなわち、捕球体制に入ったにもかかわらず、ボールをグラブに当てて落としてしまう、ファンブルする、股の下をボールが転がっていく(トンネル)などのときや、野手が捕球できないようなところに送球したり、あるいはそれた送球を捕球できたとしてもそれによってアウトをとれなかったりしたときに記録される。あくまで通常のプレイをすればアウトをとれた場合に限るため、ダイビングキャッチを試みてボールをはじく、体勢が崩れた状態での送球が逸れるといったケースではエラーが記録されることはない[1]。
レアケースとしては、野手がベースカバーを怠ったために送球できず、出塁や進塁を許してしまった場合でも記録される。走者へのタッチを怠って出塁を許した場合も同様。このケースのもっとも有名、かつ致命的であった例として、いわゆる「サヨナラインフィールドフライ事件」が存在する(詳細はインフィールドフライの項を参照されたし)。
打撃妨害、走塁妨害も失策の対象である。
一方で、守備側のミスがあっても失策と記録されないこともある。フライ性の打球では落下点を見誤って捕球できなかった場合、2人以上の野手がお見合いして捕球できなかった場合には記録されない。併殺を狙ったプレイでの最後のアウトを取ろうとしたときや、盗塁を刺そうとしたときに悪送球となった場合は、たとえタイミング的にはアウトであったとしても、悪送球によってさらに余計な進塁を許さない限りは失策とはならない。また、投手はベースカバーを怠っても失策とはされない。
暴投(ワイルドピッチ)や捕逸(パスボール)は失策とは別に記録されるため、当然失策とはならない。
この失策は自責点にも影響を与える。すなわち、失策がなかった場合は失点しなかったと判断される場合は、その失点は自責点の対象外となる。例えば、失策によって出塁した走者が生還すればそれは自責点とならないし、失策がなければ3アウトとなっていた場合も同様である。
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最終更新:2025/04/01(火) 17:00
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