奈良井宿

奈良井宿とは、長野県塩尻市にある建造物群保存地区である。

概要

奈良井宿

中山道沿いに南北約1km、東西約200mの範囲を占める文部科学省選定の「重要伝統的建造物保存地区」で、日本最長の宿場である。南北両端に神社があり、町並み背後の山裾には5つの寺院がある。街道は南側から上町、中町、下町の三町に分かれている。

慶長7年（1602年）江戸幕府によって中山道六十七宿（中山道六十九次）が定められた際に、奈良井宿もその宿場の1つとなった。中山道最大の難所といわれる「鳥居峠」を控え、峠越えに備えて宿をとる旅人が多かったため、木曽十一宿の中で最も賑わいを見せた宿場である。その様子から「奈良井千軒」とも呼ばれている。

奈良井宿には多くの見どころがある。その中でも上町に置かれる奈良井宿を代表する民家「中村邸（市の有形文化財）」や奈良井川に架かる「木曽の大橋」は観光の際に是非見ておきたい場所である。

平成元年（1989年）に「手つくり郷土賞」、平成17年（2005年）に「手作り郷土大賞」、平成19年（2007年）に「美しい日本の風土百選」、平成21年（2009年）に「花の観光地づくり大賞」に選定された。

アクセス

• 中央本線「JR奈良井駅」下車すぐ。
• 長野動車道「塩尻IC」から約40分。
• 中央自動車道「中津川IC」から約90分。

ギャラリー

中村邸

木曽の大橋

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関連項目

• 長野県
  • 塩尻市
• 中山道
• 木曽路

外部リンク

• 奈良井宿 - 塩尻市公式ホームページ