奥平風也(おくだいら ふうや)とは、「遊戯王ZEXAL」の登場人物である。CVは井口祐一。
遊戯王ZEXALの作品中のテレビ番組「異次元エスパー・ロビン」にヒーローとして出演している、子役の少年。
名前はおくびょうかぜとも読めるが、口にしてはならない。
キャラクター自体はOPアニメでも登場していたため視聴者達には第1話目から顔と存在を知られていたが、奇妙な形の仮面やマントといったコスチューム、そして手には鞭という謎の容姿からアニメに登場するまでは一部では変態仮面という不名誉なあだ名で呼ばれていたとか。
そんな彼がアニメ本編に最初に登場したのは第7話で、遊馬達の住む世界でやってきて日の浅いアストラルが小鳥に負けず劣らないほどの熱中ぶりを見せていたヒーロー番組の主人公だったのである。
それはもう、ハクションフィクションという概念を知らないアストラルが彼を「自分と同じく異世界からやってきた仲間」だと勘違いした結果、遊馬を日常生活はおろか風也とのデュエル中に至るまで散々に困らせるほどであった。
「大盤振る舞い」が口癖で、特徴的な口癖や口調を持つキャラクターが多い本作において、遊馬の「かっとビング」と合わせて地味に人気を集めているフレーズでもある。ちなみにこれは風也自身の口癖なのか、それとも「エスパー・ロビン」というキャラクターの決め台詞なのかは明言されていないが。
世間では大人気ヒーローとして脚光を浴びる彼だが、本来の彼はクモなどの虫が大嫌いな一面を持つ内気・臆病な性格の普通の少年である。趣味でもあるデュエルを通して遊馬とは一時は心を通わせたのだが、共演者でもある母親に妨害された事から母親との考え方の行き違い・確執に疲れ、さらにはアストラルや小鳥のみならず自分を「悪と闘い続けるヒーロー」として応援してくれる数多くのファン達の期待でメンタルが押し潰されそうになっていた。
その晩、ベランダで「No.83 ギャラクシー・クィーン」のカードを拾ってナンバーズの力で心の闇を増幅させられた結果精神面も身体能力も著しく変貌。自らを心身共にヒーローであると思い込んだ結果、どんな小規模な悪事も片っ端から「暗黒帝王デッドマックスの手先」とみなす危険思想を頼りに、「ファンサービス正義の大盤振る舞い」を下していくようになる。やがてその出来事はハートランドでもニュースとして「エスパー・ロビンを名乗る何者かに襲撃される」という謎の事件として放映され、これが風也の仕業であると感じた遊馬はロビンオタクと化したアストラルと共に彼を止めるべく奔走するが・・・
遊馬とのデュエルでは僅か2ターン目で攻撃力3000のエースモンスター「異次元エスパー・スター・ロビン」とNo.83の2つをフィールドへ召喚する程の手腕を披露、さらに続くデュエル大詰めでは第8話というストーリー序盤にも関わらず攻撃力8000のモンスターを大盤振る舞いするという展開は多くの視聴者を驚かせた。
しかし遊馬とアストラルのコンビに敗北した事でナンバーズの呪縛から解放された風也はその後、考えを改めた母親と改めて和解を果たすのだった。
ナンバーズ回収後はもう出番が無いのかと思われたが、続くWDC編では彼もWDCにも出場していた事が判明し、45話にて再登場の大盤振る舞いを果たす事になった。遊馬とのデュエルから、およそ9ヶ月ぶりの登場である。
肝心の対戦カードはというと、WDC運営委員を降りて参加者の1人となったゴーシュとのデュエルとなったが、遊馬との対戦時と同様でロビンファミリーを主軸としたデッキであるものの遊馬とのデュエルを経て母親との確執・呪縛から解放された彼は精神的にも大きく成長しており、デュエルでは前回以上に重いデッキを自在に操る腕前をもってゴーシュの本気のデッキと互角に渡り合うなど壮絶なデュエルの大盤振る舞いを展開。
そりゃもう、ファン達の前で抵抗もなくマスクを外し素顔を晒してみせたり無機質・無感情に定評のあるアストラルさんに「胸が熱くなるな」とまで言わせたくらいに。
最終的にはゴーシュに僅差で敗れてしまうが、ゴーシュも風也の戦いぶりには1人のデュエリストとして敬意を払い、決着後は互いの健闘を称える合う一幕もあった。この一連の展開には遊馬達のみならず、多くの女性ファン及び視聴者達も共に風也の戦いぶりを称えたほどである。
この回によって、「おくびょうかぜなり」という汚名返上の大盤振る舞いを見事に果たしたといえるだろう。
その後「遊戯王ZEXALⅡ」への以降に伴いストーリーがWDCからバリアン世界へと移っていくと長らく彼の出番も無くなってしまうのだが、続く124話にて遊馬達に助太刀するべく久々に登場、バリアンイエローミザエルを食い止めるべくちょうど同席したデュエリストの少女・神月アンナと共同戦線を展開する。
ちなみに45話以前にも、アニメで最初の登場からしばらく経過した後にデュエルターミナルへの参戦が決定しており、遊馬を始めとするキャラクター達と共に出演している。また、彼が遊馬とのデュエルで使用したバビル2世エスパー・ロビン一家のカードもOCG化を果たした。
アニメでは風也がナンバーズに心の闇を増幅された結果、自分をヒーローと思い込んで奇怪な行動に出ているが、ナンバーズカードとは無関係に「テレビ番組などに出演した子役が、自身が演じたキャラクターと現実における本来の自分というキャラクターとの区別ができなくなっていく(=演技をしているという事を役者自身が認識できていない)」という症例は現実でも実在するケースである。そのため、風也がデュエル中『小鳥達が連れてきた、風也の目の前にいる本当の母親』ではなく自分がフィールドへ召喚したモンスター『ギャラクシー・クィーン』こそが「真の母親」と思い込み、母親が「もうやめて!」と悲鳴を上げるという描写は、人によっては「フィクションの中の出来事」とは笑い飛ばせない生々しさを感じたことかもしれない。
以下に、参考リンクを。
役者(子役)の子供を持つ保護者の方は、お子さん達のメンタル面のケアにも注意しましょう。
ちなみに初代遊戯王の原作にも自分がヒーローになったと勘違いしてしまった少年が登場したりする。
掲示板
32 ななしのよっしん
2013/12/20(金) 21:08:42 ID: 0OXgD7rd9x
確か、初代のヒーローになったと勘違いしてた奴って言うのは花咲だったけ?ダークヒーローゾンバイアって確かカード化されてたしヒーロー見参!の柄にもなってたはず
33 ななしのよっしん
2013/12/22(日) 16:24:14 ID: hiXxBM1seq
奥平風也をぶっ殺すフライトシューティングは絶対CERO-Zになる
ハヤテ第5期やなのは映画4作目作ったら奥平風也をぶっ殺すフライトシューティングがこれらに対する抑止力となるのは明白
34 ななしのよっしん
2015/03/24(火) 14:04:56 ID: G0Aj7UVvuP
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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