妊娠検査薬とは (ニンシンケンサヤクとは) [単語記事]

妊娠検査薬とは、人生を左右するアイテムである。

概要

妊娠検査薬とは、女性が妊娠しているかどうかをチェックするための試薬で、病院や調剤薬局、処方箋の受付をしているドラッグストアで購入できる。ただし、ネットでの購入は一部を除いて法律上不可能。詳しい商品の種類等は、各自で検索をしてください。

ものによるが、大抵は1分ほどで判定でき、99％の正確さであることが多いようだ。

使い方としては、尿を検査薬の先にある尿吸収体に3秒間かける、もしくは紙コップに入れ5秒間つける。その後、尿吸収体を下に向けたままキャップを閉め、水平なところにおいておよそ1分待つ。終了窓に赤色のラインが出たら終了。といった手順らしい。（参照：妊娠検査薬 | 使い方 - 株式会社アラクス）

妊娠というのは本来は喜ばしいことであるのが一般的であるため、妊娠検査薬で（女性が）陽性反応が出ることは大変に喜ばしいことになる、はずである。

はずなのだが、世の中そう喜べるような状況ばかりではない。例えば、理由はそれぞれあるにしても望まない妊娠だった……なんてことが世の中では起こりうる。普通は出来ちゃいけないような関係の人との間で「できちゃった……///」なんてことも何が起こるか分からない世の中において可能性は0ではない。そんなことが起こってしまうと、たいていの場合は修羅場に陥ってしまう。

2014年 10月ごろ、そんな一場面をコラ画像にしたものが話題となり、Twitterで瞬く間にブームが広がった。ニコニコ静画においても、イラストやMMDを使用してこちらの修羅場一歩手前、もしくは幸せへの一歩が描かれた静画が多く投稿されている。特に、ゲーム『艦隊これくしょん～艦これ～』関連の静画では、「建造開始残り時間6384時間」というタグも使用されていることが多い。また、多くは意味深な笑顔を浮かべてることが多いのはなぜだろう……。

ともかく皆さんは、しっかりとした人生設計のもと、楽しい人生を送れるよう十分にご注意ください。

原理

妊娠検査薬の原理は単純で、「ヒト絨毛性ゴナドトロピン（hCG）」というホルモンの有無を調べているだけである。受精卵が子宮内膜に着床すると、hCGが分泌される。これは尿中にも移行するため、尿からhCGが検出されれば、妊娠したと考えることができる。

妊娠検査薬には、hCGを検出するための専用の試薬が用意されており、そこに尿を滴下すると、その試薬を溶かしながら浸透していく。妊娠していない（hCGがない）のであれば、試薬はそのまま「終了」の位置まで流れ、1本の縦線が現れる。妊娠している（hCGがある）のであれば、hCGが試薬と結合して複合体を形成、「判定」の位置でキャッチされる。さらに、hCGと結合しなかった余剰の試薬がそのまま「終了」の位置まで流れるため、結果として2本の縦線が現れる。

なお、本当に妊娠したかどうかは、医師による問診、基礎体温の変化、免疫学的検査や超音波検査の結果などから、総合的に判断されるものである。安価かつ簡便で、早期から検査可能である妊娠検査薬が汎用されているものの、たとえばhCGを産生する腫瘍により擬陽性となる場合や、操作手順を誤って擬陰性となる場合もあるので、きちんと産婦人科を受診することが望ましい。