姐

姐とは、あねさん、ねえさんという意味の漢字である。

主に以下のようなシチュエーションで使われ、主に家族をいう姉とは使われる場面・ニュアンスが異なる。

• 客が（とくに酒屋の）女性従業員を呼ぶとき
• 芸人や芸者が先輩の女性を呼ぶとき
• 任侠な集団で、目上の女性や兄貴の妻・愛人を呼ぶとき

漢字として

姐

Unicode

U+59D0

JIS X 0213

1-16-25

部首

女部

画数

8画

她

Unicode

U+5979

JIS X 0212

25-25

部首

女部

画数

6画

毑

Unicode

U+6BD1

部首

毋部

画数

8画

媎

Unicode

U+5A8E

部首

女部

画数

11画

意味

姉、同輩親族の年長の女性、女子、蜀の方言で母親、慢心、色白、器量のよい、妓女につける接尾辞、という意味がある。〔説文解字・巻十二〕には「蜀で母を謂ひて姐と曰ふ。淮南では之れを社と謂ふ」とある。

字形

形声。声符は且。

音訓

音読みはシャ、ショ（漢音）、ソ（慣用音）、訓読みは、あね。

規格・区分

常用漢字ではない。JIS X 0213第一水準。

語彙

姐姐

異体字

• 她は、〔玉篇〕にある古文。現代中国語では女性の三人称の代名詞。JIS X 0212補助漢字。
• 毑は、〔集韻〕にある古文。
• 媎は、〔字彙〕にある異体字。また羌族が母をいう語。