宇佐美定満(?~1564)とは、戦国時代に活躍した武将である。
宇佐美氏はもとは越後守護・越後上杉氏の被官であり、彼の父とされる宇佐美房忠の時代から、上杉定実に下克上を企てる長尾為景と敵対関係にあった。
そして宇佐美定満も、天文4年(1535年)に上条上杉定憲に味方し、長尾為景と戦ったのである。しかし為景とは和解し、以後、越後長尾氏と関わることとなる。
そして越後長尾氏が長尾晴景派と長尾景虎派に分かれると、宇佐美定満は上田長尾政景とともに晴景方につく。しかし、兄弟間の紛争らしきものを上杉定実が調停すると、以後長尾景虎、つまり上杉謙信に付き従うこととなり、天文19年(1550年)に謙信と政景の同盟を成立させることとなった。
しかし、永禄7年(1564年)に野尻池で長尾政景と舟遊び中、船が転覆。二人とも亡くなった。これは上杉謙信の後顧の憂いをなくすために、定満が政景を謀殺したものともいわれているが、詳細は不明である。しかし、この事件をきっかけに宇佐美家は没落。政景の息子で謙信の養子であった上杉景勝は、宇佐美家の再興を許さなかったとされる。
時は下って江戸時代。宇佐美定満の孫と称する宇佐美定祐という人物が、紀州藩主・徳川頼宜に仕えて越後流軍学を広めた。これは甲州流軍学を採用した幕府に紀州藩が対抗意識を燃やしたもの、とも言われているが、その際定祐は宇佐美定満をモデルに「宇佐美駿河守定行」という架空の武将を作り出したのである。
この宇佐美定行は上杉謙信の軍師、参謀とされ、講談や小説、ドラマなどで活躍。モデルとなった宇佐美定満もそれが遡及されて、謙信の軍師とされることが多い。
しかし実際のところ、史実の彼に関しては上杉家家臣としてはほとんど事績がなく、上杉軍の軍師としての活躍は物語の中だけであるようだ。
「信長の野望」(PC)シリーズにおける宇佐美定満の能力一覧。
上杉謙信の家臣筆頭として毎回登場している。
軍師としてのイメージから知将型だが、政治力がやや低いのはその最期からか。
軍事能力 | 内政能力 | |||||||||||||
戦国群雄伝(S1) | 戦闘 | 88 | 政治 | 75 | 魅力 | 71 | 野望 | 49 | ||||||
武将風雲録(S1) | 戦闘 | 82 | 政治 | 77 | 魅力 | 74 | 野望 | 70 | 教養 | 83 | ||||
覇王伝 | 采配 | 78 | 戦闘 | 81 | 智謀 | 83 | 政治 | 75 | 野望 | 70 | ||||
天翔記 | 戦才 | 82 | 智才 | 84 | 政才 | 66 | 魅力 | 63 | 野望 | 69 | ||||
将星録 | 戦闘 | 85 | 智謀 | 88 | 政治 | 56 | ||||||||
烈風伝 | 采配 | 58 | 戦闘 | 73 | 智謀 | 84 | 政治 | 51 | ||||||
嵐世記 | 采配 | 75 | 智謀 | 94 | 政治 | 49 | 野望 | 70 | ||||||
蒼天録 | 統率 | 65 | 知略 | 81 | 政治 | 36 | ||||||||
天下創世 | 統率 | 68 | 知略 | 81 | 政治 | 36 | 教養 | 75 | ||||||
革新 | 統率 | 78 | 武勇 | 55 | 知略 | 97 | 政治 | 42 | ||||||
天道 | 統率 | 78 | 武勇 | 55 | 知略 | 97 | 政治 | 70 | ||||||
創造 | 統率 | 82 | 武勇 | 62 | 知略 | 92 | 政治 | 68 |
掲示板
3 ななしのよっしん
2019/10/24(木) 23:32:12 ID: 7IRKuoHFKj
>>2
頭が回りすぎて軌道修正かけてしまうんだろうな
他の漫画だったら胃薬が欠かせないポジションになってそう
4 ななしのよっしん
2022/01/08(土) 16:37:13 ID: 4xRH/MEcDv
有能軍師としての活躍は全部創作で、結局ただの船を沈めただけの爺さん
5 ななしのよっしん
2023/08/28(月) 19:58:18 ID: A3GVa0GreE
やたらと脳筋だらけに描かれる越後勢で、確かなソースは創作だけなのに軍師扱いの人
でも、数々の戦勝の事績の割に有力家臣ではなかった事績からして軍師だったとしてもそう矛盾がないのは分かる
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最終更新:2025/04/16(水) 15:00
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