宇宙からの色 (Colour Out of Space)とは、クトゥルフ神話における架空の存在(宇宙怪物)である。
異次元の色彩とも。
初出は1927年、H.P.ラヴクラフトの小説『宇宙からの色/The Colour Out of Space』。「アメージング・ストーリーズ (Amazing Stories)」に掲載されるが、当時の編集者ヒューゴー・ガーンズバックが支払った原稿料は僅か25ドルで、あまりの扱いにラヴクラフトとクラーク・アシュトン・スミスが激怒している。
1882年の6月、アーカム西の平野部に住む農夫、ネイハム・ガードナーの家の近くに隕石が落下した。
知らせを受け、ミスカトニック大学の教授らが現地調査に向かうが、発見された隕石は不思議な性質を持っていた。その内部には光沢ある球体があり、ハンマーで叩くと破裂して消滅。隕石本体も徐々に質量を失い、数回落雷を引き寄せた挙句にきれいさっぱり消えてしまった。
その後、ネイハムの家の周囲では次々と不可解な、そしておぞましい変化が起き始める……
名の通り「色」として存在する、気体ではない有機体。
「卵」を産み、隕石として根付いた土地に潜伏。周囲の環境を作り替え、生物の「命」を食らって成長し、再び宇宙に帰る。「命」を食らわれたものは灰色に変色して塵のように崩れて死んでしまう。
その影響は長く残り、小説内でも「焼け野 (Blasted Heath)」と呼ばれる一帯では、44年が経過しても灰色の荒地のままになっている。
他の邦訳名としては「宇宙(そら)の彼方の色」「異世界の色彩」「外宇宙の色」「天涯から来たる色[1]」などがある。
原作小説での「色」の綴りはイギリス英語の”Colour”だが、続編や映像化作品では「u」が抜けて”Color”となっている場合がある。
何度か映像化されているが、宇宙的恐怖を描き切れているかというと……
2019年、ニコラス・ケイジ主演で『カラー・アウト・オブ・スペース -遭遇-/Color Out of the Space』が公開。日本では2020年7月末に公開された。
マイクル・シェイは1984年に、設定を少し変更・追加した上で『異時間の色彩/The Color Out of Time』という続編小説を書いた。
ウィリアム・バートンがクトゥルフ神話TRPGシナリオ『異次元の殺人者/The Killer Out of Space』でゲーム版の「色」を登場させた際には、シェイの小説からエルダーサインに関する設定を取り込んでいる。このシナリオは現在『宇宙からの殺人者』と邦題が変更された上で『クトゥルフ・コデックス』に収録されている。
TRPG独自の分類では「色」は上級の独立種族とされていたが、ゲーム最新版(第7版)ではこの分類方法は選択ルール扱いになった。
ブライアン・W・オールディスが1965年に発表したSF中編『唾の木/The Saliva Tree』は、基本的にはH・G・ウェルズへのオマージュではあるものの『宇宙からの色』から受けた影響も強い作品。『影が行く ― ホラーSF傑作選』に邦訳が収録されている。
他にこの作品から影響を受けたと言われる作品には、スティーヴン・キングの『トミーノッカーズ/The Tommyknockers』が知られている。
原作:
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最終更新:2025/04/05(土) 03:00
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