宇都井駅とは (ウヅイエキとは) [単語記事]

宇都井駅とは、嘗て島根県邑智郡邑南町に存在したJR西日本の駅である。

概要

三江線が発着する駅で、開業は1975年 8月31日。超が付くほどの閑散ローカル路線の駅であるが、地上駅ではなくれっきとした無人高架駅である。
トンネルとトンネルの間に設置されており、地上からホームまでの高さは30mと、日本の駅の中でも最も高い場所にあることから「天空の駅」なる異名で呼ばれていた。しかしこれほどまでの高さにもかかわらずホームまでは階段を使用しなければいけない。これはもともと三江線の利用者自体が少なく宇都井駅に停車する列車も上下合わせても8本しかない事から費用対効果の関係でエレベーターが設置される事もなかった為である。それでも階段は116段もあるので昇降するのも一苦労である。
なお、駅利用者は一桁である。

ホームは対向式ホーム1面1線を有しており、待合室も設けられている。ホームは長いものの、ホームを目いっぱい使うほどの編成は運行されていない。
また、トイレは地上に設置されている為ホームで列車を待っている際にすぐ行くという事は出来ない。ちなみに筆者がこの駅を訪問した際には、何処かの不届き者が待合室にブツをしたまま拭き残し紙まで残して放置していることが確認できた。せっかくの珍駅訪問を台無しにしてくれるので少しぐらいは我慢することを覚えよう。ここで降りる奴、絶対マネすんなよ！！

ちなみに、この駅が出来たのは付近の集落の為。この事もあってなのか駅は定期的に清掃されている。しかし、それでも壁に落書きをする、駅ノートを破る、駅名表にマジックでYahoo!IDで宣伝を書き込むといった悪戯、犯罪が絶えない。見ていないと思ってこういうことをする人間はこの駅どころか、鉄道ファンとして失格なので、決して駅を傷付けないでいただきたい。そして、その手の人間は二度とこの駅に来ないでいただきたい。