宗谷丘陵とは、北海道稚内市に所在する、大規模な丘陵地帯である。
▲宗谷丘陵の白い道 |
日本最北端の地:宗谷岬の背後に広がる丘陵地帯。緩やかな凸部を形成する尾根と、枝状に分かれる谷が特徴の丘陵で、この地形は氷河期に地盤の凍結と融解の繰り返しにより形成された周氷河地形と呼ばれるものである。宗谷丘陵の特筆すべきは、高い樹木がほとんど存在しないので周氷河地形の特徴的な地形をはっきりと目視できる点にあり、この希少性が評価されて2004年に北海道遺産に登録されている。
これほどまでに樹木が少ない理由としては、もともと風が強い土地柄であることに加えて過去に山火事で樹木が喪失したことが挙げられる。現在はこの強風を活用すべく宗谷岬ウインドファームという大規模な風力発電所が設置されているが、果てしなく広がる緩やかな丘陵に57基の巨大な風車が点在する様は、ここが日本であることを忘れるほどに壮大である。
宗谷丘陵フットパスコースとして、宗谷岬から宗谷丘陵を経由して宗谷郵便局付近に至る約11kmのフットパスコースが整備されているが、その道中には貝殻を砕いて敷き詰めた真っ白な道があり、こちらも絶景スポットとして人気がある。
宗谷丘陵自体には路線バスのバス停は存在しないが、フットパスコースの起終点付近に宗谷バス天北宗谷岬線の「宗谷岬」および「宗谷」バス停があり、フットパスコースを散策するならこれらのバス停を利用できる。稚内市大字宗谷村清浜から北海道道889号上猿払清浜線に入ることでもアクセス可能で、こちらは宗谷バス天北宗谷岬線「宗谷中学校」バス停が最寄りとなる。
また宗谷丘陵を通過する宗谷バスの定期観光バスが稚内バスターミナルから出ているが、下車はできないので車窓から眺めるだけとなる。
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最終更新:2025/04/08(火) 18:00
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