官尊民卑とは、政治・経済の分野で使われる言葉で、官僚を尊んで民間を卑下する様子を示す言葉である。
関連する言葉は民尊官卑(みんそんかんぴ)である。
官尊民卑とは、官僚・政府を尊び、民間の企業・商人を卑下することである。
政府による勲章の授与には、官尊民卑の傾向があると指摘されている。戦前は軍人と官吏が叙勲者の大部分を占めていて民間人の叙勲は非常に少なかったし、戦後になっても公務員が叙勲の上位階級を多く占めて民間人は下位階級を占める傾向がある(小川賢治1986年論文)
国立大学や公立大学に対する政府の財政支援が相対的に手厚く、私立大学に対する政府の財政支援が相対的に薄い、ということも私立大学関係者たちから盛んに指摘される。
民間企業というものは、倒産の危機と隣り合わせの存在であり、常に危機感を感じている存在である。このため、コスト意識が高く、無駄の削減が上手い。こうした長所は、政府とその関連団体には存在せず、民間企業特有のものである。
また、日本において国民の生活を直接的に支えているのは民間企業であり、決して無視できる存在ではない。
ゆえに、官尊民卑は批判されることが多い。
また、官尊民卑は職業差別に変化する危険がある思想なので、あまりよい考え方ではない。
明治時代にすでに存在した言葉で、福沢諭吉が様々な著作で用いている。『福翁百話』『士人処世論』で使われ、福沢諭吉が設立した新聞である『時事新報』にも出てくる。
明治時代の実業家である渋沢栄一も『実験論語処世談』で官尊民卑の語を用いている(資料)。
共産主義(社会主義)という経済思想がある。すべての生産手段を国有化し、すべての企業を100%政府出資の公的企業にし、私企業・民間企業の存在を許さない、というものであり、官尊民卑の極限ということができる。
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最終更新:2025/04/05(土) 04:00
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