『実家』とは、生まれ育った帰るべき場所であるはずなのだが……。
『実家に帰らせていただきます』、と言う台詞が女性の別居宣言の決まり文句だった時代がある。いささか時代がかった表現だが、今でも当然、破綻した婚姻の受け皿に実家へ帰る選択肢はあるし、一般的でもある。
問題は、かつての家父長的な日本のように、家長が家の子を庇護する大家族ではなく、核家族化した現状では、実家に帰ったところで、父母は老齢化しており、徒に時間を空費できる安穏な場所ではないということである。どんな形であれ、ある一定の年齢を過ぎて、実家へ戻れば、介護と言う現実もある。
若者にとって、実家とは一種の『補給基地』だ。大学生にとっては仕送りの源であろうし、休息のための、ときに口うるさく、ときに退屈な居場所かもしれない。
しかし、就職とともに、今まで居つかなかった、実家に居られなくなるとそのありがたみが分かる。
さらに年を重ねれば、そこで生まれた事が、なんともいえない手触りとなつかしさとともに迫ってくる。
だが、そんなことが分かってくるころには、ひょっとしたら自分はすでに実家になる準備をしているかもしれないのである……。
……などとぼんやりした一般論を書いていたが!
ロックマンにおける、ワイリーステージを表すことがしばしばある。なるほど、確かに実家そのものだ。
ボカロPやUTAUPが一度VOCALOIDオリジナル曲などとして発表した曲を、自身で歌ってみた動画などにタグとしてつけられる場合がある。これは、カバー曲などに対してオリジナル曲を「本家」と呼ぶのに倣ったものである。
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最終更新:2023/06/03(土) 04:00
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