実況パワフルプロ野球12 単語

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ジッキョウパワフルプロヤキュウジュウニ

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実況パワフルプロ野球12とは、パワプロシリーズ2005年版である。

略称は「パワプロ12」。

パッケージコピーは「む! エースと4番打者!」。

概要

2005年7月プレイステーション2ニンテンドーゲームキューブ用に同時発売された。GCでは最後のパワプロとなり(厳密にはパワメジャ1がある)、以降の任天堂ハードではパワプロ15Wiiまで、ナンバリングとの互換タイトルは出ていない。

開発チームは11までのダイヤモンドヘッドからパワプロプロダクション名前を変更した。

ちなみに、実況パワフルメジャーリーグ、ならびPSPパワプロポータブル、それぞれの第1作の土台でもある。

ウグイス嬢は、前作までの三石琴乃から吉川江に交代。

今回からオープニングデモの担当が京都アニメーションからプロダクションIGに変わったが、やたら短くてストーリー性が感じられないと不評。オープニング曲の評判もつられて落ちた。

また、打撃レベル「パワフル」の打撃精度が異常で、ストライクゾーンに入る球は大抵見逃してくれず、きっちり芯で捉えられてしまう。「ふつう」でも(振らないけど)ピッタリ芯にカーソルを合わせてくることが多く、非常に心臓に悪い。打ち取るにはコーナーギリギリの魔球スローボールを見送らせるか高めの速球を振らせるかするしかない、というくらい。

後述するサクセスモードでは、ボスチームのほとんどがこの異常な打撃精度で襲い掛かってくるため、最後の大会で優勝するのが難しい。以上をな理由として、「パワプロ13」の発売までは問題作扱いされていた。

しかし、を押すとグラブを着けている腕をめいっぱい伸ばす、を押すと○を押したときよりも低く跳びあがるなど、ファインディフェンスの動作が充実しており、守備面ではシリーズの楽しさを持っているとも言われている。

12月に出た「決定版」では、現実プロ野球界における継投リレーの流行に合わせてか、CPU監督の思考ルーティンが変し、馬鹿一辺倒で継投を仕掛けてくるようになった。DHなしのセ・リーグではなおさら。12決定版でマイライフ投手プレイ投稿していた「原田の人」の見解によれば、パ・リーグでも救援記録のつく状況では6回前後で先発が降させられる模様である。

しかし、11や開幕では未実装だった、デストラーデガルベスといった1990年代に活躍した助っ人の実況コールが導入され、サクセスモード難易度も押さえられた。

また、これまでは諸般の事情により地になっていた旧広島市民球場広告看板が、決定版にてついに再現された。

一方で東北楽天ゴールデンイーグルス初年度の惨状を忠実に(?)再現したため、特にパ・リーグはまともなペナントレースにならない。かといって、セ・リーグも(優勝したとはいえ)10決定版や11開幕版並に阪神贔屓査定疑惑が強く、リセットロードでもしない限り阪神ひとり勝ちになってしまう。

モード

ペナントモード

ついにオリジナルチームもペナントに参加できるようになり、2004年プロ野球界再編問題の際議論になった「1リーグ」や、11同様パリーグプレーオフをなしにすることも出来る。

ドラフト会議名が重なったときはくじ引きが発生するようになった。(11などでは、名は下位チーム優先、名した間に交渉権発生だった)

マイライフモード

一部のモードでは難易度が勝手に変わらなくなったので俺TUEEEプレイも簡単に出来る。すぐYOEEEになってしまいがちな投手プレイでも安心。また女の子野球仲間と遊びに行くときにわざわざアポを取らなくても、同じ地方にいればいいようになった。

ニコ動においては、決定版東北楽天でのごくあくモードプレイがわりと多い。ドンゾコからのチーム作りということで燃えるのだろうか。

シナリオモード

本作を最後に止された。今回は野球盤ゲームをやらなくてもクリアすれば選手がもらえる。

ホームラン競争

OB選手がもらえる。やはり野球盤はやらなくてもよい。

チャンピオン大会

前作までの「リーグモードから変化。9までの歴代敵高校が出て来る「高校野球杯」、プロ野球チーム限定の「プロ野球カップ」、OBチームと戦う「伝説最強カップ」という新モードが追加された。

一度CPU同士の観戦を始めてしまうと試合終了まで止めることが出来ない。

従来どおり、多人数参加のリーグ戦やトーナメントも行える。

夏の高校野球杯 出場校

野球教室

前作までの練習モードが変化。従来どおりの練習メニューもこなせるが、教室モードを選択すると、パワプロの操作方法を丁寧に解説、実践させてくれる。

くれぐれも、13開で変化球表示が逆になって、ミット表示が消えて、今作からの新規プレイヤーにとっては駄になったとか言わないように

応援歌作成

応援歌作成の追加は12から。ただし、最初ということもあってか、1曲あたり12小節まで、曲ストック数も20曲までとなっている。決定版ではサンプル曲が増えた。

サクセスモード

野球大好きな人たちが集う「パワフルタウン」が舞台

並みはプレイごとにランダムに変わるため育成の当たり外れが少し大きいが、ハマればイイカンジになる模様。だが肝心のの発展がど運次第だったりする。

「決定版」では、試合などで勝つと一市民に扮したパワフルタウン市長が現れ、に建てる物か施設を建てる場所をある程度選ばせてくれる。

また「パワチケ」というシステムを導入しており、の発展度合いに応じて配られるチケットを消費することで施設ごとのランダムイベントを任意で起こせるようになった。

もっともレア施設の温泉爆弾ふくむほぼ全てのバステを一発で解除+体力全快、デートにもほぼ最適)、ダイジョー研究ダイジョーブ博士の出現率アップ)、遺跡レア取得のチャンス+クリア後は温泉出現の可性あり)などの出現はさすがに運次第であるが、これらレア施設にもパワチケで行ける(ただしが相当大きくなっていないとチケットが足りない)。こうなると「任意のタイミングダイジョーブに捕まりに行く」という従来シリーズファンが仰する離れ業も可である。

今回の設定プレイ期間は4ヶ、1日1ターンとなっており、今までとべても格段に短い。

投手でも野手の、野手でも投手練習に参加できるのが特徴のひとつ(ただし効率には劣る)であり、稀に投手から野手へ(その逆も)のコンバートイベントも発生する。解説書には「4番でエースも狙えるかも」と書かれてはいるが当然簡単にはいかない。

速球練習と制球練習が「投球練習」に統合されたため、投手プレイでは技術ポイントが稼ぎづらくなった。また「11決定版」同様にコントロールアップに必要な精ポイントが割増しされていることから、育成理論確立なしには満足のいくピッチャー育成が困難となっている。

はばたけ! 野球アカデミー編

前作で引退した元レギュラーリーガー(現実でのメジャーリーガーに相当)、神童裕二郎は私財を投げ打ち、パワフルタウンに「野球アカデミー」を開校。

アカデミーは全に展開する野球エリート養成校でプロ球界との繋がりも深く、ここで活躍すればプロ入りもではないという。しかし、アカデミーグループは自分の息のかかった選手で野球界をろうという高一族によって支配されていた。パワフルアカデミー運命やいかに!?

プレイヤーはパワフルアカデミーの一期生として過ごしていくが、前作の新世代大学野球編に出ていた友沢亮たちが同期生として登場している。A、B、Cの全3組に分かれており、それぞれ微妙システムが異なる。

最後の試合である「野球アカデミー大会」で、高一族の支配する「東日本野球アカデミー」を破り優勝するのは至難の業。しかもコールド負けするとゲームオーバー

練習日と休日がきっちり決められていて、休日にしかアルバイトできない。

あおいスタンプイベントでも起こらない限り練習機材は強化されないこと、友情タッグは3人いないと組めないことなどもう一つ物足りないルート

絶体絶命! 社会人助っ人編

主人公が入社した「ミゾットスポーツ パワフルタウン支店」は1億円の借を抱え前の火であった。

ここで支店長が考えたのは、社会人リーグ戦に野球部員を助っ人として派遣し、報酬を得ようという謀な手だった。主人公事に支店の経営を立て直すことが出来るのか!?

まず7月終了までに借を返さなければ強制的にゲームオーバーとなる。その借返済のための助っ人稼業は基本的に一打席勝負であり、打点を挙げるか失点で打者を抑えるかしないと失敗扱いとなる(打者で内ゴロの間に得点だと報酬が半減されたりする)。あかつき系や帝王系とはまた趣旨の異なる実義形式となっている。

ちなみに投手の場合打撃レベルがやや低いので楽なことは楽だが報酬が低く、野手の場合とにかくランナーを返す当たり(酷い時には一発勝負でホームラン)を打たないとダメなのでプレッシャーがひどく重いが成功報酬が高めに設定されている。

ちゃん球団こと「茨城ゴールデンゴールズ」と善試合をする機会があるが、彼らも例外なくCPUレベルが高いため、正直言って対左投手2かキレ2をつけられる罰ゲーム同然である。

社会人なのでバイトが出来ず、お金定期的に訪れる給料日と助っ人稼業の成功ボーナスで手に入れる。

試合以外のシステムで言えば、プレイヤーやその他登場人物には所属部署が定められており、部署の同僚と仲を深めることで恩恵を受けることができる。ただしザコプロくんの場合4人一緒にいないとが発揮できず、固定キャラの場合プレイヤーと部署が同じでないとど成功しない。

  • 経理部…駄な経費が削れて会社の収益が微増する
  • 営業部…成功報酬の高い臨時オファーが取れる
  • 開発部…練習機材の強化が見込めるが、会社の収益は減る
  • 人事部…途中入社のメンバーを選べる

最後の相手は社会人最強チームとして過去シリーズにも出ていた黒獅子重工

決定版では、会社の収益をパワフルタウン庁に寄付することで町の開発に口出しすることが出来る。 

奇跡を起こせ! プロテスト編

主人公野球アカデミーに入り損ねたが、プロへのを諦めきれず草野球チーム河川敷ミラクルズ」に入って野球を続けていた。

標は11月の入団テストプロに認められること。しかし当のミラクルズはメンバーど辞めてしまっており、まずはチームの建て直しからはじめなければならないのだった。

ちなみに、現実でこの時期に行われるのは、基本的に戦力外通告された元プロが対合同トライアウトであり、プロ実績のないアマチュア向けの入団テストは、ドラフト会議開催前の9月後半から10月上旬頃に、各球団ごとで任意に行われている。

シリーズでも折りの変わったモード。敢えて言うならば部員を集めなければならない辺りはパワプロ6の熱血大学に近い。

基本的な流れは、チームメイトを探しチーム再建→練習場をレンタルで借りてトレーニング→近隣の草野球チーム練習試合→草野球ナンバー1決定戦「猪狩ドームカップ」に参加→最後のプロテストで結果を出してクリア…となる。

練習用グラウンドは2週ごとのレンタル、試合を行う球場は1試合ごとにレンタル(しかも使うごとに利用料が上がっていく)と、とにかくお金がかかるが、他のモードと違って1週間を練習バイトにと自由に振り分けることが可である。

また試合に勝つと敵チーム選手を(初めて勝ったときだけ)引き抜けたり、賭け試合方式で相手からアイテムを得たり出来る。

最後の相手は草野球チームなので他の2編の敵にべて弱いのだが、それでもCPUレベル自体は高いので勝ちづらい。

ただし、最後の入団テスト投手、野手共に実テストであり、野手はさらに打撃テストノック処理テストを選べるため、たとえばFFという指名打者専任キャラの作成や、あえて練習を控えめにしてネタ選手の作成、およびの発展度調整には最適のコースである。打撃が不安ならノックテスト一択

後半に一番高い球場練習試合をするとゴールデンゴールズが現れることがある。

パワフルタウン連合軍

上記の3モードプロ入りした後、野球アカデミー編で優勝すると戦うことになる。回復した猪狩をはじめパワフルタウンの住人(自分で作った選手含む)がい踏みする特別チームである。

プロ入りする主人公達への壮行試合なので負けてもゲームオーバーにはならないが、勝つとエンディングが流れる。

なお、1回から9回まで全て自分で操作しないといけない。

球場案内

他にもプロテスト編では11から「猪狩ドーム」が登場している。

民営河川敷球場

90m、センター110m、フェンス1.2mという土の球場球場の向こう側には土手のを挟んで団地が見えるのどかな立地。

データから分かるように非常に狭く、ドームあたりならせいぜい深いところへのフライフェンダイレクトの当たりでもホームランになるという球場である。

その大きさから、もっぱら少年野球草野球のために一般開放されていると見られる球場だが、利用には少々レンタル料がかかる。

野球アカデミースタジアム

にパワフル野球アカデミー練習試合や社会人野球リーグ戦に用いられている野球場。しかしおを出せば草野球チームでも利用できる。

94m、センター118m、フェンス4mという土の球場。今ひとつギミックに乏しい実用本位の球場といえる。

パワフルタウンドーム

恐らくパワフルタウン営のドーム球場野球アカデミー同士の対抗戦や、社会人野球トーナメントなどゲーム終盤の大舞台に用いられる。お金を出せばでも使える(ただし高い)のは同じだが、決定版では草野球チーム練習試合にもかかわらず実況中継まで行われる。つくづく凄いだ。

100m、センター122m、フェンス4mという東京ドームに似た規模の球場で、観客席は2段に大きく分かれている。

広告看板はかかっていない。

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    最終更新:2024/04/24(水) 13:00

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