実況パワフルプロ野球2016とは、パワプロシリーズの2016年版である。2016年4月28日発売。
実況パワフルプロ野球2016 | |
基本情報 | |
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ジャンル | 野球・育成 |
対応機種 | PS4、PS3、PS Vita |
開発元 | パワプロプロダクション |
発売元 | コナミデジタルエンタテイメント |
発売日 | 2016年4月28日 |
対象年齢 | CERO:A |
通信 | |
その他 | |
ゲームソフトテンプレート |
2016年4月28日にPS4とPS3とPS Vitaの3機種で発売。近年は販売価格は安めに設定されていたが、今作は他のソフトと変わりない値段となった。予約特典で過去のパワプロシリーズのオープニングBGMを使えるDLCとサクセススペシャルで使えるSR熱盛宗厚を用意している。
2015年はアプリに集中していて家庭用・携帯ゲーム機向けの発売はなかったが、その間開発はしっかり行っていたのか、新要素・モードの強化は2014と負けず劣らず多い。公式サイトでは各モードの開発者の座談会記事が載っているので要チェック。
気になる点として(記事執筆時点で)2015年10月に発覚した野球賭博問題が解決しておらず、発売後に野球賭博にかかわったことが判明した選手が出た場合、その選手データはどうなるかは明らかになっていない(幸いにも?2016OPムービーの12選手は今のところ関係はないようだが)。アップデートで削除されるのかそれとも…
野球大会に出場して優勝を目指す試合中心サクセス。雰囲気的には明るい冥球島といったところで、対戦チームも歴代パワプロキャラのいるチームが相手(ただし登場キャラは少なめ。黒獅子は社長だけ、あかつきの数字先輩キャラは九十九だけetc...)。おなじみの弱小校から強豪まで懐かしいチームとの対戦となり、試合の要所だけをプレイする。勝てばそのチームから固有キャラが点差に応じて最大3人まで加入する。いつものコナミのように例え10点取ろうが操作外で勝手に炎上し、2点差以上付けにくいのは秘密。
主人公を除くキャラにはレベルがあり、試合をこなすことで強くなる(負けても経験値は入る)。固有キャラの場合、低レベルでは下手するとモブ並の能力値であるが、レベルが上がれば本来の能力値になる。このレベルはモブ以外引き継ぎなので、最初のころはどうしようもないが、何度もプレイすれば勝てるようになるはず。システムの関係上初期固有キャラの矢部は高能力キャラとして大活躍してくれる。
本モードの実況は熱盛宗厚という新キャラが行うが、別モードではいつも通り堂前英男氏が行っている。パワフェスをクリアすればサクセス最終戦の実況で熱盛を選ぶことも可能。
このモードだけ試合設定が保存できず(メインメニューの試合設定も無視される)、自分好みの設定でプレイしたい人にはめんどくさい。トライアンドエラーの多いこのモードでなぜそれをやったし。
連動作として2016年4月28日に基本無料課金ありの「サクセススペシャル」が配信。ぶっちゃけアプリ版の使いまわし2016同様PS4・PS3・PS Vitaで遊ぶことができ、このモードでしか出てこない限定キャラがいるほか、2016に選手を送って選手として使うことが可能。配信前限定でアイテムが多数用意された「お得スタートセット」(3000円)を用意している。
作成した選手はアップロードして他のプレイヤーに使ってもらうことが可能。ダウンロードされるとゲーム内通貨「パワポイント」がもらえる。パワポイントは各モードで遊んでいると貯まり、他の人の選手のダウンロードをするためにも必要となるほか、各モードで役立つアイテムの購入にも使える。
阿畑のイベントで行っていたオリジナル変化球の作成を細かく行うことができる。作った変化球はサクセスやパワフェスで育成している選手に持たせることが可能。ただしコストの概念があるため、初めから好き勝手作れない模様。
山本昌よろしく30年プレイが可能になり、選手名鑑・ドラフト会議でオリジナル選手の参加が復活したほか、野球殿堂入り・ドラフト指名選手数増加に加え、二刀流選手のベストオーダー、その年の大会などで活躍した注目ドラフト選手、初期設定項目にケガ・ノリノリ・スランプの確率、ドラフトルール(日本式の指名抽選+ウェーバー方式(下位順・下位上位順)・完全ウェーバー方式)、記録に投手のQS・HQS率などが追加。
山本昌よろしく30年プレイに加え、アレンジ球団を入れることが可能になり(オリジナル球団不可・2リーグ制かつ1リーグ6チーム維持・同一チーム不可)、登板ペース(歴代最速の中3日も)打順希望や二刀流挑戦、背番号の能動的変更の要望が可能に。試合別・コース別記録や対選手記録、試合の打撃結果などセイバーメトリクス好きにもってこいの情報も搭載。ペナントの選手名鑑・野球殿堂入りシステムはこのモードでも採用されている。2012からの使い回し続きだった彼女候補もやっと一新された。また本作のマイライフは唯一サクセスの選手兼彼女候補と結婚が可能である。対象は佐奈、瑠菜の2名。
他の選手との交流に関する要素も多くなり、オールスター・表彰式などで選手と出会って交流、引退選手の道具の譲り受けなどが発生。球界の選手をライバルとみなすこともできるようになった。マイライフスレでゲーム内首脳陣が無能扱いされる格好のネタになっていた強力な新加入選手ミゲル・国分とのレギュラー争いも1軍監督の評価次第で回避できる。
過去の栄冠ナインにあった「その年の野球部のチーム保存」が可能に。OB戦や贔屓のチームと戦わせてみるのにも使えそうである。ペナント参戦も可能。
アレンジチームを55チーム保存可能に(56番目の枠はサクセススペシャル用)。とうとうアレンジ16チームによるペナントも可能になった。
ゲーム中の様々な場面でBGMを割り当てられるようになった。あらかじめ2016デフォルト以外にもいくつかの過去作BGMがある他、DLCでも購入可能。用意されているのは、過去パワプロBGM、球団応援歌、応援のブラスバンド。全曲買おうとするとそこそこ値が張るためピンポイントでの購入も検討したいところだが、セット販売も用意されており単品で買うよりも安くなっているのが悩ましい。サクセスやマイライフは通常進行曲が通年で1曲しか設定できないため、過去の各季節曲が使いにくいのは秘密
また、守備時の動作にも修正がかけられており、例えば走っている方向と逆方向にキーを入れると「減速→停止→向きを変えて走り出す」と目に見えるレベルでの動作ラグが発生する。リアルではあるがプレイストレスは...過去作のようなプレイをすると何でもないフライですらまともに取れないので要注意。
サクセスは7年ぶりの社会人編。といっても社会人だけでなく独立リーグ編・草野球編の3つの環境によるサクセスになっている。継承選手は2013・2014のようなイベントデッキならぬ継承選手デッキを使って用意する。5人入れられるが、LIVE選手は3人まで。今作でももちろんサクサクセスもあり。
本作には能力を上げるための経験点が下がる(上がる)センス○(センス×)は存在せず、センスが数値化されており、数値が高いほど必要経験点が下がるという方式になっている。主人公が高校・大学ともスカウトの目にかからなかった社会人・独立リーグ編ではセンスは低く、プロになれた草野球編では高めに設定されている。また、サクセスで彼女を作るとそのままマイライフで彼女を引き継ぐ事ができる点は変わらず。
どのシナリオでも練習した後は気分転換に街に出かけるようになる。遊ぶ・デートコマンドの代わり的なものであり、向かった施設によってイベントが起きる。サクセスの途中から町の施設に管理用のバイトを置いて施設を育てることができるようになり、施設レベルを上げることで経験点上昇・ケガ率低下・体力回復増加など選手育成により役立つ。
なお街の中にはとんでもない物が混ざっている。具体的に言うとほぼ全ての特能とアイテムを任意で1週ごとに手に入れられるようになるもの。無論プレイヤーならこれがどれくらいヤバいかは察せるだろう。
シリーズ恒例のパワフル系。パワフルスポーツが業績悪化により会社の野球チームを解散させようとするため、なんとか阻止するのが目的。解散撤回のためにはチーム評価を上げ最後の大会優勝が必要になるが、選手登録には必須ではないのでご安心(?)を。初期能力は『2014』より少し低め。
主人公も会社員のため毎月給料が入ってくるが、そのお金でショップで育成に役立つアイテムを買うことが可能。ショップが使えるのは社会人編のみで、汎用性のある消耗品のパワドリンク(体力回復)・ビルドパワリン(最大体力増加)・アロマグッズ(やる気上昇)は購入不可。さらに係長→課長→部長と役職が上がると収入も増え、課長以上ならバイト配置の権限を使って施設育成ができる。イラッと来る社長とのイベントをこなして最低でも係長にはなっておきたい。
ちなみにある彼女と親密になれば、色々とすっ飛ばして一気に部長になれる。
かなり楽になるので一度試してみてはいかが。
独立リーグのチーム「アマゾネス」の女性投手、十六夜瑠菜に結婚を申し込む主人公。彼女が出した条件は「1年以内にプロ野球選手になること」であった。
彼女との結婚目指して野球に励む主人公だったのだが、このモードでの初期ステータスは最低値+赤能力多数という前代未聞の低パラメータ。諦めさせるための方便だったとしか思えん。しかし、これまでのサクセスでは限界があった「好きな赤能力をたくさんつけた超個性的な選手の作成」には使えるシナリオである。ちなみにこのシナリオでしか瑠菜を彼女にできない。彼女にするとマイライフで本当に結婚までできるのだが、とんでもない条件をまたまた突き付けてくる。
このモードでの施設育成の特徴として街の空き店舗から収益を上げてチームの運営資金にしてしまうことができる。主人公はチームの資金管理を任されており、チーム人気に応じて資金が手に入ってそれで施設レベルを上げられるのだが(施設レベルに応じてレベル上げのため支出も増える)、店にバイトを置いて収入増加を図ることで育成のための施設のレベル上げをより効率的に行うことができる。高レベル施設の補正がかかれば終盤の練習効率は他のシナリオに大きく差がついているだろう。
そう、発売当初は「好きな赤能力をたくさんつけた超個性的な選手の作成」用と敬遠されていた。
しかし上記のように施設補正をかけやすく、またあるキャラが練習Lv向上アイテムをよくプレゼントしてくれ、
そして体力&好感度管理が面倒なものの十六夜瑠菜との特別練習によりポンポンと特殊能力をもらえる。
中盤までは能力を並に戻すのに苦労するが、そこからは他とは一線を画した効率だけを得ることができる。
一度型にはまると特殊能力盛り沢山のオールA以上が作成可能と判明したが、後にアップデートで弱体化された。
かつて事件で体を痛めて引退した元プロ野球選手が復帰を目指すべく草野球で奮闘。失格選手ではないようである。「草野球大会を開いてプロ復帰への足掛かりにしよう」と語る協力者だが、なんだか胡散臭いところが……
独立リーグ編とはうって変わって初期能力は元プロだけあって『2014』の初期能力並みに高く、センスも高い。そのうえ貯めていた契約金1500万円を持ってスタートと歴代サクセストップクラスに金持ちな主人公。しかし、一番お金のやりくりが大変なシナリオであり、復帰のための練習場をはじめとした各施設で多額の資金が必要になり(ペナルティ付きの値切りありだが値切らないと資金がすぐに尽きる為値切る事はほぼ必須である)、収入が限られているため途中で資金が尽きてバイト代を出せず施設レベルを上げてくれないことも(施設が少ないのでこのシナリオではバイトは厳選した方がよさそうである)。
初期は矢部しか練習相手がおらず、自チーム結成のために選手を集めなければならない(期限である2年目の7月1週が来ても集められなければゲームオーバー)。そのため定期的に草野球の助っ人としてチームに参加する。『12』のミゾットスポーツのようにミッション成功で(なぜか)お金がもらえる上に、試合終了後にスカウトをして契約金を払って自チームの選手にすることができる。ただし、成功するかはスカウト対象選手の強さや、事前のミッションクリア、そしてこのシナリオ専用パラメータ「カリスマ」の高さによる。イベントでちまちまカリスマを上げていくことも重要になる。
このシナリオにおいて大切なのはお金の管理、そして継承選手である。
他のシナリオに比べてお金を稼ぐ手段に乏しいため、バイトや施設は厳選せねばならず、またイベントでもよく出費がある。
更には上記のよう他のチームからスカウトする時にもお金が必要になるのだが、能力の高い選手は契約金も高い。
そこで役に立つのがマップでランダムで出会う継承選手。
マップで出会った継承選手は契約金を必要とせず、更には基本的には即戦力であり、コツも教えてくれる。
ただし草野球の助っ人として出場していることもあるため注意。
LIVE選手や自分が作った選手をポジションが被らないよう、うまく盛り込もう。
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掲示板
305 ななしのよっしん
2017/09/26(火) 18:06:15 ID: gfrNHgGEj1
パワプロ2016は球種の格差が激しくなったな
シンカー系とシュート系を強化してドロカ、爆速、眉村ジャイロ、ロゼルージュをよわくしてほしい
306 ななしのよっしん
2018/05/19(土) 23:54:53 ID: K43dC2iIti
未だに2016データのパワフェスでレベルカンストをしてるけど
一回でも中断セーブすると最終戦で試合開始時にストップするのが痛い。
うっかりセーブすると全てがパーでんねん…。
307 ななしのよっしん
2020/03/16(月) 01:57:42 ID: XbytQI9owT
この作品で久々に再登場した外藤侠二だが
思えばパワポケ14で久々に再登場した時にパワポケシリーズが終わったから
ジンクスで2016もパワプロシリーズ最終作になるんじゃないかと心配してた
急上昇ワード改
最終更新:2024/04/25(木) 14:00
最終更新:2024/04/25(木) 14:00
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