あらやだ
「家政婦は見た!」は市原悦子主演のテレビドラマシリーズである。
石崎秋子に扮する市原悦子が家政婦として派遣された先でスキャンダルを見つけては壁に隠れながら顔を半分くらい出して「あらやだ」とつぶやく(様式美)。
その後家族全員が集まったところに申し訳程度の北斗有情破顔拳(テーレッテー)を発動し去っていく。
これが毎回のあらすじである。
原作は松本清張の「熱い空気」である。これがテレビドラマ化されると受けが良かったため(これがシリーズ1作目)、続編を作ろうとしたが松本に断られる。
そこでテレビ用にオリジナル脚本を用意し制作が続けられ、「土曜ワイド劇場」を代表する名シリーズとなった。
1作目「焦げた」では主人公の名前が河野信子、所属する紹介所も「協栄家政婦紹介所」となっている。
しかも家庭内の問題を観察するだけに飽きたらず、勤め先の家族を唆して家庭を破壊するという悪女っぷりであった。
2作目からは「大沢家政婦紹介所の石崎秋子」が主人公になり、その当時の時事を絡めたストーリーが展開された。
バブル期の株取引・ふるさと創生資金・君島家騒動・ライブドア事件などがモデルになったと思われる回もあり、1983年の「焦げた」から数えて25作が放送された。
2008年に一度完結したシリーズだったが、2014年に米倉涼子主演での新作が制作・放送された。
新シリーズでの主人公は沢口信子。
結婚していたが「いくらなんでも美しすぎるので、外では何人もの男をそそのかしているのではないのか」と疑り深くなった夫に離縁された。元夫、ちょっとこっち来い。
その経験からか、家政婦としての派遣先ではおかっぱウィッグに丸ブチメガネ、そばかすメイクというわざとブサイクな格好をして仕事をしている。
紹介所の名称が「協栄家政婦協会」であるなど、設定は原作の「熱い空気」に近づけてある。
その他ストーリーや主人公の言動などに、市原悦子版よりドス黒い部分が見える(石崎秋子さんも庶民的なようでいて結構図々しくはあるが)。
2014年版ドラマの視聴率が17.4%(関東地区)と好調だったのもあり、2015年に第2作が制作・放送された。
・1997年秋クールには連続ドラマでの展開もあった。こちらは紹介所がマンションの一室など設定が少々違う。
・2010年には日立製作所とのコラボで「家政婦は見た!Woooも見た!」という、デジタルテレビ販促のためのネットコンテンツも制作・公開された。
・市原悦子版では、派遣先に踏み入りすぎた報いともとれる「怪我をする」シーンが終盤に発生する。大抵は大損をした家政婦仲間にもみくちゃにされて足を怪我するものだが、回によっては「弁当で集団食中毒」「地上げに失敗した不動産屋が、重機に乗って紹介所の建物に突っ込む」など派手なものもあった。
・テレビ朝日の「土曜ワイド劇場」で放送されたシリーズとしては、唯一「殺人事件」が盛り込まれていない。他局の2時間ドラマとくらべても珍しいケースであり、米倉涼子版でもこのスタンスは崩れていない(ただし殺人ではない身内の事故死などを回想するシーンは何回かある)。
あらやだ
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最終更新:2025/04/18(金) 08:00
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