対位法(Counterpoint)とは、作曲・編曲の際に役立つ基本的な手法・理論のひとつである。
ここでは専門的な説明を避け、簡単に紹介する。より詳細な説明はWikipedia等を参照することを勧める。
対位法は、複数の旋律を互いに美しく響かせたいときに用いられる。ポイントはメロディも裏メロも単体で聞いたときに旋律として成立していることである。
習得すると、メロディに対して不協和音にならないように裏メロを付けていくことが容易になる。さらに習熟すると、メロディをより美しく聴かせるためには裏メロの流れがどうあるべきなのかが分かってくる。音大等では半期から通年の授業科目になっていることもある。
組み合わせる旋律の数によって、2声対位法、3声対位法・・・と頭の数字が変わる。しかし基本は2声であり、2声対位法をきっちりマスターしていれば3声以上にもそれなりに対応できる。ちなみに4声くらいを扱えると、弦楽四重奏や混声合唱用の本格的な曲をかなりまともに書けるようになる。
前述の通り、対位法でつけた旋律は主旋律も副旋律も単体で旋律として成立する。
このことを利用して、対位法で作った複数のメロディを使って別の曲を作り、同時に演奏したときに1つの曲として成立するような曲を書くこともできる。
映像作品の主題歌や挿入歌、キャラクターソングなどで、対になる二者を象徴するように使われることが多い。
例えば、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』では、2つの対立する戦隊を象徴するために、それぞれの戦隊のテーマとして『ルパンレンジャー、ダイヤルを回せ』と『Chase You Up! パトレンジャー』の2曲を作曲した。両者を同時に演奏することで、OPテーマ『ルパンレンジャーVSパトレンジャー』になるという仕掛けになっている。このような仕掛けは、「ルパンレンジャー」のメロディと「パトレンジャー」のメロディを対位法によって対になるように作曲することで実現している。
以下、対位法によって対になるようにメロディが作曲された劇中歌の例を記す。
多くの曲は種明かしとして同時演奏バージョンも発表されている。ただし、オケまで同時演奏すると音が濁ってしまうため、多くの場合オケは新規にアレンジされている。
対位法タグがついている動画の内、特に対位法の効果が分かりやすい作品。
掲示板
1 ななしのよっしん
2010/05/30(日) 15:55:24 ID: XyQiNE6uX9
自分で勉強しようと思ってるんだけど、
オススメの本ってありますかね?
(一応↑の市場にある長谷川 良夫さんの本を
薦められたので考えてます)
2 ななしのよっしん
2015/09/28(月) 12:38:43 ID: BBbQeKAVEc
自分で勉強するようなもんじゃない
音大入学とまでは言わないが大学で作曲教えてるような先生に師事したほうがいい
対位法の前段階を数十年勉強してから本論に入ると思うが
3 ななしのよっしん
2018/05/01(火) 00:13:30 ID: CAuG5JZHuQ
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最終更新:2024/10/09(水) 16:00
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