対象aとは、フランスの精神分析家・哲学者である『ジャック・ラカン』が提唱した、「欲望の原因としての対象」の概念を意味する言葉である。
※ 同名の楽曲については『対象a(anNina)』を参照してください。
他人の中に埋め込まれ、私にとって非人間的で疎遠で、鏡に映りそうで映らず、それでいて確実に私の一部で、私が私を人間だと規定するに際して、私が根拠としてそこにしがみついているようなもの、これをラカンの用語で「対象a」と言う。対象aの代表格は、乳房、糞便、声、まなざしの四つ組である。
深く知りたい場合は、はてなキーワードやこちら
を参照してみてください。
また、Wikipediaなどで『ジャック・ラカン』を調べてみるのも良いでしょう。
つまりは
求めるもの(=欲望の対象)は、自分の記憶や経験に裏付けられているだけの既に存在しないもので、決して満たされることはないが、自分は常にそれを求め、そこにあるものだと認識しているもの。それは物理的なものかもしれないが、経験や記憶によって付加されている要素があるため、(物理学的な解釈での)現実に存在するものと一致するわけではない。
といったところだろうか。
※ もっと良い解釈があるかもしれないので、参考程度に捉えて欲しい。完璧な解釈は出来ないとも考えられるが…
非常に難解でイメージしづらい概念であるため、専門家でないと理解は出来ないと思われる。なんとなくでいいだろう。
正直、編集者もよくは分かっていない。申し訳ないが、分かる人居たら修正・補足してください。
掲示板
47 sage
2020/05/09(土) 17:16:14 ID: o1ftf/QCIK
他者の中に(夢)見る、本来自分を構成する(現在の自分からは欠けている)モノ=対象a
自分が"見て"いるだけなので、実際には存在していないかもしれない
しかし自分を成り立たせているモノなので欲せずにはいられない
しかし実在しない為に手に入らず、永遠に求め続けることもある
こんな感じかな?
48 ななしのよっしん
2021/02/15(月) 13:12:02 ID: WPTElBuUZ1
一番シンプルに考えた場合、
「私は○○が欲しい」
という文だと、「私」と「○○」というシニフィアンにそれぞれシニフィエがある、と想定される訳じゃん
それを$とaと書く
よくよく考えると、「言語」というシステムは外部に指示対象を持たない。同義循環する辞書が頭の中に収まってるだけみたいな
「言語」と言っちゃうと語弊があるけど、知覚のイメージとかも広い意味でシニフィアンの側に含めれば、そういう考え方は成立するでしょ
が、その考え方だけで生きていくのは困難というか、自己完結してるシステムだけあってもお役立ち度はゼロだ
そこで、なにかしてる主体と、そいつが関わっている客体があって、それぞれ特別なシニフィエがなんかあるんだろう、という設定をする
というか、そうやって我々は生きているらしい
だから、主人の言説と幻想の式って同じじゃん。主人の言説の下半分が幻想で、「なんかあるんだろう」と想定されたシニフィエってことね
欲望のグラフでS(/A)にぶつかった瞬間に幻想の式が生えてくる理由も、これ
(省略しています。全て読むにはこのリンクをクリック!)
49 ななしのよっしん
2021/08/03(火) 22:17:43 ID: XKF45B25nG
>>27
7年前の書き込みにレスするのも今更感あるけど
なるほどオーズ見てたからすごく分かりやすい
結果的に10枚目の代わりというか本当に満たされるもの見つけられたのアンクだけだったの
今思うとすごい深い話だったんだな
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最終更新:2023/06/05(月) 15:00
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